『見張る』と『見守る』

指導中は我慢の連続です。
稽古で新たな取り組みを行なったり、初心者が防具をつけ始めた頃などは、中々上手くできない事が多いです。

そんな時に最初からうまくやらせようとして『ああしなさい』『こうしなさい』『そんなことしたらだめ!』『言う通りにしなさい!』『何回言ったらわかるんだ!』と言いたくなる場面がありますが、時には直ぐに叱ったり、細かく注意したりせずに、我慢強く「見守る事」や、時には「見てないふりをする」事も大切だと考えています。

指導者や親の役目は、子どもを「見張り」失敗させないように、挫折しないようにすることではなく、あれこれ言わずにどんどん挑戦し失敗させてあげて、少しずつヒントを出し前に進ませ、失敗や挫折をしても自分を信じ、また挑戦しようという心を育て、立ち直れるように導いていく事だと考えています。

「失敗や挫折をしてもいい、この子達ならきっと次に進める」と信じて、これからも見守り続けたいと思います。

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