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頭のなかの母|悲しみ消化記録2

最近、自分の頭の中に浮かんでくる
想像上の母の言葉にちょっと苦しんでいます、、
それは、編み物を始めてみたことで現れました。

こちらは「ガーター編み」というそう。
編み物初心者かつ裁縫系が苦手な私ではガタガタ編みに・・・。


母は洋服、父は繊細な作業なんでも得意だったので
頭の中に、母の
「ほら、もっとこうしないと」
「お父さんみたいに、全部同じ間隔になるように縫わないと」

と、過去に言われたことのある言葉が聞こえてきてしまうのです。
聞こえてくるんじゃなくて、自分で自分にそう言い放ってしまってるんだな。


自分のなかの、嫌な記憶。
確か小学校高学年の頃だった。
好きな男の子に、マフラーを編みたくて初めて挑戦した編み物。

意気揚々と新しく挑戦してみたのに、
編み物を始めることにワクワクしてたのに、
小うるさく否定されて、悲しかった。落ち込んで、やる気が削がれてしまった。
結局途中で挫折した。自分にまた1つ出来ないことが増えてしまったと感じた。


いま自分が親の立場になって
いくつか育児書読んだりしてみたからかいろいろ思った、、

まだ小学生だよ!?
しかも初めてやるんだよ!?
いくら的確なアドバイスをもらったとしても
いきなり経験豊富で得意な人くらい上手にできるわけないだろうがい!
と。笑

けどきっと、慣れてる人から見たらもどかしかったんだろうし
つい自分の子供に、口出ししたくなっちゃったんだろうな。
「こうやるとやりやすいよ。綺麗になるよ」って。
親なりに応援してくれてて、私のためだと思って言っていたんだろう。


でも
当時の私は、すごく苦しかったんだ。
自己肯定感が下がった。落ち込んだ。
それが、私にとっては、紛れもない事実。


「もう〜そんなことで泣かないの!」と、
また過去に言われたことのある言葉で、頭の母が責めてくる。
でも私は本当に、嫌だったんだもん。

このことを、今の私が、心から「自分は何も悪くないよー」と思って
過去の私に寄り添うことだってできる。
だったら寄り添おう。
そうして何度も自分を支えていくうちに
嫌な母の言葉が聞こえなくなるのかな?
聞こえなくなるといいな。

今は求められる技量に縛られず、自分のペースで編めている。
初心者キットを買ったのだけど
いきなり「指でかける作り目を25目つくります」って書いてあって、
編み方もなんにも記憶にない私は
「何言ってんの?」と思った(笑)

分からないから、自分で0から調べまくって。
いくつものネットの記事を見たり、YouTubeで動画を見たりした。
何種類か手の動かし方があって、
全部一通り自分でもやってみて、自分にあったやり方を自分のペースで探して。
すごく楽しい。


よし。これを書いたことで、また一つ自分の中で
何かの区切りがついた気がする。
親離れの区切りなのか、なんなのか。
少し気持ちが晴れやかになった。
こうやってこれからも、自分のことを大事にしていこう。

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