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恋人がHSS型HSPだったらどうするのが正解?

先日、HSS型HSPの動画に対するコメントで、恋人への接し方のご質問をいただきました。

このコメントをいただいたのはこの動画 ↓


【コメントを読んでの直感】
・くのいちも気分屋って言われまくってきた人生だったな
・揉めることがないということは、お互いに精神的に安定しているのかな
・もっと上手に付き合う方法・・・あります!!

ということで、今回はパートナーがHSS型HSPっぽいという方に向けて、お話しをしていきます。この動画を観ることで、パートナーにイライラすることが劇的に減ります。

このコメント、わたくしの夫に読んでいただきましたら、首がもげそうなくらい頷いていました。HSS型HSPさん、自他ともに認める気分屋ですよね。

HSS型HSPさん自身がどうしたら生きやすくなるかの対処法はたくさん出回っているのですが、「もしも自分の身内や友達がそうだったら」という対処法は情報が少ないんですよね。

ということで、7年間精神科で作業療法士として働いてきて、今は現役カウンセラーとして独立しているくのいちの視点からみて、HSS型HSPの恋人への接し方を紹介していきます。

今日ご紹介することは、HSPに限らず、人間関係を円滑にしていく上でも非常に役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。



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HSPとは

HSPとは、Highly Sensitive Personの頭文字を取った言葉です。

人口の15~20%(5人に1人)がHSPです。

HSPはごく個人的な感覚入力でも、過剰に刺激を受けます。
行動する前に経験を主観的に処理し、
些細なことに誰よりも早く気がつきます。

とても想像的、直観的、共感的、誠実な面があります。

HSPは病気ではなく、生まれ持った性格気質のことです。

HSPは病気ではないので、精神科に行っても
「あなたはHSPですね」と診断をつけられることはありません。

国際疾病分類の中にも、精神疾患の統計・診断マニュアルにも、
HSPの記載はありません。


HSS型HSPとは

HSPは五感が鋭く、人の仕草や行動に敏感に反応し、
共感能力が高いです。外界からの影響を受けやすいため、
非常に疲れやすいという特徴を持っています。

では、HSPは皆、刺激を受けないように
じっとしていれば良いのかと言うと、
そう簡単な話ではありません。

HSPの中には、HSS型HSP(刺激追求型HSP)
と言う型があります。

HSPのうち、3割はこのHSS型HSPです。
人口で言うと、100人に6人くらい。結構多いですよね。

HSS型は、スリル、冒険、新しい経験、新しい場所、
新しい人、初めてのことが大好きです。

HSS型は何かに抑えつけられることを嫌う傾向が人一倍強いです。抑圧、制御、決めつけられることを嫌います。

また、HSS型の人は「退屈」を極端に嫌います

多くのHSS型の人が、退屈な状態を避けるためには労力を惜しみません。

また、面白いことに、刺激を追求する特性は加齢と共に減少していきますが、退屈感だけは一生同じくらい保ち続けます。


自分の恋人がHSS型HSPだったら

1.一人の時間を作らせる

これは内向型のHSPさんも、HSS型HSPさんもそうですが、一人になる時間を作ったほうがいいです。

HSS型HSPさんだと、恋人がいても旅行はひとりで行きたいと感じる人もいます(人によりますが)。パートナーも旅行好きの人なら良いのですが、相手がムリして自分に合わせていると察すると、楽しめなくなります。

HSPさん、察する能力が高いので、そういう気遣いはすぐ気づきます。

そして、ムリに合わせられるくらいなら、一人で行動したほうが楽しいんですね。別にパートナーのことが嫌いなわけではありません。ただ、自分が一人が好きだというだけです。

へぇ~、珍しい考え方だね

と思いますよね。100人に6人ですからね。少数派です。


2.本人がやりたいことはさせる

HSS型は人に抑圧されるのが大嫌いなので、本人がやりたいと言っていることは、それが無謀そうに見えても一回させてみてください。

飽き性ですし、刺激がなくなるとすぐにやめると思うので大丈夫です。とりあえずチャレンジする時は見守ってあげてください。

詐欺に遭いそうな時とか、致命傷になるくらいのダメージを負いそうな時だけ止めてくださいね。


3.HSS型HSPが恋愛に求めているものを知る

ここからはトレイシー・クーパーさんの「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」を参考にしてお話します。

私たちは、パートナーとして自分と類似性のある人を選ぶ傾向にあります。自分の一番近くにいる人が、恋人の最有力候補になりやすいという説もあります。

HSS型HSPが何を基準に恋人を選んでいるかというと、新しさを求める一方で、深い話ができて、自分をさらけ出せる相手です。新しいパートナーが一番刺激的に感じるけど、しっかりと愛を育みたいと感じているんですね。

でも、こんな相手、いるでしょうか。
出会った時から相手のことを全て理解している、出会った瞬間から相手のことが分かる人なんていませんよね。

ですから、HSS型HSPさんは、相手に愛されることを期待する前に、自分自身がひとりの人間として自立をしておかないといけません。

ここからはくのいちの意見です。相手から愛されることを期待する前に自立をしておかなければいけないのは、HSS型HSPさんだけに限った話ではありませんね。

恋愛は、自立している者同士が、ひとりでも人生を歩んでいけるけど、それでも一緒にいたほうが楽しいと感じるから一緒にいる状態が尊いのであって、どちらか片方が相手に依存していたり、共依存をしている状態は、果たして愛なのか疑問です。

恋愛がしたければ、まず一人で生きていく力をつけること。そうすれば、燃え上がるけどいつかは冷めてしまう愛ではなく、「育んでいく愛」になるのではないかと思います。

ですから、質問者さんへの回答に戻りますが、気分に合わせるのがしんどい時は、お互いひとりになること。自分は自分で、「しんどいと感じた」という自分の気持ちを大切にしてください。

まとめ

今日は、自分の恋人がHSS型HSPだったら、どう対応するのが正解?というお話をしてきました。

1.一人の時間を作らせる
2.本人がやりたいことはさせる
3.HSS型HSPが恋愛に求めているものを知る

あと、そんなに重要ではないのでサラッと流しますが、デートでは新しい場所に行くことでしょうか。刺激がなによりも好きです。新しい場所、新しい人との会話、大好きです。

ですからデートはぜひ、行ったことがない場所へ。

くのいちの旦那さんへ、ジョイ〇ルはもう飽きました。


HSPは生まれ持った特性ですから、特徴はありますが、私はAだからこう、Bだからこう、と決めつけるのは好きではありません。

100人中6人のHSS型HSPですが、それも一人ひとり違った人なので、相手のことが分かるまでじっくりコミュニケーションを取ってみてほしいなと思います。

それから、相手に合わせ過ぎる必要はありません。自分が自分を一番大事にしているほうが、適度に距離感もできて相手にとっても心地よいと思います。合わせているなっていうの、感じ取られていると思いますよ。

なのでパートナーがいる人は、お互いにまず自分のことを大切にして、心に余裕を作って、それからパートナーと過ごす時間を楽しんでくださいね。


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記事を読んでくださりありがとうございました。辛い思いをしている人が少しでも楽になりますように。