【ブラジル | キロンボ生活】洪水からの復興の2022年 | 01

画像1 2021年末、バイーア州中南部広範囲に及ぶ連日の集中豪雨により、大西洋熱帯雨林の真ん中に位置するキロンボ・テノンデー本部敷地内を流れる川が大氾濫、我が師匠メストレ・コブラマンサの居住していた自然建材で出来た家が水没してしまいました。2022年1月1日私が訪れた時にもまだ泥水の跡がごっそり残っていました。水没した家の残骸にぶら下がる「優しさ、喜び、慈しみが無い成功は破壊的な力である」と描かれた看板はそのまま残ったものの…
画像2 家の中の壁に描かれた木の絵も、根っこの部分が本物の土に埋もれてしまいました。
画像3 バイオ建築で15年以上かけて、様々な人たちの手によって建てられた家でした。
画像4 養殖していた魚も洪水に巻き込まれて逃げてしまいました。
画像5 水没してしまった家の前で、それでも元気そうなメストレ。もともとリオのスラム街ファヴェーラで半ストリートキッズだったメストレ。そこから半世紀近くかけてカポエイラで世界中に名を馳せ、全てを築いて来ただけありタフなポジティブさが違う。
画像6 寝る前にトイレに行くと便器の蓋の裏側に色鮮やかなカエル。おもちゃかと思って触りそうになった。こういう子はさすがにサルヴァドールの支部には現れたことはありません。
画像7 もともとサルヴァドール在住の著名な日本人写真家おーすけさんのワンちゃんだった。キロンボ・テノンデーが熱帯雨林の中に引っ越して来てしばらくしてからずっと居るよりいる老犬タラちゃん。10月に虹の橋を渡りました。
画像8 熱帯雨林の真ん中からおよそ5時間かけてサルヴァドール支部に戻ってきました。放置栽培のパッションフルーツが突如豊作に。
画像9 こちらも放置栽培の豊作ミニトマト。
画像10 その数日後には我が師匠たちコブラマンサ(左)とヴァウミー(右)がサルヴァドール支部に鉢合わせることに。二人のメストレたちの貴重な集合写真!洪水被害に遭ったキロンボ本部周辺集落は、12月末の冠水により交通の手段が絶たれたままの家族もあり、サルヴァドール在住のヴァウミー師匠が「Cesta Básica」と呼ばれる日常食品セット(お米、豆、パスタ、コーヒー、砂糖などなどの詰め合わせ)を10個ほど寄付していました。

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