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と称して8月からキロンボ敷地内や海辺に降りる時は基本、素足を徹底してみていました。これでおよそ3ヶ月目。足裏の皮層が硬くなった以外に何かしらの変化はあったのか‥‥

犬たちは子犬の時はふちゃふちゃの肉球ですが、大人になるにつれて肉球にかかる体重が大きくなって行き、草や土や砂の地面を踏み締めて硬くなっていきます。

41歳の更年期に入ってからブラジルに移住、それ以降靴下をあまり穿かない生活を送っているせいもあり、足の角質が徐々に硬くなり角質ケア的なものもしてみてもなかなか若い時のように元には戻りませんでした。

しかし、犬たちの肉球を触りながらふと人間の足裏もこのくらいになっても平気なんじゃないか、というか更年期にもなって若年時のようなつるつるの足裏なんかむしろ不自然じゃ無いかと思い始め、そういえばうちの師匠もいつも素足であるな、と。

常夏に近いバイーアの気候だからこそできることです。後先考えず柔らかい足裏よさようなら、と素足生活を試し始めました。危険物が落ちていそうなところはなるべく避けるようにしてとりあえず怪我することもくおよそ3ヶ月が過ぎた結果、気づいたこと主に3点。

  1. 裸足で自然の中に入って行くこと対する怖さが薄れた。

  2. 家の家の中やコンクリの固い地面は歩きづらい。

  3. 草、土や砂の上がいちばん歩きやすい。

なるべく自然に近い生活や、加工食品も食べないようにしたいなあと気を遣って来たわりに、裸足で自然の中に入って行くことに抵抗があることを克服したかったことが実は一番の理由でした。そういう意味で言えばその目的はある程度達成されたと思います。

そして畳や木でできた日本家屋の床と違い、冷んやりしたタイル張りがメインのブラジルの屋内は床が硬くて足は嫌がっていた感じがあります。コンクリなどはもっての他。浜辺の岩場もトゲトゲしていて痛いけれどツボ刺激のようで慣れると気持ち良い。

そしていちばん足裏が喜んでいたのは草と土と砂の上。雨の日もコンクリは苔が生えてヌルっと滑ったりしますが、濡れた泥や草は意外と普通に歩けたり。足裏も強くなったのと同時に、足を蟻に噛まれたりオーチガortiga(イラクサの一種)に触れてチクチクしても、耐性が出来てきた気もします。

足の裏から伝わってくる感覚から、自分が生物として生かさせてもらっている環境への繋がりをやっと見出し始められた気がしました。足の裏は素直なのがよく分かった足裏強化月間、差し当たってはこれからも続けて行くことにしています。

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