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ジュニアデザイナーが成長するために

こんにちは👋ツジと申します。
現在いくつかフリーランスで関わっている仕事がありますが、その一つに株式会社ルートのパートナーとしてプロジェクトに参加する他、社内へのナレッジ共有や若手デザイナーの育成などがあります。
その一環としてルート社の社内にいるジュニアデザイナーに向けて、デザイナーとして更に一歩前進するためにはどうすればよいのかを、これまでの自分を振り返りつつ整理しました。
折角の機会ですので、同じように悩んでいるジュニアデザイナーの方々の参考になればと思いnoteを公開します。


1. まずは基本の考え方、デザインの基礎をしっかり知ること

どんな分野にも言える当たり前の話ですが、日々学習し継続して成長し続けるためにはそれを受け入れる土台が無いといけません。デザイナーを志す方あるいは、デザイナーになったばかりの方にしばしば見られることですが、自身の成長を急ぐばかり、SNSに流れてくる断片的な情報だけを受け取ったり、安易に他者と比較して表層の差分だけを見て学んだ気になり、学習をショートカットしようとします。

それではユーザー価値の届け方やプロダクトを作り続けるプロセスを体系的に知ることができず部分的な発展だけにとどまり、成長が鈍化してしまいます。

今一度、自分が体系的に考えることができているか、捉えられているかを振り返って見てください。自分が今理解できていること、まだ理解が浅いところなどを確認する為には、この本を読んでみると良さそうです。足りないところがわかったら、そこを補う学習をしましょう。

2. 打席に立つ回数を増やし、様々な状況に対応できるトレーニングを積む

基礎知識を入れたら次は磨く段階。本を読んだり誰かと話すなどのインプットだけをしていては、学習したものがちゃんと活かせるのか様々な環境に対応できるのかわかりません。とにかく打席に立ちまくりアウトプットの回数を増やしまくることが大事だと考えています。
実践を積むと、自分の弱いところが見えたり多くの壁にぶつかると思います。

アウトプットしまくろう

アウトプットの増やし方は、今色々あります。自分でテーマを考えて手を動かしてみるもよし、副業を始めてみるでも、関わっている事業をより良くするにはどうすればよいか想像を膨らまし、プロトタイプを作ってみることも有効です。

🤝フィードバックを定期的に貰えるデザイナーを見つける

一人で黙々とアウトプットをし続けていても、それが良いか悪いかの判断は自分のこれまでの経験や知識の範囲だけに留まります。定期的に他のデザイナーからフィードバックを貰いましょう。
先輩デザイナーを見つけるでも良いし、同じレベルの仲間のデザイナーから意見をもらうことでもいいと思います。自分が見えていなかった視点や、新しい気づきが増え視野が広くなります。
1回や2回のフィードバックではなく、日々継続してフィードバックを貰うことで学習と改善を反芻しスキルへと定着していきます。

🔥状況に応じて基本を崩したり、アレンジできるようにする

基本のプロセスはとても大事ですが、プロジェクトやチームの動きに合わせてプロセスをスキップしたりアレンジすることも大切です。

課題がふわっとしている状況であれば、頭の中のイメージを取り急ぎプロトタイプに落とし込み、可視化して、議論できる状態にすることや、長くやりとりしているエンジニアとのコミュニケーションであれば、最低限のUIデザインだけ作成し、緻密な仕様を書き込む手間を省くなどです。
他にもクライアントワークであれば提案するべき情報を絞って論点をわかりやすくし、限られた時間を有効に使ったり、相手から聞かれそうな質問を予測し、事前に準備しておくことなども臨機応変に対応する力としては大事な要素になります。

このように状況に応じて、どこをスキップ・アレンジするべきかを見極められるようになることも大きなステップアップです。打席に立ち続け、フィードバックを貰い、勘所を身に付けましょう。

3. デザインの外へ滲み出す

ステップアップするためには、デザインだけでなく知識の幅を広げることも大切です。
昨今、エンジニアリングやデータ分析、経営などデザイナーが求められる領域は広がって来ていますが、個人的なおすすめは実践を繰り返し続けることで、壁にぶち当たったり必要な状況になったら学習することです。

今関わっているプロダクトの環境下で、マークアップの知識やCSSフレームワークの知識がないと上手くUI設計ができないとなれば、そこで初めて自分でホームページを作ってみたり調べながら学習すればいいと思います。
自分の興味でどんどん学習することはもちろん推奨ですが、学習したものがどう活かせるのかイメージを持てないままインプットをし続け、自分のスキルに昇華できない事例を何人か見てきました。自分の学習方法を知った上で、またアレンジしてみるのがいいと思います。

4. さいごに

ここまで書いてきたことは、私自身がこれまで意識したり試してきたことでもあります。学習方法は人によって適したものがあると思うので、参考程度に自分だけの学びの方法を見つけてください。リードデザイナーやシニアデザイナーの方は、ぜひ感想をお待ちしています。

最後に簡単にですが、ジュニアデザイナーがステップアップするための心得的なものを書いておきます。

・学習に急がない。わからないことはちゃんと理解してから次に進もう。
・他人の意見をしっかり聞くこと。視野を広げよう。
・周囲を巻き込もう。1人よりチームの力の方が強い
・型やテンプレートの丸暗記は厳禁。成り立ちや背景をしっかり知ろう。どうして?と考える癖を付けること。
・日々色々なものを観察しよう。世の中はヒントに溢れている。
・トレーニングを怠らないこと。筋トレ大事。


今回の記事を書くきっかけにもなったルート社でも、例に倣ってデザイナーを募集しています。興味ある方は以下から応募をお願いします。

私個人でも、フリーランスとしてのお仕事のご相談やご依頼は募集しています。DMなどいただければご対応致します。


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