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2024/2/12~2/16の米国株投資の振り返り

*基本無料。最後の個別銘柄のポジションの項目のみペイウォールあり。

2024/2/12~2/16の振り返り

先週発表された1月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)のデータが米国株式市場に影響を与えた1週間でした。週を通してS&P500は-0.42%、Nasdaqは-1.34%下落し、両指数ともに6週ぶりに週足でマイナスとなりました。

2月13日に発表されたCPIは前年同月比で3.1%上昇し、市場予想の2.9%を上回る結果でした。(主に住居費の上昇によるもので、前月の3.4%からは鈍化している。)
インフレのくすぶりを示唆するデータから、早期の利下げ観測が改めて後退し、米国債利回りは上昇し、S&P500・ナスダックともに下落に転じました。
しかし、14日・15日と再度S&P500・ナスダックはともに上昇し、強い経済と堅調な企業業績を背景としたソフトランディングを織り込みつつあるように感じられました。
16日に発表された1月のPPIは前月比で0.3%上昇し、市場予想の0.1%を上回ったため、CPI発表に対する反応と同様に米国株式市場は下落しました。

最後に年初来の各指数のリターンを確認しておきましょう。
グラフはNasdaq100(QQQ)、S&P500(VOO)および全世界株式(VT)の3つのETFについての年初来の株価推移になります。

指数ETFの年初来推移

2023年末を100とした場合の2024年2月16日での各指数の値は:
①QQQ:107.0
②VOO:105.8
④VT:103.9
となっています。
米国株市場が強く、全世界株式をアウトパフォームしている状況に変わりはありません。
全世界株式であっても米国株式の下落局面では同じように下落していることも分かりますね。

先週の運用成績

先週の運用成績
評価額 103,371,198円
前週比 +1,215,535円(+1.2%)
年初来 +8,664,443円(+9.1%)

ポートフォリオ
米国株 100% (VTI 38%,個別株62%)

先週から方針は変わらず、フルインベストメントを継続しています。
個別株でAI関連・半導体銘柄を持っている中でQQQMを持つ意味があまりないと判断したため、CPI発表後の下落局面でQQQMを売却し、VTIと個別株を買い増しました。
CPI、PPIが予想より上振れしたことで米国株市場全体は変動はありましたが、運用額は+1.2%と着々と増加し、引き続き1億円を割ることなく経過しています。
個別株の比率は60%前後まで高まっており、積極的に指数を上回るパフォーマンスを目指しています。

今後の方針

今週は21日のNVDA決算発表・1月開催分のFOMC議事録公開が注目されます。

先週のレポートで「FRBの利下げタイミングへの見通しが米国株市場に与える影響は相当低くなっていると考えられます。」としていましたが、予想よりは株式市場の下落がありました。
ただし、13日の下落後にすぐ14日・15日と連続株価は上昇しており、深い調整には至りませんでした。

この値動きからも強い米国経済と堅調な企業業績を背景としたソフトランディングが織り込まれつつあるのではないかと考えています。
過去のソフトランディング時にはMultiple Expansion(PERの拡大)が起こり、米国株は力強い上昇を見せています。

このような背景を考慮すると、引き続き米国株式市場にフルインベストメントした状態で経過を見守りたいと思います。
個別株については決算をクリアしたものに限りホールドを継続し、指数を上回るパフォーマンスを追求していきます。

引き続きNISA枠ではVTIの投資信託を月30万円購入し、新規の資金投入はこちらにすべて当てています。(変更なし)

*実際の投資判断については自己責任でお願いします。

現在のETF・個別銘柄のポジション・損益状況

記録用です。めくりたい人はどうぞ。(コメントもつけています。)

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