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ロマンティック・サディスティック
歌詞
夢からさめた モザイク
ポツリと咲いた ペチュニア
ロマンティックに しばりあげて
顔を出した太陽に 近づくため
サディスティックな 息つぎだけじゃ
酸素がたりない だから
キスして
全身全霊 艶姿
満員御礼 かぞえうた
いい気になって 好きだと言って
いちなん去って 抱き締めあって
指の隙間から 覗いた
うめつくされる 墓穴
ロマンティックに 沈められて
土に還る白い月 行方知れず
Noël ~ノエル~
いちばん好きな星座を
恥ずかしそうに教えてくれたね
その
せつない物語が理由だって
幼い愛は迷路の中で
怯えることさえ知らずにいた
いつかは消えてしまう
思い出の一つ一つが
かけがえのないものになることが
こんなにも辛いなんて
空を埋め尽くすため息が
白く煙って漂うだけ
君のもとへとは届かない
ノエル
雪の花びらが舞うように
悲しみも溶けていくのかな
「聞こえる?」
小さな星が
キラキラ
【詩】 僕の歴史は作られる
理不尽なやさしさと
口笛のようなうそに
背中を押されて
呼吸を続ける
9番目の雲から
言葉の雨が降る
雨の光は
いろんな角度から
世界を吸い込み
そして飛び散る
その数だけ
可能性を持つように
瞳を凝らして
記憶する
そこにはひとが
幸福と呼ぶものや
届かなかった手紙や
影響のない決断や
捻じ曲げた事実が
まるで歴史のように
乱反射している
まるでこんなふうにして
僕は作られていく
【詩】 ワタシノセカイ
できることなら
世界中を消毒して
嫌なことも
怖いことも
無くしてしまいたい
弱いまま生きていくのに
邪魔になりそうな
すべてを
消し去って
できることなら
世界中を漂白して
穢れないものと
罪の無いものを
友達にしていたい
ずるい自分を見ないよう
真っ白なものに
こころを
隠して
つらいことなど
なにもない
ワタシノセカイ
【詩】 わたしは毎日花を飾る
あなたが笑う瞬間は
いつも注意深く
よく見る
あなたが幸せそうか
そうでないか
見極めるため
けっして弱音をはかないことは
わたしにとっては怖いこと
いつもやさしくすることの
難しさを知っているから
わたしは毎日
せめてもの花を飾る
【詩】 ミルクティー
あなたのまま眠る
そんな朝には
甘いミルクティー
セーターだけじゃ寒いから
背中を蹴飛ばしてみる
面倒クサ気に腕を振る
あなたを包む白い湯気
見上げた空に溶けゆく雲が
ゆっくり染み込むアールグレイ
香が記憶を呼び覚ます
あなたは甘いミルクティー
【詩】 オシロイバナ
心が千切れてしまうから
約束は交わさない
思いが溢れてしまうから
望みは叶えない
朝露のように
すぐそこにある笑顔
この手で触れられるほど
逃げ出した情熱の花が
ひざを抱えてうずくまる
どうしてみうごきができない
臆病な愛を育てたの
千切れた心が重なって
咲いたオシロイバナ
【詩】 いのちの音色
優しい旋律が運ぶ
狂おしい未練を
あなたはどうにか断ち切って
私から目を逸らした
私の指がしなやかであるかぎり
音色は愛を纏い続ける
天井の強い照明が
体温を上げ
情熱はあなたを巻き
焼き尽くすでしょう
よく見てこれが
私のいのち
止まらないいのち