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30年前の今日トッティがデビューしました

ぼくの絶対的なアイドルといえば、竹達彩奈、中元すず香、新垣結衣、YUKI、柏木由紀、篠田麻里子、平野綾など枚挙に暇がないわけですが···あ、すいません途中から間違ってやらかしたアイドルの名前書いてました。
さて、そんなぼくといえば、彼女たちが現代アートにどのような影響を与えたのかと常々考察すると同時に、日本のサッカークラブで仕事をしています。

先日弊クラブの新体制発表会があり、そこで報道陣、区議会議員などの来賓が参列する場所で、ステージの大型スクリーンに王座に座るトッティを映してしまい、ご迷惑をお掛けする非常にざわつくやらかしをしましたことをこの場でお詫び申し上げます。

さて、今名前が出てきたトッティですけど、今から30年前、1993年3月28日、若干16歳でセリエAデビューしました。このデビューの瞬間は、古参のロマニスタには有名なエピソードなのですが、デビュー30周年を機に改めて本人が回想しているのでご紹介したいと思います。

トッティ「今日でデビュー30年?マジかよ。でもその日のことはずっと覚えてるんだ。ブレシア戦の87分、ボシュコヴ監督はベンチの俺を見てこう言った。「おい坊主、プレーしたくてウズウズしてるんだろ。早くウォームアップしろ」ってね。でも最初自分ではなく、隣のロベルト・ムッツィに話しかけてると思ったんだ。でもそうじゃなくて、俺への言葉だと判ったとき···分かるかい?まだ16歳のローマでデビューするというたったひとつの夢しか持っていなかった子供にとってそれは大きな感動だったのさ。そして気が付くとピッチの上にいた。それから俺とローマの長く、終わりのない恋が始まったんだよ。30年経てもまだその時の感動は忘れていないし、当時よりもこうやって思い返す方が強い感情を覚えるね。つまりだな、これまでローマにいた会長、フロント、監督、選手たち、ディレクター、みんなが、俺が好きで好きでたまらなかったクラブのほんの数分のプレーを、長い年月をかけて人生最高の数分に変えてくれたって思うんだ。キミらロマニスタと一緒に駆け抜けた最高の30年だったよ。こんなにみんなに愛される30年なんか、まるで自分のことじゃないみたいだぜ。本当にありがとう!」

トッティにはいつかPCの壁紙をあなたにしていたので、仕事で失敗をしたんですよと伝えたいです。そんな未来が来るかもしれんなと、自分の未来への可能性を信じられるように最近ちょっとなってきたんです。

余談ですが、前述の新体制発表会では、女子サッカー選手の代理人で、AS ROMA CAMP in JAPANという数年前に開催されたサマーキャンプをプロデュースした方がお見えになられていました。
その方はトッティが大きなスクリーンで映って嬉しくて思わず写メ撮りましたと言ってました(ぼくへの優しいフォローだと思いますが笑)、とりま今起こっている誰かの一瞬が、価値あるものになるかどうかは、打ち上げ花火をどこから見るかで印象がかわるように他人の存在も大きい。

それでいうと、最近ザニオーロが兄弟だと思っていたやつらにも裏切られたと言っていましたが、理由はなんであれ、ローマをシーズン中に去る行為に忠誠心を感じることはできなかった。
ディバラが来たことで急速にモウリーニョ監督の序列が下がり、そこで頑張り切れなかったという点でぼくもザニオーロに裏切られたと感じたので、やっぱり事象とはどこで観測するかなんですよね。だからこそ、紆余曲折ありつつも、ローマ一筋で現役を終えたバンディエラには尊敬の気持ちしかない。いつかペッレグリーニもそんな選手になるといいな。

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