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揺れるモウリーニョ監督の未来

あと1シーズンの契約を残しながらも不透明なモウリーニョの去就


イル・メッサジェッロによると、モウリーニョ監督の去就はまだまだ不透明だ。
数日前には、続行に向けてシーズン終わりにフリードキン会長と話し合いの場を持ちたいと考えているとも報じられたが、シーズンの終わりでは次のクラブを指揮するには時間が足りないことは誰もが知っている。つまり飛ばし記事だ。

今、確かな事は、次節およそ一ヵ月ぶりにローマのベンチに座ることだけである。ローマにやってきて、その愛情に感銘を受けたモウリーニョ監督だが、それ以上にあらゆる試合に勝ちたい監督であることに変わりはない。ラツィオのサッリ監督曰く、多くの監督が下のカテゴリーからキャリアをスタートする中で、モウリーニョは名門から始まったエリート。FFPにより、来季のメルカート予算縮小、そして契約延長の交渉で提示されるのは、推定市場価格1700万ユーロの年俸の減額である。

現在家族をロンドンに残して単身赴任中の監督がこれを受け入れる可能性は、素人目に望み薄だろう。ただ、これまで何度もローマへの愛を口にしてきたモウリーニョである。彼の心をローマのたったひとつの大きな愛が溶かすと期待したい。

夏のメルカート方針とは?

現有戦力のダイレクトな現金化が難しいと感じたチアゴ・ピントGMは、余剰人員を他のクラブに売却して成長を待ち、その選手が将来移籍した際に、再販手数料を得るという方法を編み出した。

バーゼルに3年の期限付き移籍をしているカラフィオーリもそういったコンセプトで昨年夏にローマを去り、現在はトップチームで16試合中15試合をスターターでプレーしている。また、ローマ在籍時はジェコに影響を受けていると話していたザン・ツェラルもスイスで9番を背負ってゴールを量産している。UDイビザでプレーしているダニエル・フザートも来季はラ・リーガに引き抜かれるだろう。彼らは皆ローマが再販手数料を得ることのできる選手だ。
そのほかにもアンデルレヒトで主力のディアワラ、今季チッタデッラで10番をつけて9ゴールを決めているファンタジスタ、ミルコ・アントヌッチ、ミラネーゼ、チェルヴォ・・・彼らがキャリアアップするたびにローマの財源は潤うだろう。

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