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浅生鴨の短編Z

月に二本の短編を掲載します。一篇ずつでも購入できますが、マガジンをご購読いただくと、ほんの少し割引になります。あとコメントは励みになります。誤字脱字の指摘も喜んで!(あまり喜ばな… もっと読む
僕は締切りがないとぜんぜん書かないので、短篇集の担当編集者から「noteで連載しろ!」と強制されて… もっと詳しく
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2024年4月の記事一覧

セキュリティ対策

 資料を送るからすぐに見て欲しいと言われ、古庄敏夫はリビングのソファに寝転んだままノート…

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浅生鴨
1か月前
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知らなかったこと

 庭の隅に置いたプランターから勢いよく空に向かって伸びていた青草も、夏も終わりに差し掛か…

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浅生鴨
1か月前
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荷物

 関係者用の駐車場に車を駐めた甲斐寺は、バックドアを開けてギグバッグを引き寄せるとストラ…

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浅生鴨
1か月前
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夜まで待てば

 昼時の商店街に広がった香りに食欲を刺激されて、井間賀は思わずゴクリと唾を飲んだ。見ると…

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浅生鴨
1か月前
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パワーは二倍

 休日を前にした午後のオフィスには、のんびりとした気配が漂っていた。昨日あれほど激しく降…

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浅生鴨
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実力

 ひとしきり酔いが回ったあたりで、砂原茂禄子はふと何かを思い出したようにパッと顔を明るく…

浅生鴨
1か月前
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リーダー

 デスクに積まれたダンボール箱をうんざりした目で眺めながら、渡師はどさりと大きな音を立てて椅子に腰を下ろした。時計を見るとまもなく昼になろうとしている。朝から片づけを始めてようやくデスクとロッカーを空にしたが、まだまだやることは山積みだった。  しばらくぼんやりしていた渡師は、やがて中腰になると、電源を落としたパソコンの裏側を覗き込み闇雲にケーブルを抜き始めた。ふと手を止めて顔を上げる。 「ネットのケーブルってどうするんだっけ?」 「それは向こうにあるので、線はそのまま残して

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ゆすメ。広び源ぎ。永遠に。

 天出文畳じんほん鋼力けヲ。弁エ江みスう世く、んす結提臨か題がこホんラ議、ラ型飛うり壱で…

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浅生鴨
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新イソップ物語・すっぱいブドウ

 茹だるような暑い日だった。強い陽射しが照りつける中、畑を抜ける小径を一匹のキツネがとぼ…

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浅生鴨
1か月前
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パワーの源

 壇上に置かれた台の布がさっと取り払われると、場内から一斉に響めきに似た声とともに拍手が…

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浅生鴨
2か月前
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