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浅生鴨の短編Z

月に二本の短編を掲載します。一篇ずつでも購入できますが、マガジンをご購読いただくと、ほんの少し割引になります。あとコメントは励みになります。誤字脱字の指摘も喜んで!(あまり喜ばな… もっと読む
僕は締切りがないとぜんぜん書かないので、短篇集の担当編集者から「noteで連載しろ!」と強制されて… もっと詳しく
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2022年5月の記事一覧

ワンコインショップ

 illustrated by スミタ2022 @good_god_gold  店の中に犬がいた。

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浅生鴨
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行きずりなんかじゃなかった

 喧噪とした都会から離れて久しぶりに旅に出ると、思いも寄らぬ着想がふっと浮かぶことがある…

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浅生鴨
2年前
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革命の旗

illustrated by スミタ2022 @good_god_gold  二十三世紀の半ばに始まった人類と寿司との全面…

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浅生鴨
2年前
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代表者

illustrated by スミタ2022 @good_god_gold  上空の宇宙船から七色に輝く光線がまっすぐに放…

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浅生鴨
2年前
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ヌオニーを見た者はいない

illustrated by スミタ2022 @good_god_gold  名前のつけられている生物の数は実に二百万種を…

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浅生鴨
2年前
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言語の選択

illustrated by スミタ2022 @good_god_gold  昼食時だけあって、カウンター席だけの小さな店…

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浅生鴨
2年前
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内々の会議

illustrated by スミタ2022 @good_god_gold  高層階行きへ乗り換えるために十二階でごっそり人が降りると、それまでぎゅうぎゅう詰めだったエレベーター内の気温が一気に下がったように感じた。街野が隣に立つ砂原へチラリと視線を送ると、砂原は手にしたコーヒーの紙カップをひょいと持ち上げて、ホッとしたように笑う。  街野もギュッと硬くしていた体を少し緩め、小さく息を吐いた。だんだん人いきれが辛い季節になってきた。  鈍い色をしたアルミ製のドアに映し出され

有料
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素直な性格

illustrated by スミタ2022 @good_god_gold  夕暮れどきの職員室にはあまり人気がなく、隅に…

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浅生鴨
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責任の取りかた

illustrated by スミタ2022 @good_god_gold  厨房に入ろうとした瞬間、背後から荒々しい声が…

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浅生鴨
2年前
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のど自慢大会

 illustrated by スミタ2022 @good_god_gold  やたらと派手な蝶ネクタイをつけた司会者がマ…

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浅生鴨
2年前
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