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浅生鴨の短編Z

月に二本の短編を掲載します。一篇ずつでも購入できますが、マガジンをご購読いただくと、ほんの少し割引になります。あとコメントは励みになります。誤字脱字の指摘も喜んで!(あまり喜ばな… もっと読む
僕は締切りがないとぜんぜん書かないので、短篇集の担当編集者から「noteで連載しろ!」と強制されて… もっと詳しく
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2021年12月の記事一覧

すべては一度きり

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  彩は上半身を起こしてからカーテンの隙間へちら…

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浅生鴨
2年前
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これが我々

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  宇宙より飛来した謎の構造物が地表へ着陸してか…

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浅生鴨
2年前
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遅延

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  洗面台の鏡に映っている自分の動作がなぜか一瞬…

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浅生鴨
2年前
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専門店ならでは

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  出張先では知っている店は少ないし、時間も限ら…

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浅生鴨
2年前
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ラストシーン

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  さあ、みなさんお集まりですね。いよいよこの時…

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浅生鴨
2年前
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地球なう

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  プロキシマ・ケンタウリの見物を終えたあと、急…

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浅生鴨
2年前
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同じときに同じ場所で

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  ホワイトノイズが耳の周りに薄らと張りついた霞だとすれば、突然飛び込んでくるピンクノイズは強引にかさぶたを剥がす冷たいピンセットだ。耳元だけでなく心までが痛みにざわつく。  サハラはインカムの小さなコンソールに指を触れ、少しでもノイズが減るよう減帯装置を起動したが空間通信の変調によるデジタルノイズまでは取り除くことができなかった。 「現在地は?」  ガリガリと耳障りなノイズに途切れながらも、コマンド

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通知

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  デスクの飯尾はシノブニュース編集部の居室に入…

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浅生鴨
2年前
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上と下のモダン・ダンス

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  シュンヤが階段を上り始めてからもうずいぶんに…

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浅生鴨
2年前
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再・日本沈没

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  三葉が遅めの昼食を終えてオフィスに戻ると、み…

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浅生鴨
2年前
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雑・日本沈没

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  ロシア対外情報庁長官の元へ連絡が届いたのは早…

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浅生鴨
2年前
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バイオリン

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  文化祭の直前になると、どうしても遅くまで練習…

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浅生鴨
2年前
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罰・日本沈没

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  瀟洒な書斎机の向こうに座っている男は、腕に大…

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浅生鴨
2年前
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即・日本沈没

illustrated by スミタ2021 @good_god_gold  伊福が眠りにつくのとほとんど同時に日本列島の沈没が始まった。  前兆はあったものの、実際に始まってみればそれは本当にあっというまの出来事で、だから、伊福がもう目覚めることはなかった。

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