レコードを作る前に

レコードでDJをする人たちが減り、ラップトップDJばかりになりました。
ラップトップDJやDJをやったことがない人がレコードを作ることも珍しくない時代にもなりました。そういう方達もレコードDJに使ってもらいたいはず。

レコードを作りたい人がここを見る確率はかなり低いですし、ここを見てる人も少ないんですが是非レコードを作りたい方達に伝えていただきたい事があります。


クラブミュージックは片面2曲まで!!!

これをお伝えください。
3曲にもなると溝の幅が狭まり音が必然的に悪くなります。
新譜で片面3曲とかまあまあありますが、私が所有してるどのレコードも全て音が悪いです。

レコードを作りたい人でレコードを触った事がない、実際聞いた事がない人はレコード屋さんで試聴してみてください。その時に片面に2曲まで入ってる12インチと呼ばれるものと3曲のものを聞き比べてみてください。もしかしたら聞き慣れてないから判断出来ないかもしれません。判断出来なかったら4曲以上入ってる「LP」と12インチを聴き比べてみてください。これだとどなたでも音質の差がわかるかと思います。曲数が多ければ多いほど音が小さく音が悪くなってることに気づく事ができます。

片面2曲の場合の注意点は、1番使ってもらいたい曲を1曲目にすることです。
レコードは内側に行けば行くほど音が悪くなります。
昔、LPレコード(片面4曲以上とか)の場合、片面の最後の曲は音質が悪くなるので「捨て曲」を用意してた人もいたようです。

ベストは片面1曲ずつです。
長い曲(7分以上)であれば尚更片面1曲ずつです。

レコードにするので曲をいっぱい入れたい気持ちはわかります。
わかりますがレコードのDJは音にこだわる人が多く、音が悪いと使わない人までいます。


レコードは音が良いと言う人もいますが
ミックスダウン、マスタリングが悪ければ元も子もないですし、
プレスによっても違しますし、プレスとの相性が良くない場合もありますし…。

レコードにする場合のミックスダウンとマスタリングの注意点は、
低音を無駄に強調しない、音圧を控えめにすると良い結果になります。
データ仕上げの2歩とか3歩手前で良いのかなあと思います。
レコードに限らずですが、音数を少なくするのもかなり効果的です。
音数が少ない分、一音一音しっかり主張してくれます。

ということで、レコードを刷りたいというお知り合いがいたらお伝えください。




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