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3分で理解!!承諾率向上のための準備すべき求職者分類

こんにちは!
新卒採用に関する情報をお伝えするAsnalo Picksです!

本日から2月がスタートしました。早い企業であれば、学生のグリッピング期に移行されておりますし、ここから本格的に採用活動が盛り上がる企業もあったりだと思いますが、学生の内定承諾率を高める対策を考える方は多いと思います。

・採用活動に多くの人的リソースを割いているものの成果が芳しくない
・選考に残っている学生は優秀だが入社に繋がるイメージを持ちきれない

などのご経験をお持ちの方は比較的多くいらっしゃるのではないでしょうか。

内定承諾率を高めるためには、会社の認知度や惹きつけが全てであると思われますが、それ以上に、まずは学生への理解と彼らの意思決定メカニズムを把握することが大切です!


そもそも、現在の採用市場において対象になっている「Z世代」と呼ばれる彼らはどういったことを考えているのでしょうか。これまでのミレニアル世代と比較してみましょう。

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「若年層の価値観・ライフスタイルに関する調査 「Z世代レポート2018」」によれば、会社への帰属意識は薄まり、将来的に転職を考慮する学生の増加が見られるとのことです。

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加えて仕事に求めるものには「貢献できること」や「自身の成長」など、「将来」と「社会貢献」を重視して「現実的に」考える傾向が見られます。
一方では、クラウドファンディングやエシカル消費など、価値を感じるものにお金を払う側面も見られ「Z世代」にとって仕事とは、価値観を実現するための手段であり、心身を犠牲にしてまで働く仕事には就きたがらない傾向にあると言うことが伺えます。


このような特徴を持つ学生に対して、選考学生の分類及び、プライオリティの設定をするところから着手していく必要があります。

学生の意思決定パターンに応じて、どこに時間を投下するのかを検討していきます(下図)。ありがちなのは、内定承諾率が低い企業によくありがちなのが見切り学生への対応を継続しているケースが多いと言うことです。

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見切り学生は、自社の採用意向度が高いため追いかけていきますが、入社志望度が低く、全くもって変化が見られない学生を指します。見切り学生を追いかけ続けることは「絶対振り向いてくれない好きな人にアプローチを続けること」に近いので、正直そこからの幸せなデートへの道のりは茨の道かとも考えられます。
圧倒的な『口説き力』があれば別ですが、結構難しいポイントだと思います。
なので、早々にスクリーニングを実施していくべきなんです。

●ファン

採用意向度・入社志望度ともに高い学生
▶︎対応:スピード感を高めてクロージングに持っていくものの、「勝ち取らせた感」を意図的に演出させることが大切です。(※簡単に内定が出たと思わせないことがポイント!!)

●追いかけ

採用意向度は高いが入社志望度が低い学生
▶︎対応:緻密に戦略を描き、最大のパワーを注いでリクルーティング活動を実施してください。入社確度はそこまで低くいないので、追いかけゾーンの学生を最大化できることこそ採用人数の拡大につながります。そもそも、このラインの母集団をどれだけ作ることができるかと言う視点を、採用ストーリーや採用オペレーションなどの観点から模索していくことが重要です。

●見極め

採用意向度が低いと思われる学生
▶︎対応:面接を重ねてスクリーニングを実施してください。また、限られた時間の中であまり多くの工数を割きすぎると肝心な、追いかけ学生などにパワーをかけることができないので慎重且つ大胆にスクリーニングを実施してください。とは言え、企業の戦略に委ねられる部分もあります。例えば「育成して採用」などを方針に掲げている企業は注力していることが多いです。

●見切り

採用意向度は高いが入社志望度が極めて低い学生
▶︎対応:追いかけ学生の中で、入社志望度にまったく変化が見られない学生はしっかりと見切りをつけてください。セールスで言うところの「ヨミ」でありますが、ヨミの低い案件が10件あっても成約が生まれない可能性は十分にあり得ます。そうなると非常に、結局採用できなかった、、、と言う事態にも発展してしまいます。


見切り学生を追いかけてしまうと言う現象は母集団形成が困難であり、内定出し数を最重要KPIに設定される企業によく見られがちかと思います。
ただ、こう言ったケースが半永続的に続いていくと、内定承諾率を底上げするために母集団形成を実施するという形の堂々巡りとなってしまい、課題の本質に気付くことが出来ない可能性も出てきてしまいます。

基本的に採用活動における優先順位は

1 追いかけ学生
2 ファン学生
3 見切り学生
4 見極め学生

と言う順番となります。しっかりと追いかけ学生に対して時間を使えるように準備を整えましょう。また、追いかけ学生の母集団を形成するチャネル選定に加え、ファンにするための採用担当者力は同時に磨いていく必要がありますね!

本日もお読みいただきありがとうございました。
明日は「意思決定メカニズム」について考察をしていきたいと思います。

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