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半ヒモの彼に振られ、結婚ラッシュに病み、マッチングアプリ恋活と美容課金とITスクールにつぎ込んで借金140万円作った私が、年内に完済し、来年7月までに100万円貯金できるようになるまでの話。17

わたしにとっての借金返済のターニングポイント、9月下旬を無事乗り越えたので、つらつらと記録していきたい。

実家に引っ越すまで

わたしは整理整頓が苦手だ。
そのくせ物が多い。
主な原因は、心配性と物臭な性格のせいでストック買い癖があるのと、ファッション・コスメ・インテリア・調理グッズの類がやたらと多いからだ。
この引っ越しでシンプルライフを手に入れようと思っていたが、母に使うかもしれないからできるだけ持ってきて欲しいと言われそのメンタリティは失われた。
めんどくさいが勝つまでの間は一生懸命梱包に勤しんだ。
その結果、ダンボールは脅威の25箱。服が入っているケースは服を入れたままにしていいと業者に言われていてそうしたが、それを差し引いてもとても単身引越しとは思えぬ量になった。
追加料金を覚悟していたが、家電のほとんどを売るか、廃品回収業者に引き渡すか、彼に渡すか、にしたのが功を奏したようだ。このためなんとか軽トラに詰め込むことができたようで、見積もり通り5万強で引越し料金を抑えることができた。

私からすれば、あなたができるだけ持ってきてって言ったんじゃん???という感じだが、実家に搬入直後、母から案の定連絡が来た。
荷物の多さへの苦言、アパート暮らしをしていた荷物がダンボールに詰められた状態でこれだけあるとゴキブリが出てきそうで困ると。
言われていることはわからなくもない。
母と極力うまくやることは、実家暮らしにおいて鍵になる。わたしは慌てて掃除をしていないエリアを頑張って終わらせ、昼過ぎに実家に戻った。

荷詰作業も大変だったが、開封作業は頭を使う分2倍しんどかった。
朝5時に起きて荷詰を無理やり終わらせ、1人で広めの1Kの仕上げ掃除をし、電車とバスを乗り継いで帰ったわけで、乳酸が溜まり切った足が悲鳴を上げていた。
母は模様替えフリークなので、家具の配置にものすごくこだわりがある。最初は面倒さに負けて静観していた母が途中から参戦し、私が思っていた配置と違う形で家具を置くと言い出したために、現場はさらに混沌とした。
母に言わせればわたしのおかげで半日で開封作業を終わらせられたでしょということだったが、正直半分事実で半分どうなのだろうという感じだ。

なにはともあれ私は、敷金礼金退去費用0円、いつ出ても違約金がかからない、火災保険家賃保証会社の契約不要、ライフライン代、食費込みで3万円の、破格の住処を手に入れた。
ずっと実家暮らしであったなら、家族と過ごすことや通勤の面倒さにばかり気持ちがむいていただろうが、今の私は10年近く自活していたためこの待遇の良さの価値が理解できる。
しかも、妹が破天荒なおかげで、母は昔のように私たち姉妹を自分のコントロール下に置くことを手放した。
このまま距離感をキープすれば、外出外泊に関してさして干渉されることもないだろう。
固定費削減は返済貯蓄におけるキーワードとなると思うが、これについては無事成功した。

退去立ち会い前後

彼に引き渡す家電は引越し後も家に置いたままにしていた。
彼に運転してもらい家まで取りに来てもらって、ついでに退去立ち会いの同席をお願いしていた。
私は前日の夜から彼の家に泊まる段取りとなっていた。

何時に家に向かえば良いか聞くと一緒に夕ご飯を食べたいというので、疲れて牛丼屋にでも行くつもりかと思いきや、彼の指定通り19時に駅で待ち合わせると「引越しお疲れ様。予約してあるから付いてきて」とサプライズ的に串焼きのお店に連れて行ってくれた。

彼はお店選びのセンスがずば抜けている。
京都はいいお店がたくさんあるとはいえ、彼と外食して感動しなかったことはない。
数日前電話で、転職しても今よりいい条件で働けるとは限らないじゃんと言いながらむくれていたのは誰だったのかと言いたくなるほど、転職に軸足を置くことに決めたとあっさり言う彼の話に相槌を打ちながら、串焼きを頬張り、お酒を愉しんだ。
脅威のケチケチ生活をしていた私なので、客単価数千円以上のお店で食事をするのは数ヶ月ぶり。舌が狂喜乱舞した。
それになにより、今までの恋愛でこういうマメなことをするのはいつだって私ばかりだったので、人にしてもらえること自体新鮮だった。
幸せすぎる時間だった。

さて、退去当日、彼が手配してくれた車で自宅まで向かい、無事家電を搬出。車に載るか心配だったが問題なくクリア。
管理会社の担当から約束の時間の10分前に電話が入り、この2ヶ月私が心底心配していた退去費用精算の査定が始まった。
担当は、設備で不具合が無いか口頭で尋ね、棚の建て付けを調べた後
「やっぱり女の人は違うね、綺麗に使ってくれてるわ。男の人やと何も掃除せずに埃まみれで出て行く人もいるからね」と言い、「0円」と退去費用の書類に記入した。

え、壁紙破れててパテで補修してるし、換気扇のアルミ変色してるし、フローリングに傷あるし、シーリングライトのリモコン無くしてるのに0円?は?

私は心底びっくりして思考が停止した。 
30万はかかると覚悟していた分、平静を装って書類にサインするので精一杯だった。
その間に彼が「この値段って後から変わることないんですよね」などとテキパキ言質を取っていた。担当にすぐに次の入居者で埋まるだろうから忘れ物だけはしないで欲しいとしつこめに言われ、ものの5分で退去立ち会いが終了した。

階段を降りている時彼がスマホをスッと取り出した。
録音アプリがうごいていた。
「万が一後から言われても勝てるからね」
ほんと、抜かりない。大事な録音完全に忘れてた。
彼のファインプレーに感嘆しながら私は2年半悲喜交々を過ごした家とさよならした。

返済計画見直し

上で述べたように退去費用がまさかの0円で決着した。
このため、退去費用のために置いていた20万を即叔父に返済した。

8月下旬    150  1250⭕️

8月末               150  1100⭕️

9月上旬    150   950⭕️

9月中旬    50     900⭕️

9月末     200    700⭕️

10月中旬   150(10月給料返済分と余剰資産)+200(定期代支給)        
        350    350

11月中旬          100    250

12月上旬          B250  完済

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貯金ゾーン    

2023年における予想貯金額 360

1月中旬          80+nisa20    440

2月中旬         80+n20     520

3月中旬         80+n20     600

4月中旬   80+n20      680

5月中旬   80+n20       760

6月中旬   80+n20       840

7月中旬   B450+n20  1290

叔父に借りた7/28から起算すると2ヶ月ほどで半額を返済したことになる。
1番最初に計画を立てた時は来年の秋頃、実家に戻ることが確定してからは来年の夏のボーナス、金融資産の解約などを済ませて現金化した後は来年の3月、そして退去費用が0円で確定した現在は冬のボーナス、と完済予測時期は次々に前倒しになっていった。
利息の梃入れ、収支の黒字化、バランスシートの考え方を採用した収支管理、資産の整理、固定費削減、の順に取り組んだように記憶しているが、経済基盤の立て直しに1番効いたのは利息の梃入れと固定費削減のように思う。
まだ30万ほど手元にある状態であるし、12/5完済予定は変わらずであるので、実質向こう2ヶ月程度で決着がつく。
しかもボーナスを全投入して返済する予定だったのにその必要もなさそうだ。

山場は超えた。
あとは愚直に計画を遂行するのみ。

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