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朝倉での生活はシンプルで効率が良い

実際に香港・ロンドン・朝倉と住んでみて、どう思っているのか。我々が憧れるヨーロッパ(ロンドン)、ビジネス都市(香港)。私ならロンドンがいいな。だが彼は朝倉を選び、住む。住み心地は最高だという。どんなところが?その解は「朝倉は生活の効率が良い」という表現だった。

「都市はいつも、今日どこ行く?何する?など選択肢が多い。田舎は生活がシンプル。買い物もAコープとかしか行かないし笑。それに生活費も安いしね。」

逆に物足りないと感じないのか?

「うーん、イベントが少ないかな?でも今、コロナだからどこもイベントが少ないね笑」

改めて外の国から見た「朝倉」の良いところを聞くととても新鮮で面白いワードが飛び交う。

「日本の田舎って…特に朝倉は世界の田舎に比べたら全然田舎じゃないよ。コンビニもあるし、Wi-Fiも繋がる。ネットで買えば、翌日には届く。海外の田舎はスーパーに行くにも1時間以上はかかるよ。あと、まぁ都市に比べればバスや電車の本数は少ないけど、それも車があれば問題ない。私、運転好きだしね。強いて言えば仕事の選択肢が少ないかもな…。でも、それもリモートワークが普及してから少しずつ不便ではなくなってきてる。」

田舎は生活効率が良いという考え方。情報や選択肢は多い方がヨシとされてきた現風の考え方を180度ひっくり返された不思議な感覚に陥る。

彼の作品集は世界を旅した時の「風景写真」が多い。35カ国も旅したそのフットワークの軽さはどこからくるのだろう?

「探究心かな。でも香港人は海外旅行好き多いね。国内旅行はあまり行く場所ないから笑。そして行った国に知り合いが増えるとまた会いに行きたくなるのもあるね。」

と言いながら「これ自慢なんだけど…」とこれまで行った場所のGoogleマップを見せてくれた。凄いね…日本人の僕より日本を周ってる。彼のバイタリティと感性、それに多言語(英語・中国語・日本語・韓国語…)を使いこなす能力は朝倉にとって貴重な人財だ。そして何より探究心が尽きないことに彼の更なる可能性を感じてしまう。都市の生活が窮屈なわけでなく、田舎の生活が退屈なわけでもない。ただたくさんの国を巡った彼が朝倉の生活に刺激を感じているという事実に私たちの地も何かもっと自信と誇りを持っていいのかもしれない。

おわり


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