2024年 共同通信杯 回顧

 クラシックの登竜門、共同通信杯ことトキノミノル記念を制したのはジャスティンミラノです。

 昨日のクイーンカップを制したクイーンズウォークに続きキズナ産駒がクラシックの重要な一戦を制しました。

 先に結論から言えば共同通信杯は負けてもいいんです。

 共同通信杯にクラシック出走への賞金が確保している上で、余裕をもったローテーションで共同通信杯に挑めてる事に意味があるのです。

 過去10年のダービー馬で、タスティエーラ、シャフリヤール、ドゥラメンテの3頭は共同通信杯で負けています。

 共同通信杯は東京競馬場を経験できるだけで意味があるのです。

 今年は1000m1:02.7と超スローペースのレースなりました。

 不幸にも掛かり馬エコロヴァルツが好スタートを切ってしまい、2番手で早速掛かってしまいました。

 そして3番手にはジャンタルマンタルが位置し、エコロヴァルツの様子を伺った川田は関わりたくないのか、スローと分かっていても控えた事で、先頭のパワーホールにとっては非常に楽な逃げになりました。

 エコロヴァルツとジャンタルマンタルはあくまでクラシックが目標なので、掛かろうが負けようが、ここで逃げたり楽な2番手に収まりたくないのです。

 楽な競馬を選んでしまい、もし共同通信杯を勝ったとしても収穫はなく、むしろ本番に向けて悪影響になります。

 ダービー勝つには好位の中段での競馬を覚えた方が良いので、共同通信杯は負けようが我慢したほうが懸命なのです。

 さて、勝ったジャスティンミラノは道中加速して2番手に収まりそこでも折り合い、そして末脚もしっかりと伸びて快勝です。

 まだ一戦しか経験してないのに、こんな賢い競馬できるのは非常にクラシックが楽しみになりました。

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