見出し画像

これからの社会に適応できる子どもの育て方①オンライン化

ウサギ仙人(ウ仙)から子育てについて伝授してもらっていた亀子であったが、

亀子「コロナのせいで社会がどんどん変化したので、息子が大人になった時にどんな社会になっているか不安なんです」

ウ仙「もちろん社会は常に変化をする。わしらが子どもの頃と今の社会は大きく変化しておるが、変わらないこともあるんじゃ」

スマホの登場

ウ仙「わしらが子どもの頃は、通信手段はスマホはおろか、携帯電話すらなく、固定電話のみじゃった。Faxでさえ途中から登場したんじゃ」

亀子「そうでしたね。彼氏ができても、相手の家に電話して、母親が出たら緊張したものです」

ウ仙「高校生くらいの時からポケットベルが出てきたから、個人間での通信も少しずつできるようになったのぅ」

亀子「電話する前にベルに『49106410』と番号をうって、電話をさせてましたね」

ウ仙「大学生になると、PHSや携帯が登場するので、本人と直接会話ができるようになったんじゃ」

亀子「着メロをダウンロードして、ZARDの『負けないで』なんかに変えてましたね」

ウ仙「スマホが登場してから、通信はおろか、スマホ一つで生活にかかわる全てのことを行うようになったな」

コロナ禍で進んだオンライン化

ウ仙「コロナ禍で学校が一斉休校しだしてから、オンラインでも授業を行うようになった」

亀子「パソコンやiPadがない家では大変だったと聞きました」

ウ仙「会社の会議でもオンラインで行われるのが当たり前になった」

亀子「画面の後ろに家の中が映るから、部屋の掃除が大変でした」

オンライン化で求められる集中力

ウ仙「わしも講演の仕事が対面ではなく、オンラインでの形にたくさんなったんじゃよ。録画もできるから、オンタイムではなく、録画した映像を好きな時に見てもいいという形式まで出てきた」

亀子「テレビ番組みたいですね」

ウ仙「Youtubeの動画でも10分を超える動画って、そうそう見ようとは思わんじゃろ」

亀子「ええ、よほど興味のある内容でなければ」

ウ仙「オンライン化されて、短い時間で集中した情報を伝える形式に変わったんじゃよ」

亀子「集中力が要りますね」

集中力を高めるルーティンと習慣

ウ仙「だからオンラインでの授業や会議に求められるのは、集中力でな。ダラダラと情報を受け取るのではなく、短期間に」

亀子「集中力を高めるのにはどうすればいいのですか?」

ウ仙「オンラインに臨む前に、深呼吸や瞑想をして、心をリセットしてから臨むようにするルーティンを持っておくとよいな」

亀子「深呼吸は1回でいいんですか?」

ウ仙「瞑想も深呼吸も1分くらい続けると、その後の集中力が高まると脳科学によって証明されておるんじゃ」

亀子「なるほど」

ウ仙「そもそも集中力の底力を上げようと思えば、毎日運動する習慣を持つとよいだろう」

亀子「運動はどれくらいやればいいんですか?」

ウ仙「少し汗をかいたり、呼吸が乱れるくらいの運動を30分以上がよいと言われておるな」

亀子「夏休みになったらラジオ体操に行ったり、僧の修行で雑巾がけや坐禅をやったりするのも集中力を高めるために大事なことだったんですね」

ウ仙「今も昔も大事なことは変わらんということじゃ」

こうして亀子はレベルが上がった。
将来の社会に対する不安が少し減り、深呼吸や瞑想のルーティンと運動の習慣の大切さを学んだ。(つづく)


この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?