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専門家に対して、無意識に失礼な言葉を使う人

高齢者施設に訪問をして、自費でフットケアサービスを提供しています。

湘南あしケア訪問サービス、中西です。

今日は、プライベートで少々、腹に立った出来事がありました。

なぜ、私は腹が立ったのか?を分析してみました。

その先に、今まで傷ついてきた気持ちに気がつきました。

プロの仕事は簡単に見える

プライベートの話題から入ります。

私の愛犬、ナツちゃんが先日、トリミングをお願いしました。
それはそれは可愛くなり、満足の私。

トリミングコースは

カット・シャンプー・爪切り・耳掃除・肛門腺絞り

ワンちゃんの全身ケアです。

施術時間は、約2時間から2時間半

施術料金は、トイプードルで8000円から10000円が相場だと思います。

犬種も年齢も性別も様々、ワンちゃんの性格も様々

しかも、常連でなければ初対面。

大事な家族をお預かりして、安全に可愛く綺麗に仕上げるのがトリマーです。

まだ3度ほどしか利用していませんが、ありがたいと感謝の気持ちでいっぱいです。

・・・・・・・

その話をワンちゃん飼いのTさんに話したところ、

「バリカンあればできるんじゃない?」

そう言われた一言に、ぶちっと切れた感じがしました。

「プロの仕事をなめない方が良いよ、なんでも簡単にできると思うその態度に腹がたつ」

そう言い返して気まずい雰囲気が・・・

なぜ腹が立ったのか?

おそらく彼は、冗談で言ったのだと思います。

冷静に考えればそうです。

でも、わかっていても腹が立ったんです。

なぜなら、「道具があれば私にもできるかしら?」

数え切れないほど言われてきました。

さらに「爪切りでお金を取るの?」

今ではありません。15年くらい前の話です。

正直、言われる度にグサグサと、傷ついてきました。

今は啓蒙活動も進み、フットケアも理解され広がっています。

15年前の高齢者とは本人も家族も世代が違うこともあり、フットケアを利用することに抵抗がなくなった方も増えました。

今ではお客様も増えていますので、理解のないお客様とは、お付き合いをはしない選択ができます。

でも15年前は、本当に苦労の連続で必死でした。

理解のないお客様に、どうしたら理解をしてもらえるのか?と、いつも考えていました。

おそらく、その苦い過去がよみがえった言葉だったのだと思います。

お困りごとをサポートするのがサービス業

困ったことをサポートする
時間を短縮するために利用する
気持ちが晴れるから利用す
その他

これがサービス業です。
フットケアは、お困りごとのサポートです。

でも、プロの仕事は鮮やかであり、華麗です。

巻き爪のくい込みにニッパーを入れて、パチンと一度のカットで痛みを解消することも多々あります。

見ていると、あっという間の出来事です。
あまりに簡単に見えて、自分にもできると思うかもしれません。

でも、その一度のニッパーのカットを習得するために何百時間も経験を積んでいます。

そして、ニッパーを使えばカットできるわけではありません。

巻き爪のくい込みの程度を慎重に確認して、ニッパーを入れるために角質の除去をして準備をします。

簡単に見えるのは、経験と研究の賜物なんです。

私は、どんな仕事でも自分にできると思えません。

例えできても、プロの域に達するわけがありません。

どんな仕事に対しても敬意を表することを意識しています。

特に技術職や、目に見えないものと提供しているサービス業の方に対しては決して失礼のないように気をつけています。

私が感じた、締め付けられるような気持ちを味わって欲しくありません。

覚悟を持ってプロの道を進んでいる人を、私は尊敬します。

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ご参照ください。


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