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シンガポールでSTAY@HOME 5月12日(金)通算1131日目 グリーン(DORSCON)89日目

シンガポールでは病気のリスクを示す指標であるDORSCONが鳥インフルエンザ等と同じ緑に変更され、公共交通機関ではマスクの着用義務が撤廃されました。以前の生活に戻ってきていることを日々実感していますが、WHOは収束宣言をしていません。当地での様子を引き続き記していますので、お付き合いいただけますと幸いです。
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5月12日(金)通算1131日目 グリーン(DORSCON)89日目

 WHOが、サル痘の緊急事態終了を宣言したらしい。記事によると去年の7月、世界各国に向けて拡大防止を呼び掛けたと書かれてあり、シンガポールでも罹患した人が発見されていた覚えがある。ただ、新型コロナウイルスよりも感染しづらいようで、2020年に一気にコロナの患者が増えたときのような事態にはならなかった。最近、サル痘の話を耳にしていない気がするな、と思っていたらこのニュースなので、ある意味で納得だ。1年未満で緊急事態を脱却したのは喜ばしいことだが、個人的には少し複雑な気分がしている。

 少し話は飛ぶが、先日公開されたWHOの動画で、記者の「新型コロナウイルスが終息するのはいつですか?」という質問に対して「次のパンデミックが開始になるときです」といった問答があった。そのとき、新型コロナウイルスの次に猛威を振るっているのはサル痘であり、取って代わるならこの感染症なのだろうと思っていたのだ。しかし、終息方向に向かっていることを考えると、どうも別の感染症が台頭してくるという方が正しそうだ。加えてよく言葉を確認すると「新しいパンデミック」であり、既に感染が広がったもの同士で淘汰されることは示唆されていなかった。

 結局、サル痘が沈静しつつあることと、次のパンデミックに関連はないようだ。感染リスクは少ない方が良いため、病気が収まることは嬉しいことだが、未来で何か起きないと新型コロナウイルスが終わらないのかと思うと、少し気が重くなる。

参考文献
NHK「『エムポックス(サル痘)』の緊急事態宣言終了を発表」(2023年5月12日15時40分閲覧)
WHO「エムポックス(サル痘)」の緊急事態宣言終了を発表 | NHK | サル痘
WHO「Coronavirus disease (COVID-19)」(2023年5月12日16時13分閲覧)
Coronavirus disease (COVID-19) (who.int)


去年(2022年5月12日)の記事はこちら↓

一昨年(2021年5月12日)の記事はこちら↓

3年前(2020年5月12日)の記事はこちら↓

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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