あやしも

足つぼマッサージが得意です。男の子ふたりの母。 noteを読むこと、書くことが好きで…

あやしも

足つぼマッサージが得意です。男の子ふたりの母。 noteを読むこと、書くことが好きです。パンドラクイズ2ポイント獲得。

マガジン

  • 私の貧血のお話

    夏休みの終わりに突然の激しい動悸が……救急車で搬送してもらい、重度の貧血と診断され入院した時のお話です。

  • 私の街

    私が生まれ、育ち、暮らす街のことについて書いたものです。

  • 電車の旅シリーズ

    電車好きな我が家の兄弟。今まで乗った電車とそれにまつわるお話です。

  • 「四角い布展」ご来場に感謝です

    2022年5/10〜5/12までの「四角い布展」(自由学園明日館)にご来場いただき、 noteに載せてくださった方々の記事です。ありがとうございます。

  • 屋上から天体観測

    小学生次男の理科の宿題や、その他にふと夜空を見上げた時の noteです。

記事一覧

固定された記事

ご覧ください!なCM

ヘッダーのイラストにこちらを選んだのは、中学生になった次男が、先日野球部に入部したからです。 こんばんは、あやしもです。 5/19(日)文学フリマ(通称:文フリ)東京に…

あやしも
1か月前
91

母の目、うさぎの目

今朝、母の目がうさぎの目になっていた。 二世帯同居している母がいる。 先月76歳になった。 我が家は、母と弟、私の家族と二世帯が階に分かれて住んでいる。 私は毎日…

あやしも
1日前
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三ヶ月

病気、手術後の症状を具体的に書きます。苦手な方はブラウザバッグでお願いします。 …………………… 子宮全摘をしてから今日で三ヶ月になります。 術前や退院後しばら…

あやしも
4日前
75

文フリと私と note

小柄な彼女は背後からひょっこりと現れた。 待ち合わせ場所で、くまさんとおしゃべりに興じていた時、 「おはよう。来たよーー」 聞き慣れた声に振り返った。 おだんご…

あやしも
9日前
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文フリ、いきまーす

アムロ、いきまーす(©️機動戦士ガンダム) のノリで読んでください。 大好きな高橋一生さんの結婚に、ちょっとショックを受けているあやしもです、おはようございます。…

あやしも
2週間前
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運転手さんのお話

5年生の私は、小学校のブラスバンドに属していた。 楽器は「コルネット」という小ぶりなトランペット。 毎朝7時半からの朝練があるため、7時前には家を出ていた。 通学路…

あやしも
2週間前
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【企画参加】夢の対面

あなスパの締切が近づいてきました。 私が好きな回「すまスパ in Nagasaki 」について書きます。 よろしくお願いします。 長崎県の五島列島、中通島に行かれたこーたさ…

あやしも
3週間前
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おやきと文学 ー 微熱さんのブックカフェ ー

連休最終日、夜9時をまわった池袋の街はまだまだ元気いっぱいだった。 人の波をかき分けながら、微熱さんとふたりで歩いた。   「向こうから若者がいっぱい来るー」 ふ…

あやしも
3週間前
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【創作】歩道橋

子どもの日だからというのが飲み会の理由だなんて、おかしい。 リビングで陽気にはしゃぐ夫の同僚達を見て、弥生は心底そう思った。 「ごめん、湊人にどうしても会いたい…

あやしも
3週間前
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こんなビッくらポン!があったなら

お昼、くら寿司に行ってきた。 我が家の三大外食は、「ジョナサン」「くら寿司」「サイゼリヤ」である。 くら寿司には三ヶ月に一度くらいの頻度で行っている。 「ねぇそ…

あやしも
4週間前
62

ハロー、5月

「こんにちは」と5月に挨拶したくなるような陽気だ。 青い空、風に緑が揺れていた。 我が家はカレンダー通りに過ごす息子ふたりと、昨日からバイクツーリング一泊旅に行…

あやしも
4週間前
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【企画参加】あの日聴こえてきたものは

企画に参加させていただきます。 ②朗読部門です。 …………………… 雨が降っていた。 洗濯物を室内に干しながら、すまいるスパイスを聴いていた。 「ピリカ文庫」朗…

あやしも
1か月前
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読書感想文『装幀のなかの絵』

アートディレクターという仕事を知ったのは、昔むかし働いていた店(日本の古布とアンティーク着物店)が本を出した時だった。 20年以上も前のこと。 この時一回だけの経験…

あやしも
1か月前
57

読書感想文『はーばーらいと』

つばさとひばり。 幼馴染で、家族のようで、友達で、いとこのような男女。 ひばりの両親は新興宗教の信者で、娘は両親を「こちらの世界」に戻そうと試みる。 中学卒業後…

あやしも
1か月前
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【創作】くるくる

「風車の柄なんてあるのね」 湊人の着物をやさしく撫でながら、夏菜子が言った。 「そうよ、縁起がいい柄なの。風でくるくる回るじゃない?風車。まめに動くから、元気に…

あやしも
1か月前
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春の空に書くように

子ども達の入学式が終わりました。 八日が長男の高校の、九日が次男の中学校の式でした。 長男の入学式の日、式会場へ向かう時に桜の名所を通りました。 この noteのヘッ…

あやしも
1か月前
82
ご覧ください!なCM

ご覧ください!なCM

ヘッダーのイラストにこちらを選んだのは、中学生になった次男が、先日野球部に入部したからです。
こんばんは、あやしもです。

5/19(日)文学フリマ(通称:文フリ)東京に、おだんごさんが出店されます。

この日、私はおだんごやの売り子になります。

おだんごさんご本人は当日ブースにいらっしゃいますし、くまさんも売り子をされます。

着ぐるみさんが、おたんごやのアニメーションCMを制作されました。

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母の目、うさぎの目

母の目、うさぎの目

今朝、母の目がうさぎの目になっていた。

二世帯同居している母がいる。
先月76歳になった。

我が家は、母と弟、私の家族と二世帯が階に分かれて住んでいる。

私は毎日、階下に居る母と会う。

今日の体調はどうかなとか、何か私が出来ることはあるかなとか。
母は家事も出来るし、パートにも行くほど元気。

今朝、右の目が真っ赤だったので、それを伝えた。
白目部分が赤い。

本人は慌てて洗面所の鏡で確認

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三ヶ月

三ヶ月

病気、手術後の症状を具体的に書きます。苦手な方はブラウザバッグでお願いします。

……………………

子宮全摘をしてから今日で三ヶ月になります。

術前や退院後しばらくの間、不安でいっぱいだった私は noteやSNSで #子宮全摘 #子宮腺筋症 #子宮全摘後  の検索魔になっていました。

症状は一人ひとり違います。
あなたと私は違う。
「同じだから平気」と独断で思い込むことは危険ですが、体験を聞く

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文フリと私と note

文フリと私と note

小柄な彼女は背後からひょっこりと現れた。

待ち合わせ場所で、くまさんとおしゃべりに興じていた時、

「おはよう。来たよーー」

聞き慣れた声に振り返った。
おだんごさんとくまさんと私の、一日の始まり。

…………………………

1店に対して2名までが、10時半から入場出来る。
おだんごさんと私が入り、くまさんには一般入場(12時から入場開始)で入ってきてもらう段取り。

ブース設営しながら欲しい

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文フリ、いきまーす

文フリ、いきまーす

アムロ、いきまーす(©️機動戦士ガンダム)

のノリで読んでください。

大好きな高橋一生さんの結婚に、ちょっとショックを受けているあやしもです、おはようございます。

今週末5/19(日)の文学フリマ東京38に、 おだんごさんが『おだんごや』を出店されます。

私とくまさんが販売のお手伝いをします。

それ、もう聞いてるから!!だと思うのです……
noteに書いて固定記事にしています。すみません

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運転手さんのお話

運転手さんのお話

5年生の私は、小学校のブラスバンドに属していた。
楽器は「コルネット」という小ぶりなトランペット。
毎朝7時半からの朝練があるため、7時前には家を出ていた。

通学路の坂を上る私のすぐ横を、大きな車が音をたてずに上っていった。
毎朝必ず同じ車。 

車に詳しくない私であったが(今も詳しくない)その車は「偉い人を乗せるのだろうな」と思いながら見ていた。
黒くて大きくて、窓から一瞬見える座席に白いレー

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【企画参加】夢の対面

【企画参加】夢の対面

あなスパの締切が近づいてきました。

私が好きな回「すまスパ in Nagasaki 」について書きます。
よろしくお願いします。

長崎県の五島列島、中通島に行かれたこーたさんが、東京へのお帰りの道中、長崎市内でピリカさんと会う。

待ちに待った、おふたりのリアル初対面です。  

こーたさんは船でやって来ました。

まさに、出会うところから。

この回は、ピリカさんの声で始まります。

※屋外

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おやきと文学 ー 微熱さんのブックカフェ ー

おやきと文学 ー 微熱さんのブックカフェ ー

連休最終日、夜9時をまわった池袋の街はまだまだ元気いっぱいだった。
人の波をかき分けながら、微熱さんとふたりで歩いた。  

「向こうから若者がいっぱい来るー」

ふたりとも、先ほどの打ち上げでいただいたごはんでお腹がいっぱい。

同じ方向だったので、行けるところまでご一緒しましょうという流れ。

「若者が多いね、若者のエキスを吸おう!」

雑踏のなか笑いあっていた我々だが、実は年齢差は20くらい

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【創作】歩道橋

【創作】歩道橋

子どもの日だからというのが飲み会の理由だなんて、おかしい。

リビングで陽気にはしゃぐ夫の同僚達を見て、弥生は心底そう思った。

「ごめん、湊人にどうしても会いたいって言うからさ。本当にごめん、弥生、せっかくの休みの日なのに、申し訳ない………」

会いたいものか。
そんなわけないだろと思ったが、口には出さずにいた。

夫には夫の事情、こうなってしまった流れがあるのだろう。

人見知りが落ち着いてき

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こんなビッくらポン!があったなら

こんなビッくらポン!があったなら

お昼、くら寿司に行ってきた。

我が家の三大外食は、「ジョナサン」「くら寿司」「サイゼリヤ」である。

くら寿司には三ヶ月に一度くらいの頻度で行っている。

「ねぇそろそろ、くら寿司に行かない?」

言い出すのは、中1の次男であることが多い。

次男にとっては、「大好きなお寿司を食べること」と同じくらいの熱量で、

ビッくらポン!を何回できるか?
がある。
回る寿司をチェックしながらも、次男の目は

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ハロー、5月

ハロー、5月

「こんにちは」と5月に挨拶したくなるような陽気だ。

青い空、風に緑が揺れていた。

我が家はカレンダー通りに過ごす息子ふたりと、昨日からバイクツーリング一泊旅に行っている夫。

今晩には夫が帰ってくるし、息子達も明日から連休。
ゴールデンウィークの後半が始まる。

今日は楽しいことがあった。

幼児とパパらしき人が、一緒に道端に立っているのを見た。

風が吹くと、ちびちゃんが首に着けているスタイ

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【企画参加】あの日聴こえてきたものは

【企画参加】あの日聴こえてきたものは

企画に参加させていただきます。
②朗読部門です。

……………………

雨が降っていた。

洗濯物を室内に干しながら、すまいるスパイスを聴いていた。

「ピリカ文庫」朗読の回。
ピリカさんが読み始め、思わず手が止まった。

あの日聴こえてきた『カーディガン』に、打ちのめされた。

ピリカさんの朗読に吸い込まれ、気がつくと物語のなかに居た。
さっきまで靴下やパンツを干していたのに。

「ピリカ文庫」

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読書感想文『装幀のなかの絵』

読書感想文『装幀のなかの絵』

アートディレクターという仕事を知ったのは、昔むかし働いていた店(日本の古布とアンティーク着物店)が本を出した時だった。

20年以上も前のこと。
この時一回だけの経験であり(私が関わったのはこの時のみ。店は以降も着物本を出している)現在とは違うだろう。

出版社の編集者、フリーのライター、カメラマン、そしてアートディレクターというメンバーが、本づくりのメンバーだった。

編集者は全体の構成を考え、

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読書感想文『はーばーらいと』

読書感想文『はーばーらいと』

つばさとひばり。
幼馴染で、家族のようで、友達で、いとこのような男女。

ひばりの両親は新興宗教の信者で、娘は両親を「こちらの世界」に戻そうと試みる。

中学卒業後に、家族と共に消えたひばり。

ひばりの居ない町に慣れてきた19歳のつばさの元に、彼女からの手紙が届く。

…………………………

宗教二世のひばりと、彼女を助けるつばさの物語である。

助けるという言葉が適切なのか、分からない。
助け

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【創作】くるくる

【創作】くるくる

「風車の柄なんてあるのね」

湊人の着物をやさしく撫でながら、夏菜子が言った。

「そうよ、縁起がいい柄なの。風でくるくる回るじゃない?風車。まめに動くから、元気に育つという意味があるらしいよ。あとね、風車がカラカラ回る音が、邪気を払うとも言われてるんだって」

「ふふっ。弥生ちゃん、店員さんみたい」

1歳の誕生日祝いに、着物を着せたいの。
完全に親のエゴだけど。
湊人は嫌がるよね。着物、嫌いに

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春の空に書くように

春の空に書くように

子ども達の入学式が終わりました。

八日が長男の高校の、九日が次男の中学校の式でした。

長男の入学式の日、式会場へ向かう時に桜の名所を通りました。
この noteのヘッダーは、お花見の人と人の隙間から一枚だけ撮れた写真です。

新品のローファーと履き慣れないハイヒール、親子共に痛む足を気にしながら歩きました。

式後、立ち寄った駅ビルでお昼ごはん。
見目麗しきオムライスにデミグラスソース。
長男

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