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呼吸と礼儀

高校時代、授業に礼儀作法の時間がありました。
当初は堅苦しいイメージがあり興味がもてなかったのですが、

礼儀作法とは、
「相手を大切に思うこころを作法というかたちで表したもの」
いずれの所作も理由があると知ってからは、好きになりました。

いまだに思い出すのはお辞儀のしかた。

礼三息

息を吸いながら上体を倒し、吐く息でとどまり、再び息を吸いながら上体を上げる三息で行います。
日本人は、相手と呼吸を合わせることで調和を図っていたのですよね。

大事なのは、動作に呼吸を合わせるのではなく、呼吸に動作を合わせること

初動のときに吸い、止まっているときに吐くと、一定のリズムで自然な動きとなり美しい所作となります。
呼吸に合った動作は疲れにくく、効率のよい動きでもありますね。

調和を重んじる日本人ならではです。
よく、個性が大事!個を尊重すべき!なんていいますが、

調和を重んじるからこそ、ひときわ個が立つのかもしれません!

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