見出し画像

広告費以上の「付加価値」がついた「三方よし」の新しい広告とは

みなさんこんにちは。アスコムメディア開発部の中村です。
これ、一見、サッカー選手を使った何気ない広告に見えるかもしれません。
しかし、実は、これ。ものすごく「付加価値」を生み出している、
新しい形の広告なんです。

優勝おめでとうございます!

これは、コンタクトレンズ通販サイト「レンズアップル」を運営する
株式会社パレンテ(代表取締役:吉田 忠史)さんが出した電車広告。
コンタクトと親和性が高いスポーツを支援する目的から、
ヴィッセル神戸をスポンサードしている同社。
ヴィッセル神戸の選手が登場するオリジナルブランド「WAVE」の電車広告を神戸市営地下鉄に掲示しました。

ここまでならよくある話ですが、同社がすごいのは、この交通広告を
廃棄せずにすべて回収し、ヴィッセル神戸の試合会場で、販売したというところ。
さらに、その収益はすべてヴィッセル神戸のアカデミーに寄付するといいます。

・交通広告は、期間限定の広告効果だが、ポスターとしてサポーターが掲載することで、長期間の広告効果が期待できる
・スポンサードをしている企業としてのヴィッセル神戸サポーターへの認知度UP
・収益を寄付することで、企業の「ヴィッセル神戸愛」がより伝わり、ブランディング効果が期待できる

単純な交通広告としての認知拡大効果以上の
一石三鳥の「付加価値」が生まれていると考えられます。
さらにいえば、企業にとっての高い価値だけでなく、
サポーターにとっては、好きな選手のポスターが手に入る
(しかも値段は300~500円と割安の価格でした)、
クラブからしたらアカデミーへの寄付が集まるという
「三方よし」の広告ともいえます。

実際に、販売イベントを見に行ったのですが、
自らブースに立った吉田社長は、かなりの人数のサポーターから声をかけられ、吉田社長と写真撮影をする人もちらほら見かけました。
スポンサードしている社長がサポーターから声をかけられているという
シーンはあまり見かけないことを考えると、
新しいスポンサードの形ともいえるのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?