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説明がうまくなるために今すぐできるたった1つの習慣

皆さんこんにちは。
アスコムメディア開発部のnote。今回の担当は中村です。
付加価値をテーマにリレー方式で寄稿していますが、
今回は、自分自身の仕事に付加価値をつけるために大切な説明力についてです。

編集という仕事をしていると、
社内や社外の人に自分の考えていることを説明する機会が何度もあります。
この説明の仕方1つで、どんな素晴らしい企画でも通らなかったり、
スタッフに意図が伝わらず自分の想定していたものと違うものがあがってきたりするので、
説明力は、自分の仕事に付加価値をつけるために、非常に大切な能力だと
いえるのではないでしょうか。

しかし、私は、編集という仕事を始めた頃、
「自分の考えを説明すること」が非常に苦手でした。
自分の説明では反応が今一つなのに、
同じ内容をほかの人が説明すると、相手が納得する。

そんな悲しい思いを何度もしてきました。

今も、抜群にうまいというわけではないかもしれませんが、
それなりに編集として仕事をし、多くのプレゼンや講師のようなことを
させてもらったりしていることを考えると、
当時よりは、少しは説明力がついたのかなと考えます。

それは、今でも続けているある習慣のおかげだと考えています。

きっかけは、編集長との会話でした。
ある企画の話をしていたとき、僕の説明があまりにもぎこちなかったのか、
見かねた編集長が突然、「中村君の好きな食べ物をプレゼンしてみて」と言ってきたのです。

私の好きなもの=がっつりとした大盛の麺類なので、最近食べたものを
頭の中に思い浮かべながら、
「量がすごくてー」とか、「太麺でもちもちしていて」とか
思いつく限りのことを言ってみたのですが、
「僕は、そんなに量が多いのは魅力に感じないな」
「もちもちしているとどうおいしいの?」と追撃の嵐。

言葉につまったあげく、最終的には、本当にこの料理がおいしかったのかどうかさえ分からなくなる始末。

伝える相手への配慮のなさや、魅力を感じてもらうための情報の拙さを痛感させられました。

そこで、ごはんを食べて「おいしい」と感じたときに、これを編集長や妻などの周りの人にすすめるとしたら、どう伝えればいいだろうかと、食べながら考えること。そして、たまに実際に話すことを習慣にしてみました。

そうすると思いつくままに話すのではなく、まず相手のことを考えて話す癖がついたり、人はどういう情報に魅力を感じるのかといった勘所が身についてきたのです。

説明だけでなく、企画やキャッチコピーの作成にも、この習慣で培った能力は役立っているように感じます。
説明が苦手という人は、食べ物じゃなくても何かいいなと思うものがあれば、それを伝えるにはどうすればいいかを考えることを習慣化してみてはいかがでしょうか。

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