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1日の終わりに。2024.4.3
線路沿い
春の雨に滲む街灯
桜も霞み
桜狩り心地にかず
ふと見上げば
山の中腹に松明の点火
それもまた心もとなと滲めり
春の雨は苦手なり
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線路沿い
春の雨に滲む街灯
桜も霞み
花見気分にはなれない
ふと見上げれば
山の中腹に松明の点火
それもまたぼんやりと滲んでいる
春の雨は苦手だ
1日の終わりに。2024.3.31
春の筍三昧
生の筍のチクチク
にほひと食感、味
らうたくたくましきかたち
姫皮を剥ぐほどの心地よさあり
煮物に
筍ご飯に
姫皮のぬたに
ころのほかに手に入らぬもの
五感に旬を味はふ恵
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春の筍三昧
生の筍のチクチク
香りと食感、味
愛らしくたくましいフォルム
姫皮を剥ぐ時のきもちよさがある
煮物に
筍ご飯に
姫皮のぬたに
時期にしか手に入らないもの
五
1日の終わりに。2024.3.16
暖かしな
おどろかば、地面は春真っ盛り
のらぼう菜は椋鳥に食はれ
きはは一面オオイヌノフグリとホトケノザ
かくて、いと恋しきオルレア
この小さきちいさき花弁と花びらがすだきて
葉っぱはディルのごとく
細かなる集合体は美しさ満載
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暖かいな
気づけば、地面は春真っ盛り
のらぼう菜は椋鳥に食べられ
辺りは一面オオイヌノフグリとホトケノザ
そして、大好きなオルレア
この
1日の終わりに。2024.3.13
さる山の頂より見る富士山
母よりのLINEは日ごろ絶景
またけふもアイゼンに登山に出向けることを知らするLINEの音
今年、喜寿を迎ふる足は
なほ山登り
今年もまた高山を志す
自然界の全てと行合ふために
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とある山の頂から見る富士山
母からのLINEはいつも絶景
また今日もアイゼンで登山に出向いていることを知らせるLINEの音
今年、喜寿を迎える足は
ま
1日の終わりに。2024.3.11
桜の蕾を見る折節になりしやと
ぽかぽか暖かくなりしあしたに
眺め眺め風の冷たきあしたに
桃色の膨らみを
らうたく思ふべきけふのおのれに
少し思ひ弛む
さだめて、おどろかばすはといふ間に満開の日を迎へむ
月日は流れ
さだめて、おどろかばけふの日を
え思ひ出さぬほど
歳を重ぬらむ
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桜の蕾を見る季節になったかと
ぽかぽか暖かくなった朝に
ビュービュー風が冷たい
1日の終わりに。2024.3.10
目所狭くののしれ
ここなるぞとて証のごとく
我らはさる弱くは無き
されどこはくもあらねば
なれば泣くべきなり
かたはらいたき事ならず
明日のある人のみうる事なれば
明日へのしるしなれば
すは息を吸ひてはきて生きたり
一歩一歩 歩めり
たださほどにてありぬべし…
安穏。 我らはすがらにここなるぞ
なればさながらさらけいだして
いで胸を張りて言ふべきなり
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1日の終わりに。2024.3.6
暖冬の年は雪よく降る
春のまだらな雪景色
春の雪はあらまし外に易く消ゆ
昔、卯月に振りし雪の日を思ひ出す
ちょうど入学式
雪の積もる木の前に制服さまに立つ兄と姉
その時の雪もまだら綾なりき
椋鳥もまた雪かと枝にゐる
我もまた雪かと影を撮る
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暖冬の年は雪がよく降る
春のまだらな雪景色
春の雪は予定外で簡単に消える
昔、4月に振った雪の日を思い出す
ち