見出し画像

男友達と話してわかった防犯意識の違い

昔、路上で後ろから来た自転車に追い抜かれざまに胸を触られたとき、まずびっくりして足が止まり、そのまま動けなくなり、このまま帰るのは怖いと思って自宅を通り越して交番に行ったことがありますけど、「世の中にはとんだ物好きがいるもんだな!」と無理やりポジティブに考えて恐怖を封印したのはだいぶ後になってからの話で、二度とあんな経験はしたくない。
こんなこと本当は言いたくないんだけどまじで、女性だってだけで大変なことはある。

もちろん男性の性被害だってあることは重々承知。今さら男vs女論争したいわけじゃありません。
が、なぜだろう今思えば、子どものころから「女の子なんだから気をつけなさい」と言われてきたことは多かった。なぜ被害に遭う側が気をつけなきゃならんのだ。理不尽に憤りつつも、世の中には理不尽なことが掃いて捨てるほどあることも知っているので、自衛できることはするのみ。

というわけで日頃意識している、どころかもはや癖であり無意識の習慣となっていることを男友達に話したら、「え、そんなこと考えてんの?」「俺やったことない」と驚かれたことがあったので書き出してみます。


・帰り道では数十メートルおきに後ろを確認する。

→これはもう中学高校くらいから、一人で帰る時は365日ずっとやってる。
ずっとついてくる人は、たいていは帰る方向が同じってだけだと思うんですけど気になるので、スマホ見るふりして立ち止まって先に行かせます。家の前の曲がり角とか曲がるとこ誰にも見られたくないので、周りをめっちゃ警戒してます。


・音楽聴きながら歩かない。

→ワイヤレスイヤホン持ってるんですけど、外で音楽聴くのは基本、電車の中かジムのマシンの上だけって決めてます。歩いている時、特に夜道では絶対イヤホンで耳塞がない
私の女友達が、音楽聴きながら歩いている時、車に連れ込まれそうになったことがあるんです。その話聞いた瞬間にやめました。
ながらスマホも、こういう意味でも危険! やっぱ人間マルチタスクはするもんじゃない。
あ、でも知人は防犯のために、電話しているふりをしながら帰ると言っていました。これはこれで有効かもしれません。


・鍵は家に着く少し前に鞄から出しておく。

→これは教えてもらった話なんですけど、玄関の前で鞄をごそごそしている間に襲われることがあるので、玄関ついたらなるべく速やかに中に入れるよう、鍵はあらかじめ手に持っておくのがいいらしいです。


・家に入ったら、カーテンを閉めて、数分置いてから部屋の電気をつける。

→これも人に教えてもらった話で、アパートに一人暮らしだった時の習慣でした。アパートやマンションで外から部屋の明かりが見える時は、「今建物に入っていったあの子の部屋はあそこなんだな」って推測されないように、帰ってすぐは電気をつけない。
効果がどれくらいあるかわからないけど。


最寄り駅から家に着くまでの間だけでもざっとこれくらいはある。日常生活にはもっとある。
気にしすぎ、って思えるようになるには、痴漢もストーカーももっと減ってくれないと……。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?