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野鳥散歩|シギ・チドリ/干潟のペースで生きてみたい
前半は江津湖湧水とラムサール湿地のシギチの可憐さ、後半は会社員のつぶやき。
自然のペースと都会のペースの話。
今年のGWは長めに休みが取れたので、熊本の実家に顔を出した。父は私が小学生のときに他界したので、我が家は関西で夫と暮らす私と、東北に住む弟、そして熊本に残った母の3人構成だ。弟が就職で家を出てから生まれて初めて一人暮らしをする母だけど、このごろなぜかシャキシャキ・キラキラしている。
野鳥観察|夏先取りユリカモメ
このごろはずっと雨ばかりで、気温は低く風も強い。
3月も終わりですよ。春ならばもうちょっとこう、陽気をさ、うららかにさ。
そう期待してしまうけど、毎年春はそのイメージを裏切って案外冷たいものだ。ギャップに勝手に打ちひしがれるのもまた春の風物詩といえる。
「あー春。」と思いながらどんよりと公園の池を眺めていたら、意外な姿が目の前を横切った。
あれ、よく見えなかったけど頭、黒い??
とまって
野鳥観察|こんなところにカンムリカイツブリ/鳥を通じて発見する街の中の自然
JRに乗って、自宅のある西神戸から大阪の東側へ。
奈良県に入る手前で降りるとそこは、生駒山が見える閑静な住宅街だ。
ここで月に一度、友達の会社の絵画クラブにお邪魔して油絵を描いている。
その日は早めに駅に着いた。
そんな日はだいたい駅のスタバかロッテリアに入ることが多いのだけど、天気も良かったし、近くを散策することにした。
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少し目線を上げれば遠くに山が見えると言っても、足元の道は綺麗に
野鳥観察|ミヤコドリに再会/「趣味」は解像度で決まるのかもと思った話
スコットランドで初めて会ったOystercatcher、日本語で「牡蠣喰い」と思いきや「ミヤコドリ」という雅な名前の鳥、ついに日本で再会。
熊本の実家に帰省した帰り、旧友に会うために福岡に立ち寄っていた。福岡市は海に接している。せっかくだから海鳥を見にいきたいなと、「福岡 干潟」で検索。
あったあった。
博多から遠くないところに干潟がある。秋春はシギチドリが飛来し、冬は「ミヤコドリがおすすめ」
鳥の話|Robin|イギリスの愛され鳥
英国の愛され鳥、Robinことヨーロッパコマドリ。
オレンジ色の胸元がよく目立つ、スズメ大の可愛らしい鳥。
日本でもコマドリの仲間は夏になるとやってくるものの、人の多いところでは滅多に出会えない。一方、イギリスのコマドリは身近な存在だ。
あるときは大都会ロンドンの公園で高らかにさえずったり
またあるときはエディンバラの王立植物園で丸くなったり。
ベンチに座っていると、すぐ隣にやってくること