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文系大学院生がひとり暮らしをしてみて

皆さん、こんばんは(こんにちは)!
朝生会メンバーのゆーです。

新年度がはじまり、もう1ヶ月が経ちましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
早速、私たちの会のメンバーであるケーシーさんは、五月病に感染してしまったそうです。いやーそんなにうまくいくもんじゃないですよね…

とうの私はどうかというと、4月は試練の月だったと回想しております。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、リアルガチなんです(笑)!
この気持ち、共感してほしい!って感じなんですよね。

では、なぜ試練の月だったのか、考えるうえで欠かせないと考えるのが、
ひとり暮らしを始めたことです。
22年間生きてきたなかで初めて!というわけでは実はなく、アメリカに留学していた頃、確かに「ひとり暮らし」をしていました。

ただ、期間とかやらなければならないことを考えると、今のほうが圧倒的に大変だと思うんですよね。
そこで今回は、「ひとり暮らし」というテーマで、進めていこうと思います!



ゆーが置かれている状況

では、ここで、わたくしゆーが今、どのような状況にあるのか、簡単に確認しておきましょう。うまくまとめられそうにないので(諦め!)、箇条書きにて失礼します…

・社会学を専攻する文系大学院生
・今年(2024年)4月から、生まれてからずっと暮らしてきた東京を離れ関西へ
・キャンパスから徒歩5分(踏切がが開けばの話ですが)のところにあるマンション?にひとり暮らし(正直近くてめっちゃ助かってます)

ざっとこんな感じですかね。
なぜこのような状況をあげたのかというと、(あくまでも)わたくしゆーが感じるひとり暮らしの特徴を考えるうえで、今の状況がわからないと、なかなかイメージがつかないと思ったからです。

読者の方のなかには、社会人の方もいれば、大学や専門学校、もしくは高校に通う学生さんもいるでしょうし、北海道に暮らしているひともいれば、九州地方に暮らしているひともいるでしょう。そこで、自分の状況を照らし合わせながら、わたくしが考えるひとり暮らしの特徴を考えてほしいと思います。

①「家事」が大変!

ひとり暮らしをしてみて感じた特徴として、第一に「家事」が大変!という点があげられます。

家事といっても、やることはたくさんあります。
料理、洗濯、掃除、ゴミ捨て、買い物、支払いなどなどなどなど
いやー、絶対もっとあるはずなのですが、とりあえず思い浮かんだものだけでもこんなにあるんですね。

母からはよく、「今の時代、男のひとでも家事できないと結婚できないよ」と冗談めかしていたのですが、まじでその通りだと思います。
(ちなみに、日本における男性の家事・育児分担割合は、世界的にみて圧倒的に低いのが事実です…)


ひとり暮らしの家事と複数人で暮らしている家の家事って、どっちが大変なのか考えてみましょう。前者の場合、すべて1人でこなす必要があるので、ある意味大変です。一方で、後者の場合はというと、分業すれば(できれば)総量は多くとも1人当たりの分量を減らすことはできるんですよね。

つまり、ひとり暮らしだと、すべての家事をこなす必要が出てきます
それも、毎日!正直ノイローゼになりそうです…

ただ、もし私が留学から帰ってきたあとも、家事を積極的に引き受けていたとすれば、こんなにきつくはなかったと思うんですよね。
つくづく、自分が実家暮らしのときに何もしてこなかったのか、ということを実感させられております…

これからひとり暮らしする予定がある読者の方、
家事は今のうちからやっておきましょうね!(笑)

②「時間の使い方」を考えさせられる

ひとり暮らしの大変さとして、
第二に、「時間の使い方」を常に考える必要があることがあげられます。

え、ひとり暮らしじゃなくても、考えていますけど?
という声が聞こえてきた気がします(笑)
はい、その通りだと思います(否定しないんかい)。
なぜなら、今この記事を読んでいる瞬間も、あなたは次にやらなければならないことを考えているでしょうし、時間は常に動き続けているからです。

ただ、ひとり暮らしと同居人がいる状態って何が違うかというと、
時間を他者(ここでは家族やパートナー、友人も含めてこのように呼んでいます)と共有する時間が大きく異なっているということです。もちろん、前者のほうが、圧倒的に1人でいる時間が多い=自由な時間が多いということです。

私は、比較的1人でいることが好きな人間だと思います。好きというか、気を使わなくて良いから楽なんですよね。ただ、自由な時間が多い反動なのか、ひとり暮らしを始めた初期(今でも)は、スマホばかり触ってしまい、気づいたら夕方になっていたことが結構ありました。

「自由」って良い点だけでなく、人間をだらしなくしてしまうっていう意味では、ネガティブな点もあるということを思い知らされました…
そのために、締め切りって存在するんでしょうね。人類、締め切りという概念を発明できていなかったら、こんなに発展できていなかったのかも…

もちろん、スピーディーに、予定調和的に進行する現代社会が全て良いとは思っていません。例えば、辻信一『スロー・イズ・ビューティフル:遅さとしての文化』(平凡社ライブラリー、2004年)では、あえて「スロー」になることの重要さが示されています。


本題に戻りましょう。
「時間の使い方」を考えるうえで必ず欠かせないのが、
今あなたがどのような状況に置かれているのか、という点です。
上述したように、私は大学を卒業して大学院に進学した学生で、関西にひとり暮らししています。
仮に、わたくしが社会人で、東京でひとり暮らしだったとしたら、空いた時間に学部や高校時代の友人と会うこともできますし、持っている土地勘をもとにスムーズに予定を組むことだってできるでしょう。が、知り合いもほとんどおらず、どういう地域なのかもわからない状況だと、例示したような環境とは異なる「時間の使い方」になってくるでしょう。

ちなみに、文系大学院生ってどんなことするの?という疑問に対しては、別の機会にお答えできればと思いますが、
簡単にいうと、①文献購読、②自習、③研究会への参加、④フィールドワーク、などがあげられます。この②自習は、研究を進めるうえで、最も重要かつ難しいです。
なぜなら、自分自身で計画をたてずに怠ってしまうと、最初は楽だけど、論文の締め切りが迫ってくると、その分のツケが回ってきます。逆に言うと、この自習の時間を有効活用することで、人一倍に成果をあげることができる可能性が増えます。

少々強引なまとめ方ですが、このように、ひとり暮らしでは「時間の使い方」が問われることが多くなってくるのです。

③話せるひとがいない=孤独感

ひとり暮らしをしてみながら感じた、
第三の特徴としては、知り合いがほとんどおらず、孤独な気分になるという点があげられます。

もちろん、ひとり暮らしをされている方によって、住んでいるエリアや現在置かれている境遇が違うので一概にこうとはいえません。
例えば、就職するとなったときに、地元を出た経験がないひとがひとり暮らしを始めるとなったとしたら、ある程度友人や知人が周囲にいる場合が多いかと思います。

(話はかなりズレますが、「地元で生きる」ことの心地よさだけではなく、しんどさや残酷な上下関係を考えるうえで、打越正行『ヤンキーと地元:解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち』(筑摩書房、2019年)はヒントになるかと思います。比較的読みやすい社会学の本なので、皆さんもぜひ!)


ただ、わたしが暮らしている場所には、知り合いがほとんどいません。
当然ですよね。22年間、東京で生まれ育ってきたわけですから。

これは、留学中にも感じたことですが、
ひとりって、やっぱり寂しいんですよね。
誰かに会いたいときに会えないという感覚って、なんとももどかしく、どうしようもできないですよね(共感してください!)。

確かに、今の時代、インターネットが普及し、世界中どこからでも(もちろん、圏外だと無理ですが)連絡を取り合うことができます。私は、今でも都内にいる知人と時々連絡を取り合っています。

ただ、物理的な距離って、めちゃくちゃ大切なんですよね。距離が近いからといって、常に会える状態なんてことはないですが、一念発起して「よし、今日会おう!」という意思が両者のあいだで一致したら、すぐに会えますもんね。
一方で、距離があると、それはなかなか難しくなってきます。遠距離恋愛は、その一例でしょう。よく、遠距離恋愛は難しいって言われているのを聞いたことがありますが、それって物理的な距離=心の距離にもつながっていて、だからこそ両者のあいだにある「愛」や「親密性」が薄れていってしまうからこそ、疎遠になってしまうのではないでしょうか。

結構ネガティブな感じになっちゃいましたが、
結局のところ、話せる人を自分から増やしていくしかないと思うんですよね。
わたくしゆーは、完全に孤独か?というとそうではなくて、同じ研究科に2人入学してきた同級生がいて、かなり助かっています。それだけではなく、良い先輩が多くて、非常に快適な院生生活を送っています。

まあ、幸いなところ、研究会や何らかの機会で、初対面のひとたちとたくさん出会う機会があります。
これから頑張って話せるひとをつくれば良い話です!

さいごに:ひとり暮らしは大変、でも…

正直、まだひとり暮らしの楽しさを実感できていません。食べ物はつくらないと、いや、そもそも買い出しに行かないといけないし、洗濯物や食器、ゴミは放置しているとめっちゃ溜まりますし、定期的に掃除しないときたないし…

ただ、今はこれらを辛いって考えるんじゃなくて、ポジティブに捉えるのが大切だと思います。絶対自分の身になることを信じて。

かの有名なジブリの宮崎駿監督も、「大事なものは、たいていめんどくさい」と発言しているくらいですし。

よし、ひとり暮らしぼちぼち頑張ろうかな。
ひとり暮らしされている読者の皆さん、一緒に頑張りましょう!!


最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます!
皆さんのスキが、わたくしのひとり暮らし生活、そしてノート執筆の励みになっています(ガチです)。
よろしければコメントも!なんて欲張りなことは言わないので(言ってるやん)、ぜひ評価のほどお願いします。
では、また!!


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