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いわゆる「文系大学院」に進学します

皆さん、こんにちは(もしくはこんばんは)!
朝生会メンバーのゆーです。

最近、天気の移り変わりが激しくて、いつ衣替えしようかどうか悩んでいるところです。数日前も雪が降っていましたが、なかなか暖かくならず、ムズムズしているところです(ちなみにゆーは先日、花粉症と診断されました。鼻ムズムズ目カユカユくしゃみクシュンクシュンで大変でしたが、薬のおかげで最近は大丈夫そうです)。

さて、こんな前置きは置いといて、
本題に入りましょう。

実は、わたくしゆーは、2月に行われた入学試験に無事合格し、来月4月から関西にある大学院の修士課程に進学することになりました(パチパチパチ)!!
いやー、ここでダメだったらどうしよっか…と思っていたところだったので、合格できて本当に安心しています。


話は変わりますが(唐突!)、これまでの投稿では、ゆーが社会学的なテーマで卒論を書き、無事提出できたこと、そして進学希望であることを書き記してきました。

そこで、今回は、
「文系大学院に進学する」
というテーマで、この回を進めていければと思います。



「大学院」とは何か

皆さんは、大学院と聞いてどのようなイメージが浮かびますか?
「研究」「お勉強」「実験」「博士(細かい点ですが、「はかせ」と呼ぶか「はくし」と読むかで、意味は異なってきます)」
以上、私の頭の中にとっさに浮かんできた言葉を羅列してみました。
やはり、お硬い言葉ばかり登場してしまうのは気のせいでしょうか。

では、ここで、日本における大学院の正式な定義を確認しておきましょう。

大学院は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与することを目的とする。

「学校教育法」第65条第1項

つまり、大学院では、「研究」「高度の専門性」「文化の進展に寄与」が、学生たちに求められる施設です。
簡単にいうと、大学院=プロ研究者養成機関といえるでしょう。

文部科学省が出している「令和5年度学校基本調査」によれば、
大学卒業者のうち、大学院等へ進学する割合は12.5%(就職者は75.9%)です。近年は、1割程度で推移しています(最高数値は2010年の15.9%)が、この進学率は過去と比較してもそれほど大差はありません。
つまり、日本では、大学院に進学すること自体、それほどメジャーではないのです。

では、大学院のゴールは何でしょうか。
簡単にいうと、論文を学校に提出し、先生たちの審査を受け、合格判定をもらうことです。
大学院は、第一段階である修士課程、そして第二段階である博士課程に分けることができ、それぞれ修士論文と博士論文を提出することで、前者では「修士号」、後者では「博士号」といった称号を手に入れることができます。
※ちなみに、博士課程では、博士論文を提出せずに「単位取得退学」「満期退学」という形で、博士論文を提出できない/合格判定が出ないまま、大学院を去る人もいます。その場合、後から博士論文を提出することで、博士号を得ることができる場合があります。

今の日本の研究者は、基本的に博士課程を修了しなければ、研究職を獲得できる可能性は低いです。なかでも、私が進学することになった修士課程は、その入り口に立つための第一歩といえます。

「文系大学院」の存在

皆さんは、もし「大学院」と聞いたら、どのような分野を思い浮かべるでしょうか。おそらく、工学やエンジニア、化学…といった「理系」分野ではないでしょうか。
というのも、実数からみても、理系分野における大学院進学率のほうが、文系に比べ圧倒的に上回っているのです。
確かに、文科省が出している「令和5年度 高等教育機関 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(大学)」によると、出身学部の分野別に見ると、人文科学が5.5%、社会科学8%です。これは、理系に比べると非常に低い数値であり、そもそも文系で進学すること自体がレアであるということを意味します。

ただ、ひとつ強調しておきたいのは、
「文系」というカテゴリー自体、非常に曖昧であるという点です。
例えば、「経営学」を専攻として修士課程に進むと、経営修士号、いわゆるMBAを修得することができますが、これと「経済学」「法学」といった社会科学、さらには「哲学」「文学」といった人文科学と一緒くたにカテゴライズすることは妥当といえるのでしょうか。
また、私の専攻である「社会学」は、研究の方法論を基準として、量的調査(数値を用いて分析する方法)/質的調査(数値では表せないデータを用いて分析する方法)に分類することができますが、質的調査においても、数値を用いることもあります。つまり、ゴリゴリの文系と思われがちな社会学も、実は理系要素を含んでいるのです。
※ちなみに、社会学は、「社会科学」(もしくは「人文社会科学」)分野に含まれます。

このように、「文系」という概念自体ちぐはぐであるということがわかります。
(まあ、最近だと、東京大学に文理融合の学部が新設されるっていうニュースが出ているくらいですからね。それくらい、きちんと区別するのって本来はナンセンスなんだと思います)


私が「文系大学院」に進学する理由①、②…?

まだギリギリ4年生なので、初対面の方と話した時、
「進路はどうされるんですか」
と必ず聞かれます。
その時に私は、
「大学院に進学します。理系ではなく、文系ですけど。」
と回答します。

ただ、進学したいと思った理由については、
面倒なのであまり説明しません。
今回は、せっかくですので、その理由についてお話しましょう(やったー!)。

第一の理由は、単純に就職したくなかったから(笑)
と言いたいところですが、正確には、
自分がマッチングしそうな就職先がイメージできなかったからです。
大学2年までは、マスコミ業界(とりわけ新聞記者)に興味があり、
インターンシップのエントリーシートを書いて提出したこともあります(まあ、結果は全滅でしたが)。
ただ、いざ自分が記者になったところで、会社や規則にどれだけ縛られずに自由に書くことができるのだろうかと考えた時に、なかなかそこからは自由になれないなと感じてしまいました。
元々、他の業界には全く興味を持たなかった(持とうと努力をしなかった)ため、私が大学を卒業し、就職するビジョンは自動的に消え失せてしまったのです。

そこで、進学すれば、自動的に2年間の猶予期間が与えられ、自分が好きな勉強に専念でき、その間に、博士課程(=研究者)に進学したいのか、就職したいのかを、改めて考えることができるのではないか。
このように考えた結果、
文系ではあるものの、大学院に進学するのが良いのでは?
と思うようになったわけです。
それにしても、こんなこと就活生に言ったら「先輩、世の中舐めてるのちゃいますか」って言われちゃいそうですが(笑)。

第二の理由は…
といいたいところですが、今回はここら辺で力尽きそうです…。
なんだ、結局持ち越しかよと感じたそこのあなた!
「先輩、舐めてますか」と言われないような理由を発表するので、安心してくださいね(笑)。

ここまで長らくお付き合いいただき、ありがとうございます!
次回も楽しみにしておいてくださいね!
では、また!!


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