松本 麻美 Asami Matsumoto

のんびりしたくて、いつも抜け道を探しなが生きています。6歳の息子と4歳の娘と博士号に通…

松本 麻美 Asami Matsumoto

のんびりしたくて、いつも抜け道を探しなが生きています。6歳の息子と4歳の娘と博士号に通う夫との冒険の毎日。 2020年に地方移住からの2023年にNZに移住。 Youtubeは毎週土曜日に配信中https://www.youtube.com/@asamissimo2

最近の記事

海外のお誕生日会事情

毎回、色々びっくりするし、同時に心がとってもあたたかくなる。 こっちに来てから、娘と息子がお友達のお誕生日会によく呼ばれるようになった。 ニュージーランドでは子どもたちのお誕生日会にお友達を呼んで盛大にお祝いすることがポピュラーなようだ。 「盛大に」といっても、それぞれの家庭の方針や思いがあって、招待されるお友達の数や開催場所などは多様性がある。 でも共通して、親の子どもへの愛を感じるし、そして親の色々なアイデアにびっくりするのだ。 今回は私たちがここで参加したお誕生日会

    • 「でも、いやだった。」

      「娘さんの保育園はどうですか?」 先日、娘が小学校に上がる前の無料健康診断に行った時に、そこの女医さんが私に質問をした。 ここ、ニュージーランドでは子どもたちは5歳になると小学校に入学することになっている。時期が来たら、各家庭が自分の子どもを通わせたい小学校に、入学申し込み書を提出して許可をされたら入学のその日を待つ。その申し込み書類の中には、健康診断を受けているか、予防接種をちゃんと受けているかというのを一緒に提出することになっている。 我が家にもニュージーランド政府から

      • 習熟度別のクラスにIT教育・・・NZの小学校

        プールつきの大豪邸。 全面ガラス窓で日当たり抜群の気持ちの良い家。 森の中の可愛いログハウス。 6歳の息子は、バーチャルの世界で彼の夢を一つずつかなえていっている。 現実世界でいくら両親に期待しても難しくても、マイクラの世界では彼がスキルをアップさせれば、なんだって自分が見たい世界を自分で作り出せるのだ。 最初のころこそ作業台すら作れず、うまく思った方向に移動できないと半泣き状態だったのに、随分とできることが増えてきた。 今ではマイクラの世界でいきなりCDをかけ始めたり、

        • 大幅アップデート中

          我が家の歴史の中で新しいチャプター始まるようだ。 息子の歯がついにグラグラし始めた。 ちょうど、6歳6ヶ月。乳歯の生え替わりが早い子どもたちが増えている中では、息子は遅めな模様。周りのお友達が歯が抜けたんだーと歯抜け姿をスースーと披露している様子を、自分よりも「大人」への道を一歩早く進んでいくんだなーと羨ましく眺めていたらしい。 「My teeth is wobbly! I finally have a wobbly teeth!!」 と、最初の日は息子が15分おきくら

        海外のお誕生日会事情

          遊び三昧

          クロックスにつけるシューアクセサリーが突然、増えた。 6歳の息子のクロックスに、お友達の誕生日会でもらったナマケモノのキャラクターが加わり、最近は別の子からもらったポケモンボールが加わった。 クロックスに26個も穴はいらないだろう、と少し前まで思っていたのだが、この穴の使い道の一つを学んだ瞬間だ。 クロックスのアクセサリーが増えると同時に、息子がコレクションしているポケモンカードが、少しずつ減っていっている。といっても、これはアリババで100枚10ドルとかで買う自称ポケモン

          ふりふりとキラキラの世界で踊る君に

          4才の娘が通っているダンス教室から、突然 「先生からのプレゼントです」 という簡素なメッセージと一緒に、音楽が数曲送られてきた。 なんだなんだ?と早速、音楽を再生してみると、横にいた娘が突然、ピクッと反応して目の色を変えて、踊り始めるではないか! ダンス教室から送られてきたプレイリストでは我が家ではかけることが滅多にないような曲が次から次へとかかるのだが、どの曲も娘は嬉しそうに、教室で習った振り付けをしっかりと再現して楽しそうに踊り始める。 Jackson 5のI want

          ふりふりとキラキラの世界で踊る君に

          その先に、たくましさがあるのだから

          息子が最近、また新しい環境で挑戦している。 息子は今年から学校が終わったあとに、学童のような場所にたまに通っている。日本の学童の事情は細かくは分からないのだが、ここの学童は本当にシンプルにすんなり入れた。 携帯のSMSで担当者と軽く相談して、ウェブサイトから申し込みをして、はい翌日からどうぞーという感じで、あまりのあっけなさに親の方の心の準備ができないほどだった。 学童、「アフタースクールイングリッシュプログラム」と言い換えてみると、一気に特別感が増すような気がする。 た

          その先に、たくましさがあるのだから

          海外で暮らして1年3ヶ月経った子どもたちの変化

          ニュージーランドで暮らして1年3ヶ月、息子と娘の身体にちょっとした異変が起きている。 ある日、娘にサンダルを履かせようとしているときに、気付いたのだ。娘の足の裏の皮膚が心なしか硬くなっているということに。 息子の足の裏も同様で、カチコチというほどではないが、皮膚が厚くなっていてたくましさを感じさせる気がする。 ニュージーランドの子どもたちは、裸足で歩き回る。芝生の上はもちろんのこと、普通の道路でもスーパーでも裸足の子を見かける。なんなら子どもどころか、たまに大人も裸足で歩い

          海外で暮らして1年3ヶ月経った子どもたちの変化

          とにかく、感動したのだ

          こんなに感動したのは久しぶりかもしれない。 先日、息子が通うニュージーランドの小学校で水泳大会があった。 日本が春に差し掛かる時期、ここ、ニュージーランドではあたたかい夏から秋に変わっていっている。ついに寝具をもう一枚かけて布団の中で丸くなりながら寝るようになり、冷え込む朝と夜は家の中でバスローブが手放せない時期になっている。 それでも息子の小学校では本当にギリギリまでみっちりと水泳の授業がある。 温水プールになっているとはいえ、 「今日は寒くて飛び込めなかったよ」と言いな

          とにかく、感動したのだ

          地方移住からの海外移住について

          最近、息子が神妙な顔つきで言ってきた。 「オレ、日本のこと、忘れないように、忘れないようにって頑張っているんだよ。でも忘れそうになっちゃうんだ。」 まるで千と千尋の神隠しで、千が一生懸命自分の本名である「千尋」を忘れないようにしているかのようだ。 息子は5歳の時点で日本からニュージーランドに移住したから、日本で通っていた保育園のことや大好きなお友達のことをまだかろうじて覚えている。 先日は、日本語の絵本で雑巾掛けのシーンが出てきて、日本ではお掃除をこうやってやることもある

          地方移住からの海外移住について

          ここにびっくり!ニュージーランドの小学校

          息子のクラスの親御さんたちが入っているクラスの公式What’s up グループ(いわゆるライングループ)がざわついた出来事があった。 「ど、どなたか、新しい宿題のやり方分かります・・・?」 一人の勇敢な母親がWhat’s up グループに投稿した。 すると、間もなくして次から次へと 「なんと!私もちょうど混乱してたところなのよー」 やら 「一体なんなのこれは?!」 という投稿で埋まっていく。 そしてたくさんのハテナで溢れ返るチャット画面を見て、夫と私は安堵するのであっ

          ここにびっくり!ニュージーランドの小学校

          異国で友達ができるために大切なこと?

          息子は最近また、一つお別れをした。 息子が通うニュージーランドの公立学校の、同じクラスに日本から1ヶ月だけ短期留学に来た女の子のお友達が日本に帰国する日がついに来てしまった。 最初、その子が学校に来た時は、その子の名前もわからず、そもそも日本から来た子なのかも分からなかったという微妙な距離感だったけれど、すぐに仲良くなってよく放課後には公園で一緒に遊んでいた。 その女の子は、英語はカタコトだったというけれど、学校に来てすぐに息子以外にも他のクラスの子と仲良しになってとても楽し

          異国で友達ができるために大切なこと?

          脱・食わず嫌い!ー新しい世界に飛び込むことー

          今朝、突然、息子と娘がニュージーランドで「伝統的」な朝ごはんを食べると言い出した。 伝統的というのが厳密に正しいのか分からないのだが、80年以上ニュージーランドの朝の食卓の風景の一部であり、健康が売りのホールウィートでできているウィートビックスという食べ物だ。 私もたまたま人からウィートビックスを数箱お譲りしてもらった機会があり、何回か試したのだが、口の中にやたらパサパサとこべりつき、味がヘルシーそのものでなんとも馴染みがない。 ヨーグルトをかけたりジャムをかけたり色々工夫

          脱・食わず嫌い!ー新しい世界に飛び込むことー

          海外暮らしで日本が恋しくなる瞬間

          久しぶりに日本が恋しくなる二つの出来事があった。 一つ目は、Youtubeで突如おすすめに表示された日本各地で開催されているというティラノサウルスレースの動画を見つけて子どもたちと一緒にお腹を抱えて笑いこけていたとき。 一体5000円もするティラノサウルスの着ぐるみをレースの参加者は自前で用意しないといけないという。 にも関わらず、たくさんの「中の人」たちが日本各地から集まり、ポリエステル製ティラノサウルスの首を後ろにカックンカックンさせながら一生懸命走っている様子は、物価高

          海外暮らしで日本が恋しくなる瞬間

          まあ、色々ありまして・・・

          突然ですが、先日、私、ショッピング詐欺とやらに引っかかりまして・・・ ニュージーランドではやたらショッピング詐欺が多いとは噂では聞いていたし、なんなら夫もここで一回ショッピング詐欺に引っかかり、返金してもらうために孤軍奮闘してたのを冷ややかに応援していたこともある。 けれど、どこかに自分だけは大丈夫という確信があった。 と、たかを括っていたのが裏目に出たのかなんなのか。 ある日、facebook広告にとても柔和そうな表情の老夫婦の革製品職人が、「もう年になったからお店を閉

          まあ、色々ありまして・・・

          異国の地で迎える、小学校生活2年目

          ある朝、息子が車に乗り込むなり、音楽をリクエストしてきた。 「オレ、米津玄師の地球儀が聞きたい」 ニュージーランドで迎える小学校二年生、最初の日の朝。 日本ならまだ年長さんなはずの息子があっという間に2年生になってしまった。 去年の今頃、右も左も分からずに、私と夫に手を引かれるままに足をひきずりながら教室に向かった異国での突然の小学校初日の始まりの混乱具合とは全然違う。 「なんか、緑に囲まれてゆっくりする気分なんだ。新しい日だし。」 息子は「地球儀」のミュージックビデ

          異国の地で迎える、小学校生活2年目