侮ると半日で死ぬよ。
暑かったり寒かったり
母子家庭をしていると
毎週末は
ネジが壊れたロボット状態。
ここ最近
突然の暑さに仕事柄もあり
更年期真っ最中…
私
というキグルミは
子供の前で1番見せてはいけない
キグルミのまま倒れた。
遊園地のSHOW TIMEなら
次のオファーは無いだろう。
それでも
動けるのは他にいない。
私というキグルミだけなんだ。
喉が痛かった。
やばいな……の
いつもの助長はあった。
慣れていた。
♪ちゃっちゃら〜〜〜〜♪
介護士の味方！
ロキソニン！
これで熱と痛みを…
抑えるんだ！！！
だって私はウサギのキグルミを
被る事を選んだんだから！！
あ…おねちゅ様が…
出てしまった……
やばい…明日仕事多忙
下がらない
下がらない
ロキソニンが負ける
高熱が出たときの
あの…
なんとも言えない…
体が枝のようになって
カサカサと何本も割れていく感覚…
こんなふうに
人間は朽ち果て土に戻る…
それが定めと言うものだ…
私の汚い布団は
部活動の若者達よりも
身体から出るどす黒い寝汗で
どんどんどんどん枯渇した。
ポカリスエット美味しいすぎ…
アオハルのポカリを
オババの点滴代わりに飲む。
次はそんなCMもいいんじゃないか
夜中に一人
腫れ過ぎた喉に通過させる
あの美味しさは
孤独な染みタイム。
体調悪いとバシバシ
孤独だぜ。
これが人生。
されど独りじゃない。
そんなことは
どーでもよくて
私…感染系だとしたら非常にまずい。
職場が終わる…
と焦りだす。
次の日、仕事を休ませて頂き…
鬼のように
怖い爺さんの耳鼻咽喉科へ。
全てが旧式の耳鼻咽喉科。
先生に変な反抗したら
先生オコになる。
子供のように良い子になる私。
先生は旧式で痛い検査と辱めをする。
そして先生は一言。
「あなたの腫れてる所が二箇所。場所が悪い。喉に指が一本入ってる状態。侮ると呼吸ができなくなるね。半日で死ぬ。」
なんと！
こんな長いタイトルの本があったら
絶対に読まない。笑
「あなたみたいに、
喉からの呼吸困難で死ぬ人は
１日この、市でも2.３人いる。
テレビでやらないだけ。もう、呼吸の、音と何か異変があったら119」
そう言いながら
鼻うがいを、おりこうにしてると
なんだか特別な
黒飴がもらえる。笑
そして私は
ヒヨコにその旨伝えた。
侮ると半日で死ぬって。
いや無い無いけどね。
夜中、勿論生き続け寝汗で
整う〜〜〜〜
養生の為
爆睡してる私。
自然に眠れるなんて夢のまにまに…
今日の、境界線を過ぎたら
ヒヨコが突然私の部屋に登場！
無理やり起こされ
お茶を飲まされ
トイレ誘導をされ
やっと…寝かせてもらえた。
「ただ心配だっただけだよ
ごめんね」
夜中、眠って治しているより
安否確認で視野が狭ばった我が子。
私を夜中
起こした事への悔やまれた想いが
テキストで送られてきていた。
成長したな………（泣）
半日超えてすぐ来てくれた。
激萌え最高じゃん！
ここ最近のヒヨコの
頑張りは強く強く私に伝わり
どこまででも応援したく
私は張り詰めていた。
私は
ご飯も食べられないほど疲弊した。
ベホイミーは
私しかかけられない。この家。
誰にも助けを求めなかった。
私の小さくて
恐ろしいほど
いらない強い想いと
いらないプライドが
きっと…そこにはあった…
そんなことをしていたら
倒れてしまい
家が回らなくなってしまった。
私は病院に行き黒飴を転がしながら
家に帰った。
県外からヒヨコの祖母が来ていた…
私のお母さんだ。
私はそこで身体も心も停止して
崩れて
ただただ眠りについた。
汚い寝汗と共に。
抗生物質は飲みきった。
母親も帰った。
美人の親友がやってきた。
ヒヨコが
ひょっこりはんと
私達の所へ来た。
巷は、知らない間にGW。
もう空っぽの私に
鬼先生が激励と共に出してくれた
仙豆は長期間処方されている。
明日からバキバキ行くよ！
だってヒヨコ
今週めちゃくちゃ頑張った。
100日後に死ぬワニを思い出す。
思い通りにいかない。
そんなこと当たり前。
ご飯を食べて
飲み物飲んで
眠れないのは辛いね…
今日は今日で
きみもお疲れ様。
明日もね
生きるんだよ。
子供が教えてくれた。
君を心配している人はいる。
どの世界でもいい。
いるんだよ。
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