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#9 ヴェルサイユ宮殿を訪ねて、そのスケールに圧倒された(2021年フランス・パリ旅)

こんにちは、あさまるです。
今日は「ヴェルサイユ宮殿に行ってみた話」を紹介したいと思います。
この記事がヴェルサイユ宮殿観光の参考となれば幸いです。
※記事の写真や内容は2021年8月時点のものです。現状とは異なっている可能性がありますこと、あしからずご承知おきください。

ヴェルサイユ宮殿について

はじめにヴェルサイユ宮殿について簡潔に紹介させてください。

ヴェルサイユ宮殿は、17世紀後半に建立された、かつてのフランス王国の宮廷があった場所になります。
当時の王・ルイ14世が建立したのですが、自分の威厳を示すために、宮殿の豪華さにこだわったのが特徴。

1979年に世界遺産に登録され、今日でも多くの人がヴェルサイユ宮殿を訪れ、当時の栄華を感じることができる博物館・美術館的存在となっています。

ヴェルサイユ宮殿のさらなる概要は、以下ナショナルジオグラフィックの写真ギャラリー+説明文がわかりやすいです。もしよろしければ併せてどうぞ。

公式Webサイトからの来場予約が必須だった

ルーブル美術館やオルセー美術館同様、ヴェルサイユ宮殿もWebサイトからの事前の来場日時予約が必須でした。
Webサイトから、来場日と時間を9:00~17:00の間から30分刻みの時間を選ぶかたちとなります。
この事前の来場日時予約のおかげもあってか、私が訪問したときは非常に空いており、じっくり鑑賞することができました。

公式Webサイトはシンプルかつモダンなデザインで使いやすく、必要な情報に辿りやすくてとても好印象でした。

パリ中心部から電車で約30分。電車でベルサイユに行く

ヴェルサイユ宮殿のある「ヴェルサイユ」という街は、パリの中心部から少し離れた郊外に位置しており、市内からは鉄道で約20~30分程度で行ける距離感。日本だと、横浜から見た鎌倉や逗子、京都から見た嵐山や宇治と距離感が近しいかと思います。

RERという日本でいうJRに相当する鉄道に乗って行けるのですが、「ヴェルサイユ」という街には、複数の路線・系統が走っており、ヴェルサイユ宮殿の近くには異なる3駅が存在しています。どの駅からでも5~15分程度で行くことができますが、郊外なのにターミナル駅が3駅もあることに驚きを覚えました。

ルイ14世の騎馬像とヴェルサイユ宮殿に続く大きな道「パリ通り」

駅から10分ほど歩いて、ヴェルサイユ宮殿に続く大きな道「パリ通り」に出ました。

ヴェルサイユ宮殿から続く大通り「パリ通り」

この整備された大きな幅の道路から、まさに王の風格を感じます。(うまく言葉で表現するのが難しいですが)

宮殿の前にはルイ14世の騎馬像が鎮座しています。

宮殿の前にある「ルイ14世の騎馬像」。

まだ宮殿内に入っていないにもかかわらず、最初からスケールに圧倒されました。

ヴェルサイユ宮殿に入る前にチケットセンターで身軽にする

ヴェルサイユ宮殿に入る前に、チケットセンターのある建物で、ワクチン接種証明書の提示がありました。この旅では、紙のワクチン接種証明書を見せる度、うまく通してもらえるかドキドキしてました。もちろん問題なくパスでき、スタッフの皆さんのご対応も暖かく迎えてくださいました。

ヴェルサイユ宮殿鑑賞にあたって、宮殿内にはロッカーは無く、チケットセンターの建物にのみ存在しているため、事前に荷物を預けて身軽にすることをお勧めされました。宮殿という大きな建物に入る前に、身軽にできたのは有り難かったです。

つきあたりが入口。人々の大きさと建物を見ると、そのスケールの大きさに驚くばかり。
写っていないがこの左側にチケットセンターがある

カメラ、スマホ、ワイヤレスイヤホン、紙のワクチン接種証明書を持って、宮殿へ向かいます。ワクチン接種証明書は宮殿入場時も必要でした。
ワイヤレスイヤホンを持ったのは、館内解説ガイドのアプリを使うためです。デジタル化も進んでいることを実感しました。

余談ですが、フランスの美術館物館はカメラ撮影OK(フラッシュは禁止)を明示している施設が多く、眼の前のものを撮影できることにただただ嬉しかったです。

ヴェルサイユ宮殿に入場、そのスケールの大きさと豪華さに圧倒される。

ヴェルサイユ宮殿にいよいよ入場。宮殿内は非常に広く、その大きさに圧倒されます。
また壁やインテリアの装飾の細部までのこだわりにもとても印象に残っています。

宮殿入って最初に出てくるのは、王室礼拝堂。荘厳とした雰囲気を感じます。

王室礼拝堂

続いて、鏡の間(鏡の回廊)。外窓から光を取り入れつつ、鏡をうまく使ったきらびやかな空間。
天井の絵も含めて、スキが一切ない。

鏡の間

重要な会議の場所となっていた「閣議の間」

閣議の間

後にルイ・フィリップ王によって、ヴェルサイユ宮殿を博物館に改修する際に作られたという「戦争の回廊」。

戦闘の回廊

こうしてみても、その贅沢さと華やかさは今見ても、圧倒的と感じます。
ここまでやり遂げられるって、とんでもない王様だということを自分の五感で感じれました。この贅沢さと国の資金浪費が民衆の反感を買い、革命が起きたんですよね確か。

宮殿から見た庭園

時折、宮殿の外窓から庭園が見えるのですが、この庭園の美しさには感動しました。
形の正確さ、整然としたデザイン。どうやって測って作り上げたのか?ただただ驚くばかりでした。

宮殿の窓からは立派な庭園が見える。ガラス越しでも美しい。
広大。人が小さくて、この写真も絵のような世界観になる

今回はざっくりとヴェルサイユ宮殿についてご紹介しました。スケールに圧倒されっぱなしで、当時の贅沢さ、優雅さ、美しさとはなにかを知れた気がしました。
当時の一般市民にとっては、宮殿の中のことなどなんら関係なかったんだろうな…と思いつつ、300年以上の時を経て海外旅行を通して一般市民も中に入れて当時の様子を見れるのも、貴重な体験をしているように感じました。

館内も、宮殿内の各部屋の紹介と、各部屋の目的について、パネルによる説明がありました。内容の簡潔でわかりやすく、Google翻訳で見ながらなんとなく理解できるものとなっていて理解が深まりました。

学生時代、世界史が好きだった方は非常に楽しめると思います。もちろん好きじゃない方も、こうして博物館として観に行くと、勉強になるのでお勧めです。

宮殿を出て帰る際に、大通りであるパリ通りへ向けて撮った1枚。
整列(グリッド)感が美しい

次回は、「ヴェルサイユの街ぶら写真記」と題して、この街の雰囲気を写真とともに紹介したいと思います。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。


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