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#4 乗継時間を使って空港からプトラジャヤ・プトラモスクへ移動。電車とバスで移動してみたお話(2024 マレーシア旅)

こんにちは、あさまるです。

前回の記事では、「ゴールデンウィーク初日にマレーシア・クアラルンプールに行ったお話」をしました。クアラルンプールには16時着。
翌日朝8時のコタキナバル行きフライトに乗るまで、16時間ほどあり、クアラルンプール近郊の都市「プトラジャヤ」で観光+宿泊してきました。

今回の記事では、クアラルンプール国際空港からプトラジャヤ・プトラモスクまでの移動の道中で感じたことを中心に紹介します。


プトラジャヤってどこ?どんなところ?

プトラジャヤは初めて聞く方も多いかと思います。位置関係でいうとマレーシアの首都であるクラアルンプールと、クアラルンプール国際空港のほぼ中間にあります。

また、プトラジャヤはできてまだ新しい都市で、首相官邸や各種政府機関がある、マレーシアの政治や司法の中心といえる都市です。日本のガイドブックでも、クアラルンプールから日帰りで観光するのに取り上げられていたりします。

プトラジャヤは穴場で、クアラルンプール一通り主要地の観光をされた方にはおすすめです。

なぜプトラジャヤへ?

そんな都市に今回私が滞在しようと思った理由は、ただ一つ。翌朝のフライトが朝8時発と早く、クアラルンプールの中心部で滞在するのは(空港から)距離的に遠いと感じていたからです。空港までの移動は最低でも1時間は見ておく必要があり、朝早い時間帯に空港行きの交通手段を確保するのは難しいんじゃないかとも思っていたからです。

また出発日当日は4時起きでほとんどまともに睡眠していない中で、1分1秒でも睡眠時間を確保したい力学も働きました笑

それであればと思い、プトラジャヤで1泊して、翌日空港まで電車で15分程度で行けるのが良いと判断したのでした。
※ちなみにクアラルンプール国際空港近くにもホテルはいくつかあるので、素直に空港近くで泊まることも可能です。

空港を出て KLIA transit でプトラジャヤを目指す

クアラルンプール国際空港に着いてから、クアラルンプールの市内中心部へ移動するなら、空港電車が一番選びやすいでしょう。空港を出たら電車のピクトグラム案内板を見て進んでいくと良いです。

KLIA ekspres という、途中駅をすべて通過する快速電車を使えば、30分ちょっとで空港と KL Sentral 駅を結んでいます。
各駅停車タイプは KL transit という名称で運行されており、空港から今回私の行くプトラジャヤまでは15分ほどで結んでいます。

クアラルンプール市内中心部へは KL ekspres、途中駅には KL transit と覚えておくと良いでしょう。

KLIA T1駅のホームにあった案内板

KL transit に早速乗っていきます。

空港駅においては、快速タイプ(KLIA ekspres)と各停タイプ(KLIA transit)で乗降ホームが異なるので、とてもわかりやすいです。
ただ両方向の電車が同じホームを使うので、出発案内の確認は必須です。

ホームドアの色で快速or各停が一目瞭然。

空港駅を出発してしばらくすると地上に。
地上へ出るとまさに東南アジアらしい景色が広がります。

Salak Tinggi 駅の手前あたりの車窓。今後開発されていきそう

車内モニターのコンテンツはビジネス向けに最適化

電車の車内モニターから流れるビジョンも見ていたのですが、日本のコンテンツの違いに驚きました。

  • ニューヨークでベストセラーになっている子ども向け書籍

  • おすすめポッドキャスト10

  • おすすめiPadアプリ

  • ビジネスニュース、株式市況

空港に行き来するビジネス顧客を対象にしているのか、完全にビジネスワーカー向けとその家族向けコンテンツが展開されていて、コンセプトの違いを感じました。

電車の車内。車内モニターが端に備え付けられている。
流れているのは、おすすめPodcastの紹介コンテンツ

日本だと営利を比重をおいた企業CMが中心なので、こういった運営発の有益なコンテンツ作りも良いなと感じたのでした。

KL transit に乗車して約15分。「Putrajaya & Cyberjaya 駅」に到着です。

Putrajaya & Cyberjaya 駅到着。乗ってきた電車

Cyberjaya(サイバージャヤ)

ちなみに駅名に付加されている Cyberjaya(サイバージャヤ)は、Putrajaya(プトラジャヤ)の西隣にある都市で、いわゆるデジタル・ITに特化した街づくり(大学含む)がなされている都市です。

駅の東側が Putrajaya、駅の西側が Cyberjaya となっている感じですね。この周辺地域一体が都市計画として、計画的に作られたことを物語っています。

駅で交通カード「MyRapid Card」を購入する

プトラジャヤに着いたのは17時すぎ。日没まで90分しかなかったため、私はプトラジャヤの著名な見所である「プトラモスク」と「セリワワサン橋」を見てみたく、バスで向かうことにしました。

「いきなり見知らぬ街でバス!?」というお声もありそうですが、Google マップで行き方を検索すると時刻表とも連動しており、十数分に1本という、高頻度で運転していることがわかったため、Grabやタクシーは使わずに行くことにしたのでした。

とはいえ、いきなりバスに乗って都度慣れない現金を支払うのも億劫なものです。バスに乗車する前に、駅の窓口で MyRapid Card を新規発行してもらうことにしました。いわゆる日本でいう「Suica」に相当する交通カードになります。

空港電車に隣接してMRT「Putrajaya Sentral」駅の窓口で購入。価格は20リンギット(約660円)。
うち10リンギットがカード代金、10リンギットが中に入って利用可能な状態になっていた記憶。

バスに乗車

日本ではゴールデンウィークでしたが、5月3日金曜日は、マレーシアでは平日の金曜日。平日の17時ということもあり、Putrajaya Sentral (Putrajaya & Cerberjaya) の駅前は学校終わりの学生さん、お仕事終わりの社会人の方でとても多かったです。

学校のバスで駅まで送ってもらい、そこからバスで帰る学生さんがいたり、親に車で迎えに来てもらう学生さんもいたり、また電車で帰る学生さんも。

自然や街の景色は違ってもそこにいる人の行動は各国変わらない普遍なものがあるね、と感じた次第でした。

Putrajaya Sentral (Putrajaya & Cerberjaya) の駅前。
バス乗り場、乗降場は学生と社会人で混雑していました

今回はプトラモスクに行ってみたかったので、Google マップで調べたところ、T511系統のバスに乗れば良さそう。

地図データ © 2024 Google

Google マップの提案を信じて、T511系統のバスに乗車していきます。

Putrajaya を走るバス「MRT rapidKL BAS PERANTARA」
日本のシティバスと同様、多数の系統があって、様々なルートを走ってます

日本のバス車内の違いとしては「私たちも改善していきたいから、フィードバックしてね」という意思表示が見受けられたこと。顧客満足度サーベイの案内が印象的でした。

顧客満足度調査でぜひ私たちにフィードバックを、という案内

ChatGPT は、旅にも活用できる!

日本でもそうですが、各都市のバスの乗り方や交通カードをタッチする手順はバス会社ごとにまちまちで、正直よくわからないと思います。なんなら乗り口、降り口の前後も違ったりします。

日本では日本語と車内アナウンスから読み解くことができますが、海外のローカル都市のバスの乗り方となると、「何が正しいのか」判断するのは難しいです。

周囲の人に聞いても良かったのですが、ダメもとで率直に ChatGPT に聞いてみたら、的確な回答が返ってきて驚きました。

乗り降りのルールを ChatGPT に質問してみた

周囲で乗降している人も同じような動きをしていたので、ChatGPTが提示した回答は合っていたといえます。

今回のような、「バス会社がルールとして明文化しているが、現地では口頭確認になりがちなもの」については、ChatGPTが大いに役立つことを実感しました。

プトラモスクへ行くのに最寄りバス停から歩く

バス移動のお話に戻りましょう。
私が乗ったT511系統のバスは、プトラモスクの前まで行かないため、少し手前のバス停で降車して、プトラモスクまで1.4km歩くことにしました。

歩いて現地へ行った所感については、この記事が長くなってしまったので、次回の記事で書き綴ってまいります。

それではまた次の記事でお会いしましょう。


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