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Amazonプライムで見れる鬼太郎の映画最新作
「鬼太郎100周年を祝う新解釈の前日譚」自他共に認める水木しげるファンである。子供の頃から分厚くて重たい妖怪図鑑を眺めて育った。そこに描かれたおぞましくも美しい妖怪の絵と差し込まれた話が大好きだった。地方に伝わる昔話と水木先生の解釈を織り交ぜた独特な世界観が好きでいつも寝床で眺めてはいつか自分もこの世界に行きたいなと考えていた。
大人になっても水木先生の作品を愛し続けている。流石に鬼太郎の新クー
Netflix版シティーハンター
「鈴木亮平という役者とNetflixの底力を改めて思い知らされた名作」
配信前からずっとソワソワしていて気になって気になって仕方がない作品だった。
シティーハンターはもちろんだがとにかく鈴木亮平という役者が好きで好きで有り余るほどだ。彼という役者の素晴らしさを語るなら常に出演する最新作を観れば良いと思うくらい個人的に大好きな役者である。とにかく彼は役作りに命をかけており、肉体から表情から雰囲気
マーベルズの不評から見るディズニー帝国の衰退
ディズニープラスで早くもマーベルコミック映画の最新作「マーベルズ」が配信された。興行収入の振るわなかった作品に限って公開から配信までスピードが抜群に早い。前評判や映画批評の動画をyoutubeで見る限りはその評価は惨憺たるものであった。
ともあれ早速視聴してみる。あえて結論から言うと。
「えっ、こんなもんじゃない?」であった。
もう少しポジティブな言い方をすれば、周りが言うほど私個人としては
君の名前で僕を呼んで
2017年公開 オススメ度 9.9/10点中
イタリア他合作
アンドレ•アシマン原作の小説を映画化したもの。いわゆるロマンス小説。普段ならほとんど手をつけないジャンルだが映画の予告編を観た瞬間にこれは絶対に観なくてはと全身の毛が逆立ったのを覚えている。しかし人間というは悲しいくらいに忙しい生き物で、生きる事に精一杯ですっかり忘れていた。そこへ来てコロナ禍。気が付けば公開から四年以上経過していた
マリッジ・ストーリー
2019年 Netflix配信映画
オススメ度 9.8/10点中
彼はもっと早くあのメモに出逢うべきだったし、私は今この映画に出逢えて本当に良かった。
以前、小津安二郎映画について触れた時に観る人間を取り巻く環境によって映画の評価は随分変わるという事を書いたと思う。
この映画はコメディとロマンス。ひと昔前なら手もつけなかった。しかし私の状況は変わり何故かふと観てみたくなった。そして泣いた。
幽☆遊☆白書 実写版
Netflixオリジナルドラマ
12月14日配信
とりあえず一話だけ視聴した感想。
珍しく結論から書く。
思ったより全然良いじゃん!
という事になった。
正直なところ制作が発表された時。それからキャストが順々に発表されていった時。全キャストが出揃った時。ティザーPVが配信された時。全てにおいて不安しかなかったし、嫌悪感がした瞬間もあった。
何故こうまでしてNetflixは日本アニメの実
マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)
Netflix配信映画
オススメ度 9/10点中
人に映画を薦める時に「ああ…でもこれって万人受けしなさそうだから少し抑えめで評価を伝えておくかな」と思ってしまいがちだ。かく言う私もそうだし今回もそうしようと思っていた。しかしそれが製作者もとい映画自体に対し失礼ではないのかと考え直し、ありのままの評価で推し薦めることにした。
この映画を簡単に説明すると落ち目の芸術家で自由奔放な父親に振り回さ