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Mリーグ2019反省記④ 12月2日2回戦

こんにちは、U-NEXT Piratesの朝倉康心です。
先日の試合でようやく今期初のトップが獲れ、まだまだ負債は大きいもののなんとか少しモヤモヤが晴れたかなという気持ちです。
全チームのスコアが非常に僅差で進んでおり、まだまだ全チーム予選敗退の可能性があるようなそんな状況。
この1勝で気を抜かず、負債を全て強引に返済しようと気負わず、ここから少しでもチームに貢献できるように焦らず頑張っていきたいと思います。

さて、トップでしたが、今回も反省メインの自戦解説になります。
実はかなりダメな選択がいくつかあったので、内容的にはあまりいい対局だったとは言えず手放しに喜べないトップでした・・・
というわけで、振り返っていきたいと思います。前回文量が多くなりすぎたので、重要な局以外は軽く触れる程度にしていきますね。


東1局

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先制聴牌・2枚切れのドラまたぎ47m聴牌・ダマ5200の手。
茅森さんが前巡に東ポン打白としている。このまま鳴きが入らなければツモ回数最大9回。

47mがリーチだと相当打たれにくい牌であることと、2枚切れとはいえそれほど場況は良くなく、体感で平均2枚山程度だったことで、両面とはいえ中盤・5200愚形に近いイメージでダマテンにしました。
良形5200はリーチしてツモっても裏や一発がなければ打点があがらないこともあり、リーチして出和了が期待しづらい待ちや山に十分残っていそうな待ちでなければ感覚的にダマってしまいがちなのですが、最近の統計的には愚形でも良形でも5200はリーチ有利と出ています。
トップが偉いルールとはいえダマで打点十分で和了率が低下するのであればダマで良さそうな気がしましたが、プレミアムナイトの日にこの牌姿の話になり、他チームの選手も含めて話を聞いてみるとほぼ全員がリーチとのこと。
余りリーチしなさそうなイメージの数人も全員リーチと言っていたため、さすがに自分の選択が間違っていたように思います・・・
宣言牌の4sが仕掛けている茅森さんに鳴かれそうな牌というのも少し懸念材料だったのですが、内川さんがそれほど4sを持っていて中抜きしそうな牌姿に見えないのでそれもほぼ考慮しなくてよかったか。
下家の寿人さんの現物で、リーチがかかった同順に二人切ってくれる可能性があるというのは少しプラス材料な気もします。

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次巡、内川さんリーチと茅森さんチーが入り、追っかけリーチするかどうか。
2軒聴牌が明白になったことで、待ちが互角だとしても和了率は3分の1程度。
リーチ棒を取られるケースの方が多く、打点増加に見合うか微妙なので、オリやスライド、待ち変え選択ができるようにダマ。
これは特に問題なかったかなと思います。

東3局1本場

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苦しい配牌で中を仕掛けて連荘と失点回避狙い。
1pを切っていて2枚切れで、2pを切ればカン4p、5pを切ればフリテン含みの14pのターツが残る。
保留したいのであれば打7sという選択もあるか。

打5pとした大きな理由の2つは、
①2pが4枚見えで、1筒が山にいそうかつ上家から鳴きやすい
②内川さんの2筒2枚目の手出しが、高確率で4筒を持っているため、カン4筒が待ちとして弱い

①に関してはわかりやすいので問題ないかと思いますが、内川さんの2p二枚目の手出しは、最悪のケースである112やレアケースの233を除けばほぼ4pを持っており、かつ2枚以上のケースも多いと思います。(244からの対子や暗刻固定)
そうなると4pの枚数も場への放たれやすさも非常に心もとないため、フリテンになったとしても14pの方がいいかと思います。

東3局1本場

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寿人さんが役牌ポンで人読みを含めても索子のホンイツ濃厚な仕掛け。
7pツモで満貫チャンスなのでさすがにここから聴牌外しはせずにリーチなのですが、リーチ時の打牌を間違えて致命傷を負うところでした。今回の記事の重要ポイントになります。

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