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ベイブレードX ウィザードロッドミラーのプレッシャー

スタミナ試合、ウィザードロッドミラーのプレッシャーがきついです。
同じカスタムなら尚更のこと。
「チリチリ長々とやってんなぁ」とか思いながら見ているそこのあなた、ロッドミラーの裏にはこんな事情があるんですよってことで見ていってください。

試合の明暗を分けるポイントは3つ。
シュートテクニック・シュートパワー・調整です。

テクニックとパワーは練習でどうにかできます。
撃ち分けなど、とにかく練習しましょう。
ですが、調整だけはどうにも覆しにくいところです。

良い個体か、バランスがとれているか、など・・・
おおよそのバランスをとるだけなら、ウィザードロッドはとりやすいです。
ですが、その中でも頂点を極めようとすると厳選が必要になります。

ウィザードロッドは若干ですが偏重心になっています。
同心円状の完璧な重量配分ではありません。
そこで重量配分が少しでもいい個体を見つけることが必要になります。
この個体差が0.1秒を分ける大きな差となります。
ラチェットも同様です。
ビットの固定具合やバランスなどの個体差があり、その差がロスとなって試合結果に表れます。

最終的には、ラチェット・ビットを組み合わせた時にバランスがとれていることが大事です。
これには、最もロスの少ないベイを作り上げる、職人技とも呼べる熟練の技術が必要になります。
あらゆる構築を試し、それを見分ける観察眼も必要です。
これらがブレーダーの「力量」として如実に表れるのがロッドミラーです。

自分の中で「完璧に組めた!」と思えたウィザードロッドが負けた時は、とてつもなく悔しいです。
これ以上には進めないような気さえします。
上には上がいて、どうすればいいのか・・・
そこでカジュアル勢になるもよし、なんとか食らいつこうとするもよし。
ぼくはなんとか食らいついていこうと足掻いている途中です。
札束で殴るのには限界があるので、テクニックやパワーでカバーしようという算段です。

事情を知らない、見ている人からすれば「チリチリ長々とやってんなぁ」と思えるようなロッドミラーも、そんな事情が隠れている、というお話でした。

ベイブレードXが面白いのは、そんな何十時間もかけて調整したベイでも殴り飛ばせるところです。
Xダッシュのそんな部分に惹かれて触り始めたなぁ、ということを思い出しました。
ウィザードロッドはウィザードロッドで鍛えつつ、アタックもできるようにこちらもトレーニングと調整をやっていこうと思います。

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