超個人的以外の何物でもない読書記録1「月収1万倍仕事術」

完全コミッション制で働く保険営業マンの著者が月収1655円のどん底からどういう工夫をして保険営業マンとして成功し、そして多額の報酬を得るまでになったか、その仕事術を紹介した一冊。著者は大坪勇二さん。

つまるところ。
仕事の成功には”大量行動”をせよ。不安に煽られたり、考えを巡らせる時間と行動する時間は完全分離せよ。
ゲームのようなポイント制度を楽しみながら、日々の大量行動を継続、維持せよ。
手帳を使って自らの行動を律せよ。

筆者は保険営業マンであるので、仕事の成功のために必要な大量行動はお客様とのアポをとにかく入れること。そして名刺を新規のポテンシャルとなるお客様にお渡ししたら1ポイント、などポイント制度を作り、アポが途切れない仕組みを作り出していた。

私の仕事は保険関連でも営業でもないが、この”大量行動”のコンセプトは自分にも活かせる。どんな業種にせよ、成果を上げるために必要なコア業務を定義し、各週の”大量行動”ノルマを自分に課せば良い。それはとにかく行動をしなければ成果は絶対に出ないし、成果を出していくためのヒントも見つからないから。そして、行動にフォーカスすることで成果に対する心理的ストレスを軽減する効果が出るというおまけつき。

ということで、私もこの大量行動のコンセプトを日々の仕事に取り入れている。私の場合は仕事の成果に繋がる行動はアポではなく、人の管理だったりリスク管理だったりと多岐に渡るが、それらをカテゴリー分けし、筆者のように紙にそのカテゴリーにおいて何を達成したいか、どういう行動をしたらよいかを思いついたままに洗い出し、それを行動計画に落とし込んでいる。これは日々起こる定型作業とは別に時間を組み込むようにした。言い換えれば、かの有名な重要だが緊急ではない、だが仕事で成果を出すには必ず必要な業務やタスクを”大量に”、”毎日”、行えるようにスケジューリングしている、ということ。

もう一つこの本が私のツボにはまった理由は、筆者の行動の中心には手帳があること!#planneraddictである私にとって、こうやって手帳を使って自分の行動を管理していくんだ!と目から鱗的な感覚があり、コンセプトがぐっと腹に落ちた。

今から一年後、”大量行動”の結果がどう出るか、自分がどう変わっているか、振り返るのが楽しみ。毎日の仕事のやり方に新しいアイデアをくれた一冊。





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