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日本

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旅の純度

初めての単独自転車旅は1996年、東京⇄山中湖だった。
今思えば1泊2日のたわいもない小旅行、でも当時の自分にとっては立派な冒険だった。
誰の影響でもなく、謎の衝動に駆られ、自分の足でこぎ出したあの第一歩。
知識も技術もなく、計画も準備もせず、持ち物は地図と飲み物だけ。
あの時のあの感じ。
旅の純度はあの瞬間が最も高かった。

その後も、取り憑かれたかのように暇を見つけては自転車で遠出するようにな

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日本の風景

日本の風景

旅から戻ってくると、この閉ざされた島国の異世界っぷりに度肝を抜かれる。

小さな島国に、多すぎる人口。
広大な大陸国家と比べると、ここはあらゆるものがミニチュアの凝縮世界。

コンビニひとつ見ても、狭い店舗に無数のサービスがぎっしり詰め込まれているのは日本ならではのお家芸。
狭小なスペースに効率良くコンパクトにまとめる技術は他国では見られず、日本のコンビニはまさに万能、ぶっちぎりで世界一だ。

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日本の食

日本の食

Home。

帰国したら、何よりもメシメシメシ!!!
旅をしていてホームシックになることなどないが、祖国のメシへの渇望はとてつもなく、夢に見るほど狂おしい。
帰国後しばらくは、満腹中枢がぶっ壊れたかのように喰らい続ける。

妹と小4の甥っ子と一緒に回転寿司へ。

甥っ子も、同じDNAを感じさせる食いっぷり。
妹から「恥ずかしいからもうあなたたちとは来ないわ」と言われた。

日本の米は、神。

つや

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仕事風景 1

仕事風景 1

高いところで仕事してます。

ここでしか見れない風景。

仕事してても、すっげえ風景をひとりじめしたい。

仕事風景 2

仕事風景 2

地上より上空の方が安全な時代。

ソーシャルディスタンスはバッチリ。

にしても、いつまでぶら下がっていれば旅させてもらえるようになるんでしょうね。

なんだか飛べそうな気がしてくる時がある。

小学校の窓清掃

小学校の窓清掃

年明けから無休で72連勤、からの10連休。
久々に仕事じゃないことをやりに行く。

フル装備の自転車は2年ぶり。

長野の山中へ。
よりによってこのタイミングで雨とは。

雨に濡れながらも順調なペースで進んでいたのだが、国道299号が通行止め。

代替ルートの林道矢弓沢線で行こうとしたら、これまた通行止め。

ゲートを突破して進んでみたのだが、工事で完全にふさがれており、断念。
やむをえず、来た道

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退職

退職

晴れて無職。

ずっと働き続けることはできない。
解放されるこの瞬間があるからこそ働ける。

日本(東京)で仕事しながらの生活は実にストレスフルだ。
特に今回の帰国生活は、いつにもまして抑圧的だった。

やりようによっては日本に戻らずにずっと旅を続けることもできるかもしれない。
でもこの帰国生活もやはり必要。
オンとオフ、テンションとリリースがあってこその自転車旅。

満を持してのリリース、無期限

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旅再開

旅再開

大変な情勢ですが、5月12日に旅を再開します。
リオデジャネイロ行きのチケットを購入。
現況報告はブログから発信します。
noteは、通過した国をある程度整理してまとめてから投稿するので、しばし時間がかかります。

行ってきます

行ってきます

パンデミックも終わる空気になった。
また新たな変異株が拡大する可能性もあるけど(もう報道しなくていい)、いいかげん区切りをつけなければ、いつまでもやってられない。

そして空前の円安。
日本も外国人旅行者を受け入れればいい。
景気を少しでも刺激するには、それしか手はないでしょう。

今の日本は、ガラパゴスどころかギアナ高地並みに外界から隔絶されている。
どのみち衰退するにしても、外界との交流はして

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