【妊婦BODYケア】お腹凹んで母子共に快適♪
前回の続き。
では実際にやってみましょー
この2冊の本から抜粋。(kindle版もあるよー)
①座って行うケア(1日1回いつでも)
まずはお腹の上側、横隔膜付近をほぐしましょ。
横隔膜は胸とお腹の間に位置する筋肉。肺・肝臓・胃・腸などなど様々な臓器と接し、呼吸によって上下に動きます(焼肉だとハラミ)。コリや筋膜の癒着が少ない柔軟性のある筋肉の人ならこの横隔膜は呼吸によって上下に大きく動く事ができますが、鎧のように硬くなってしまっている可動域の狭い体ではその振れ幅は小さくなります。横隔膜の上下に各臓器が存在するので、呼吸ごとにまるで内臓マッサージをしてくれているかのような存在でもある横隔膜。ということは・・・?それが大きく動ける方が内臓活性しそうなイメージは沸きますよね??
ではここが硬いと?子宮も上に広がることが困難ですね。
では上下に大きく動ける横隔膜に近づけていきましょー。
まずダイレクトに横隔膜を狙います。
肋骨の一番下の骨から、内側に指を差し込むように。これは妊娠が進むほどに入らなくなるので、6カ月過ぎた人は決して無理しないでねー。妊娠していない人でも不健康な人、体のケアおざなりな人は最初ガチガチで入りませんから。ちなみに妊娠7カ月後半の私はまだするっと入りますけどね!
②座って行うケア(2日1回いつでも)
つぎに、胸郭(肋骨・あばら骨)に柔軟性を持たせるために、その周囲をほぐしていきましょー
これ、最初痛がる人多し。
しかし〝痛いあなたが悪い〟です(笑)それだけ体、硬くしちゃってるって証拠!
この手技は妊娠周期関係なくいつの人でもOK。本ではバストアップの手技として紹介してますけど、要は肋骨周りの柔軟性を作るためのケア。下の写真で掴んでいる部分に肋間筋、広背筋、前鋸筋など身体の前と後ろをつなぐ筋肉が存在するので、呼吸、腰痛、肩こり、姿勢改善などなど幅広く影響します。もちろん、美バスト作りのためにも良いよー(離れ乳予防できる技)
③座って行うケア(お風呂の中で下記の中のどれか1つを日替わりで)
肋間筋ダイレクトにアプローチ。
肋間筋は別名「呼吸筋」と呼ばれるほど横隔膜と共に呼吸に関与します。ココ硬い人は呼吸が浅い。呼吸浅いと何故悪いかって話まですると長くなりすぎるので省きますが、メンタルやホルモンバランス、内臓機能にも影響するので大事だよー
セミナーなどでは、私の肋骨の柔らかさを披露してみんなをびっくりさせるのが恒例(笑)みなさん、肋骨って骨だから動かないと思ってんですよね。だったら肺呼吸できないからー!!
肺は息を吸うと膨らみ、履くとしぼみます。それに合わせて胸郭(肋骨におおわれた肺が存在するゾーン)が大きくなったり小さくなったりするのです。構造上、骨があるからには筋肉が存在し、筋肉とは伸び縮みするものです。そしてその筋肉が粋のイイ新品のゴムだと仮定するとすごい伸縮性ですよね。逆に古びたゴムだと伸び縮み度合いが少ない・・・。
要するに、全身の筋肉が粋のイイ新品のゴム状態を保って欲しいのです!!妊娠中は特にお腹周りをそれに!
上の2つは左右同時に行うバージョンですが、より肋間筋を念入りに解したい人は片側ずつ行うのが◎↓
④寝ながらでも座ってやってもOKケア(寝起きに)
次はお腹の下側。
子宮をはじめ、腸、臓器の何もかもが骨盤より上に存在します。お腹が大きくなるにつれ、普段に増して下へ下へと圧がかかりますね。ここではそれを持ちあげるケア。
「え!お腹出ててそんなとこ触れないよー!」
って思いました?
寝転がって、よーく触れてみて。突き出たお腹の下、左右の骨盤の骨から恥骨に向かって指先を這わせていってみてください。そこは妊娠前と同様、膀胱があって、おしっこ行きたい時に押さえたらピンチを感じる部分がちゃんとありますよね。そこです。
⑤ 寝ながらでも座ってやってもOKケア(寝起きに)
上の④プラス、この部分に施してほしい手技を追加。
3本指の腹(人差し指・中指・薬指)をペタっと当て、皮膚をこするのではなく当てた部位に500円玉ほどの円を描くようにゆっくり動かします。内臓アゲアゲをした部分~そけい部も行ってね。500円玉の大きさごとに位置を移動させながら、なるべく細かく何か所も行ってあげると尚良し。
⑥寝ながらでも座ってやってもOKケア(いつでも暇さえあれば)
これも最初は痛がる人が多いです。まあ、お腹のぜい肉はつまむでしょうが、筋肉までつかむ習慣のある人はなかなかいないですからね・・・。最初は痛いというより、その衝撃がインパクト大で〝痛い!〟となりがちな手技ですが、すぐ慣れます。
そして、下の筋肉図の「腹直筋」見て下さい。前回の記事に少し書きました「腹直筋解離」。おへそを通る縦の白い筋、ありますね?そこが筋肉の境目というか・・・本来くっついている腹直筋ですが、妊娠で大きくなっていく子宮が行き所がないと、ここを割って前へ突き出てしまうという・・・。こ、こ、怖い(><)
そうなってしまうと産後が大変です。見た目も残念なことに・・・。(ネット検索するとその症状になった方の写真がいっぱい出てくるので興味ある人は探してみてー)
それを防ぐためにも今回の記事で紹介したケアはすべて役立ちますから!あと、これらのケアは妊娠線予防にもなるよ。やって損は本当にないからーーー!!特に、「私、もともと体カチカチのコリコリ!」な人。がんばろう!!
というわけで、この↓ケアは少々痛いかもしれませんが、無理ない程度からトライしてみてください。私は以前から暇さえあればバチンバチンやってたので妊娠した今でもまったく痛くないです(笑)むしろ気持ちイイ。
妊娠で大きくなったお腹は一見やりにくいですが、できる部位を探して。腹斜筋の上の方や、下の方はつまめますよ。あと、左右のどちらかする側に少し体を曲げると、筋肉やぜい肉にゆとりができるのでつまみやすくなります。
あとコレ、つままずとも⑤同様、3本指の腹でここのお腹の筋肉(腹斜筋・腹直筋)をなでなで、まるまる(500円玉大の円を描く)してあげて。それなら全体的にできるでしょー。特に、筋肉図の白線ライン上は忘れずに・・・!!!
④⑤⑥は寝て行えるので夜でも朝でも、はたまた両方やっても。1分ずつくらいでいいよー。
妊婦さんは最初は優しくね。ほぐれてくると多少圧を強めても大丈夫になっていきます。ちなみに今回紹介したのはどれも妊娠に影響がある手技ではないですが、心配な人はやめときなはれ。
心理的ストレスもそうなんですが、人の体と心について例で言いますね。
「ストレスが自分の体に悪影響を及ぼす!」と思い込んでいる人は本当にそうなるし、
「ストレスは成長の糧になるからこれを機に飛躍しよー!」と捉える人は体に大した影響を及ぼさないもんなんです。
要は「ストレス」をどう捉えるか次第。妊娠中の行動においても同様のことが言えます。何に対しても「妊娠に悪影響なんじゃないか・・・」と不安になる人は何をやったってそう影響する可能性があるんで。
ちなみに、「胎盤がすっかり定着しましたね!」と健診時にお墨付きをもらえた時がいわゆる安定期に入ったということ(医学用語としては「安定期」というものは存在しないそうです。あくまでも〝胎盤が定着したことによって妊娠継続に対する不安要素が数少なくなったとみなす時期〟という意味で、それがいつからかは人によります。「妊娠5カ月=安定期」としている世間ですが、実はそうではないんです。あくまでもそれは目安)
なので、妊婦などなた様も色々なBODYケアはこの時期を迎えたら行えば良いのではないでしょーか。妊婦さんには色々な人がいて、無知すぎるのもどーかと思いますが、あまり神経質すぎるのはどうかと・・・。
妊婦も人間!妊婦である以前に、私たちは人間です。
カラダを快適にして、自分が健康な体を目指しましょう。それは食べ物だけではかないません。ボディケアも必要です。健康な体であれば、お腹の中の赤ちゃんも快適になれますから!
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