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【水毒を溜めない】水の飲み方

では、水分摂取のポイントをお話します。
お水の飲み方っていうのは、どなたにも当てはまることなので、
皆様、水毒に例え興味がない方でも、
これはとっても大事なお話になりますので、よく読んでいただければ嬉しいです。

水分摂取は、ペースがポイントです。
飲む量とペースさえ守れば水毒に転じることはありません。
そして、水の一気飲み、ガブ飲みってのも厳禁です。
水毒を溜めずに水をいつもバランスよく巡らせているためには、
水のとり方っていうのはとても重要なんですね。

よく1日2L飲みましょうとか、3L美容のためには飲みましょうとか、
聞くことありませんか?
それができるっていうのは元気な内臓できちんと排出できる人。
もしくは、それだけ汗をかく運動量のある人の場合に限ります。

元々の自分の内臓の強さ、腎臓とか、あと膀胱の経絡とか、胃腸とかね。
その調子を考慮して、そういったところが弱い人ってのは、
お水の量を加減しないといけないかもしれません。
そのときの自分の状態に合わせた量を摂取するということがとにかく大事です。

特に内臓が元気でない人。
内臓が弱っているときは、とった水分をきちんと排出できなくなります。
そうすると余分に飲んでしまった分、
それは皮下に溜まってむくみの原因になりますし、
それが停滞し続けると、水毒となって冷えや慢性疲労、
水太りといった症状を生み出してしまいます。

今から言うのはごくごく一般の方向けのお話です。
デスクワークとか、あと、普通に生活をしてる人の場合、
発汗をすごくするような運動とか肉体労働をしている人じゃないね、
ごく普通の生活の人の場合ね。

この方々は、水分の摂取は1日1L、1.2Lを下回らなければ大丈夫です。
食事に含まれる水分をそれに加味すると、結構お水ってとってるんですよ。
お味噌汁とかスープとか、昨日お話したようなごはんとかね。
絶食とかしていない限り、普通にお食事をしている場合は、
食事にも水分が結構含まれてるので、
トータル的には意外と水分をとっているというケースはあります。

だから純粋に水分として取り入れる分は1日1L、
体格の大きい方で2Lぐらいは最低限とっていれば特に問題はありません。
それよりも何よりも、飲み方ですね。
目安としては1時間ごとに100cc程度ずつ飲みましょう。
ちょこちょこ飲みがベストです。

というのはですね、水っていうのは吸収される量は決まっていて、
1度に100cc程度っていうのが、ちゃんと体内に吸収できる限度なんです。
だから1日2L飲もうとか決めてね。
ノルマとして一気に500cc飲めみたいな、こういったまとめ飲みをしても、
400ccってのは排出されづらくなって、結局皮下にたまりやすくなってしまうんですよ。

さらに内臓機能とかが弱ければ、なおさら身体に溜まりやすくなって、
冷えとかむくみの原因になります。
たくさん汗をかいた後とか、そういうときは多めにガブガブと
飲みたいときもあるでしょうけれども、これは普通の平常時のお話です。

そのときにまとめ飲みをするんじゃなくて、100cc程度をちょこまか飲み。
1時間おきぐらいに分散して飲むというのが理想です。
このように「ちょっとずつ頻繁に」を合言葉に、お水と付き合ってください。
これが水毒を溜めない、大切なことです。

あと食事によっても水分量ってのはコントロールできます。
何度も言いましたが、パンやパスタっていうのは消化するときに、
身体の水分までたくさん奪っていくんですよ。
これは、余分な水分を排出する目的っていうのにはならないんですね。
むしろ好ましくありません。

というのは、そういった水分量の少ない食材、
消化吸収のしづらい食材を身体に入れると、
それだけ内臓をたくさん働かせてしまうので、
それは結局、内臓を酷使することに繋がって疲労感とか、
身体に無理をさせる原因になります。

といった観点から言うと、パンやパスタ、
美味しくて私も大好きですが、水毒排出メソッドとしては、
お水をたっぷり含ませて炊いたご飯がおすすめですね。
ご飯にお味噌汁やスープで身体に良い水を摂取することが、
これも簡単にできます。
無理に大量にお水を飲むっていう視点ではなくって、
上手に食事からも水分を摂る工夫を重ねてみてください。

最後に、1日に取り入れるべき水の総量の目安をお話しておきます。
自分の体重×40ccです。
なので、50キロの人×40で2000cc、2Lという訳になります。

これが1日に必要な水の総量となりますので、
水分が多めの食事をしている方というのは、
お水や飲料として飲む水の量は、その分、減らすことが必要でありますし、
水分の少ない食事をされた場合は、飲み水として飲む水分はちょっと多めにする。
といった加減をして、総量がご自身の体重×40ccになるように
調整をしてみてください。

あと、これも大事な視点ですが、
たくさん汗をかくようなお仕事だったり、
そういった作業をした日というのはもちろん、
発汗でいつもよりはたくさん水分が出ていってしまっているので、
それはちゃんと補うようにしてくださいね。

さて、こう聞くと、意外に自分がとるべきお水の量って少なくないですか?
どうですかね。人によって違うかな。
例えば私は体重が45キロなので、×40をすると大体1800ccぐらいになるんで、
2L弱ですね。食事から1Lぐらい補っているとしたら、残りが800cc。
800ccって500mlのペットボトル2本ないですからね。
そう考えると私は結構お水をそれ以上にとってますね。ご飯中心だし。

だけど私はその分、施術ってかなり動いて発汗する傾向にありますし、
あと子供の保育園の送り迎えとか、そういったときも動きますからね。
3歳近い男の子の相手するの結構ね、労力いりますよ。これは余談ですけども。

そういった感じで、ご自身の生活スタイルというものがあるでしょうから、
それに合わせて、体重×40ccというのもあくまでも目安なので、
これを目安に、自分が一番調子がいいと感じる量っていうのを、
ぜひ編み出してみてください。

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(2022年6月8日配信分)

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!