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人生を変えるための学問「僕たちはどう生きるか」〜天職は存在するのか〜

みなさんは天職について考えたことはありますでしょうか。「これが好きだからこんな仕事に就きたい」とか「私にはこんな才能があるからそれを活かしたい」とか人によって天職というものの捉え方も異なると思います。

また中には自分に何が向いてるのか、何が好きなのかもよくわからないという方もいるかと思います。僕もこちら側の人間です。

そんな僕はとにかく色々体験してみることにしました。やってみたい通ったこと、また人から「やってみない?」と言われたらとりあえずやってみる。それが僕がとった天職探しでした。それが無駄になるか何かの兆しにつながるかは自分次第だと思っています。あの時のあの経験が今に生きていると思える日が来ると信じて。

僕はでもなんとなく将来像のイメージがあって孔子とか空海みたいな存在になりたいっていうのはあります。最近で言うと黒柳徹子さんとか美輪明宏さん的な感じです。あと高田純次さん。かなり漠然としていますが、、。

僕は高校生の頃、私服校だったので必然的にファッションに目醒めました。そしてその勢いで長野のど田舎から東京大都会の服飾専門学校に入ってしまいます。僕が通ってた高校はいわゆる進学校だったので、当然のことのように先生からも友達からも親からも反対されました。一度決めたら揺るがない僕は反対を押し切って服飾の道に足を入れました。

入ってみるともう陽キャしかいないんですよ。みんなウェイ!って感じの人ばっかり。それに7割は女の子。(思えば高校も元女子校で7割女の子ってことでは雰囲気は変わらなかったかも。)僕は基本的に人見知りで用がなければ自分から話したりしないタイプなのですが陽キャ達の洗礼を浴びてコミュニケーション能力が20倍くらい上がったんですよね。なんかコミュニケーションのコツを掴んだような。

そこで3年学んで(僕は服作りを学ぶ専攻でした)無事卒業したはいいが学生時代はコンテストに熱中していて就活なんてしていない。そこで在学中に少しだけバイトしていた映像美術の会社に入ります。数ヶ月でバックレる人が多いという理由で社会保険も雇用保険も入れてもらえずにお金だけもらっていました。

テレビcmやドラマの撮影でセットを組んだりするような仕事で何人か俳優さんや芸能人を間近でお目にかかることができました。いい思い出はそれくらいで仕事のことをよくわかっていなかったため現場に行って荷物運んでボーっと撮影を眺めてとういう日々を繰り返していたらある時社長に呼ばれて「君の評判が悪いからもう辞めてくれないか」と言われて僕も毎日怒られるわで精神的にキツくなっていたので一つ返事で辞めました。4月入社で6月の末で辞めました。

さてどうしようかとふと最寄駅の本屋に入った時偶然見かけた雑誌に神津島という島が特集されていてここに行ってみたいと思った僕はすぐさまスマホで「神津島」と検索にかけるとインディードの求人がヒットして「夏季限定住み込みバイト募集」という見出しを見つけます。これならタダで行けて島をゆっくり堪能できるかもと思い、即応募するとその日のうちにメールで担当の方から「いつから来れますか?」とメッセージがあり7月の頭からという条件ですぐに船のチケットを取ってそこで働くことになります。

7月から1ヶ月の予定が「もう1ヶ月どう?」の誘いに2回のって結局10月の末までいることになります。そこでまた運のいいことに10月の半ば頃に学生時代にアルバイトしていた衣装会社から「今仕事ないならうちで働かないか?」連絡を受けて一つ返事で東京に戻ることになります。

その会社で12月までの1ヶ月働いてまたも社長に呼び出されて「君の仕事に対する評価が良くない。辞めるか正すか君が決めなさい」と言われ辞める選択をします。この時にはもうファッションとか服とかどうでも良くなっていてあんまり楽しくなかったんですね。買い出しに行っても違うものを買ってきて、現場では先輩スタッフが動いている中僕は何をしていいかわからずただ指を咥えて見ているだけ。当然のクビだったと思います。

またどこかに逃げたくなって今度は京都のホテルでリゾートバイトを始めます。仕事は朝食のバイキングスタッフでした。12月から1月までいましたが、本当に楽しかった。最終日にお別れ会を開いてくれたりしてザ・リゾートバイトって感じでした。その会社の雰囲気も良かったのですぐに東京で系列ホテルの求人に応募します。

今度はフロントをやりたいなと思ってフロントで申し込んだところ、「レストランなら雇うけどどうする?」と言われ、まあ京都でやって慣れてるしいいかと思い承諾して2月から入って9月までいることになります。

朝4時起きの勤務開始が5時半という日々が始まります。最初は朝がだるいのですがだんだん慣れてくると午前中で終わるので午後暇だなとか思うようになって、午後入れるバイトを探して同じ沿線にある洋食屋でディナータイムのアルバイトを掛け持ちするようになります。

ここから僕は錯乱状態に入ってしまい理想と現実の中でぐるぐる回って自分がどこに向かっているのかもわからないという負のループにハマっていきます。


天職は存在するのか②につづく。

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