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これも!あれも!意外と知られていない”台湾発”のブランド4選 (日本語版)

はじめに

みなさん初めまして!台湾で政治学を学んでいるNaoです!

私がここで書く初めての記事は台湾のブランドについてです。(台湾の政治じゃないんかーい!笑)

みなさん台湾の製品などといえばどんなものを思いつくのでしょうか?最近ニュースでよく取り上げられている半導体は確かに強いですね!例えば、スマホの核心部品であるCPU。日本で2020年に販売されたスマホの半分以上を占めるiPhoneの最新機種も、台湾のTSMCがその全数生産を請け負っているのです!(IT専門調査会社IDC社調べ)このように、台湾の半導体生産能力は2020年に(21.6%)を占めていて(米半導体調査会社IC Insights調べ)、世界一を誇ります。

”台湾発”ブランドは成長しにくい??


半導体以外に台湾は自動車部品など、OEMという方式を採用しており、いろんな製品の生産大国でもあります。OEMは日本や欧米などの国々のブランドの代わりに製品を生産することです。台湾の製品にも最先端技術などの魅力があるのに、自身のブランドを持てずに他国のブランドを代わりに生産するというもどかしさがあります。

また、”台湾のオリジナルブランドが発展しにくい”と言われておりますが、(その細かい理由は次回以降の記事にまとめたい思います。)そんな中でも自転車メーカーのGIANT、パソコンメーカーのASUSやAcer、電機メーカーのBenQ、ゲーミングパソコンでMSIなどは知られております!


台湾でも有名ブランドが普通におるやん!”ってツッコミを入れたいところですが、それらはパソコンや電気製品などの工業製品ばかりで、それ以外の分野ですとあまり知名度が足りない気がします。しかし、実は日本や世界でも結構頑張っていて、”台湾発”だということが知られていないブランドがたくさんあります!

今回の記事では日本でも買える、意外と”台湾発”だと知らないブランドを私の個人的な知見を基に4つ紹介したいと思います!

この記事との出会いがきっかけに、お買い物などで頑張っている”台湾発”ブランドを応援していただければと願っております。

あれも!これも!意外と知られていない”台湾発”のブランド4選

1, ADATA(電子メモリー)
日本の大学や職場などでレポートなどのデータを入れたUSBメモリーを持ち歩く方は多いのではないのでしょうか?そのUSBメモリーや外付けHDD(ハードディスク)やSSD(外付けメモリー)などを買い求めて価格.comなどで調べているときにふと「ADATA」というブランドが出てくると思います。

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私も副業で撮影をしていますので、「ADATA」って出てきた時にてっきり日本?中国?のブランドかと思いきや、なんと台湾最大のメモリーブランドだったのです(びっくり)。多数のメーカーが乱立するメモリー製品(厳密にいうとSSDモジュール)の中でも世界シェア8%で2位(IT専門調査会社TrendForce調べ)の規模を誇ります。半導体系はやっぱり強い!

2, Dr. Wu(スキンケア)
2003年に立ち上げられたスキンケアブランドで、「敏感肌でも安心して使えるスキンケア」をコンセプトに、無添加の低刺激スキンケア商品で知られています。

”ドクターウー”の名前の通り、ウー先生が台湾大学病院や自身のクリニックで40年以上の臨床経験をもとに安心して使用していただける商品の開発が進められています。現在台湾でNo.1のシェアを誇り、中国やマレーシアなどで愛用されています。2020年初頭に日本上陸し、公式サイト以外にロフトでも販売され、これから大ヒット間違いなしのブランドだと思います。
私はまだ実際に使用した機会がありませんが、女性の友人などから名前をちょくちょく聞きます!

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私個人も最初に台湾の百貨店でこのブランドを見たときにてっきり韓国発のコスメブランドだと思っていました。自分も美容業界についてもっと勉強しなきゃと思ったと同時に、台湾からこんな肌に優しい商品を目指すブランドが出てきたことにすごく嬉しい気持ちになり、台湾人ならではの優しさを感じました。

3,MAXXIS(タイヤ)
やはり日本のタイヤメーカーがかなり強いため、車が好きな方でも日本ではひょっとしたらあまり聞かれないブランドかもしれません。実は世界シェア10位を誇る台湾最大手のタイヤメーカーです!(JETRO調べ)MAXXISは1967年に立ち上げられた正新橡膠(ゴム)のブランドで、主にバイクや自転車、トラクターなどの農業機械向けタイヤをラインアップし、アメリカやインド市場など世界的に展開しています。

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日本での本格進出は2020年で、JETRO(日本貿易振興機構)のサポートによって販売展開されています。これから日本の道路でも”MAXXIS”のロゴが入っているタイヤが走っている光景が増えると思います!もしご自宅の自家用車やバイクなどでタイヤの交換が必要な時にMAXXISを選んでみるのはどうでしょうか?

4,Gigastone(スマホ周辺機器)
みなさん普段、外でスマホを充電するためにモバイルバッテリーや充電コードを持ち歩くシーンが多いのではないのでしょうか?
しかしモバイルバッテリーはものによって高いし、すっごく大きくて持ち歩きずらかったり、充電コードが絡まって使いずらかったりと私も結構買うことを躊躇しました。そんな時に日本のコストコで無線充電できるモバイルバッテリーを見つけ、コスパの良さから買っちゃいました!

私もこのコスパの良さからてっきり中国のブランドかと思いきや、実は台湾発のブランドだったのです!

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このブランドは2010年に立ち上げられ、二年目から積極的に日本の市場に進出し、auやソフトバンクからも販売されています。機能性の高さやコスパの良さ以外にスタイルの良さもあって、すごく品質やスタイルにこだわっている日本市場にぴったりだと思います!ぜひコストコなどのお店に立ち寄った時に見てみてください!

まとめ


いかがでしたでしょうか?私の個人的な知見をもとに日本でも買える、意外と”台湾発”だと知らないブランドを4つ紹介してみました。
化粧品からタイヤメーカーまで、幅広いジャンルもありましたが、やはりパソコンなどの電子製品の分野では強いと思いました。それ以外の分野でも、私の個人的な観察からすると、これから台湾のアパレルメーカーも大きく世界に広まっていくと思います。
この記事との出会いがきっかけに、お買い物などで頑張っている”台湾発”ブランドを応援していただければと願っております。

最後に、台湾人が海外で頑張って立ち上げたブランドも数々


実は私は元々7つぐらい集めて紹介するつもりでしたが、てっきり”台湾発のブランド”だと思ってそれらの会社の詳細を調べてみると、台湾人の方々が日本やアメリカで会社登記したりして立ち上げたり、台湾から海外に本社を移転したブランドもありました。

私が調べている中で「”台湾発ブランド”として紹介しても大丈夫なのか?」同時にブランドを国別に分けて紹介するっていいのか?って私の中でかなり迷いが生じました。今のグローバル化の中で世界中の方々が国境を超えて集まってブランドを立ち上げたり、ビジネスをしたりして、そのブランドや会社はどこの国なのかの定義はやがてあやふやになることも多いのかもしれません。私個人も一つのブランドを国の先入観を入れて評価する態度をとっていいのか考えてしまいます。


例えば日本のブランドとして知られているシャープも今は台湾の会社に買収されましたが、日本の技術力で魅力ある電気製品を”日本のシャープ”としてたくさん世に送り出しました。それ以外に実は三菱ふそうトラックがドイツのダイムラーグループの一員だったりして、資本などは外国かもしれませんが、日本の企業文化、歴史などによって日本の企業として見れる見方もありますね。


その一方台湾の方は自身で魅力的な技術を持ちながら、その技術などを活用する場所を台湾ではなく、海外に選んだ方々もいます。次回以降の記事では”台湾人が海外で立ち上げた有名企業”を紹介し、その理由を素人ながら調べていけたらと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。また次の記事で。

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