遠方から来た友人と行く旅【地元再発見編】
前回はこちら。
明らかに速かった。
何が速かったのかと言うと、厚岸から地元に戻る時間というか、行く時にかかった時間より十分くらいは確実に速く着いたのだ。
帰りは何故か早い。という説をまんまと実証してみせたのであった。
─ 完 ─
という謎の余興から始まった、地元再発見編でありますが。
地元か〜。何となく言いたくないなぁという気持ちもあるけれど、その一方で別に良くね？という気持ちも共存しているわけで。釧路です釧路。（紛れるように言うな）
前回は厚岸から駆け足気味で釧路に戻った所で終わっていたはず。
そこから、“都会人も納得してくれそうな喫茶店”へと友人を送り届け、私は我が子の参観日へと向かった。
天色喫茶 カッサータとチャイ。
ここのお店のチャイが以前から大好きで、よくチャイだけをテイクアウトする事もある。ご飯ものやピザもあり、デザートも美味しい。
店内は装飾品の配置や雰囲気作りが非常にセンスが良くて、素敵なアクセサリーも販売している。そして何より大事なポイントが。
“おひとりさま用の個室”があるということだ。
日程の調整ミスにより、遠方から来てくれた友人を一時間程度放置……ちょっと放っておく状況になってしまった為、極力満足して貰える場所が必要だった。
すぐさま自分もまだ座ったことが無いおひとりさま専用席を予約してホッとした。きっと友人は気に入るはずだ、と見込んだ結果ビンゴ。
めっちゃ良かった〜と喜んでもらえたし、参観日も無事終えることが出来た。
何が入るかはその日のお楽しみ！？運試し要素ある〜！
それから夕食に備え、イオンの広い店内をぐるぐる歩いたりしてお腹を減らす私達。友人のリクエストはちく半さんの海鮮カレー。
お恥ずかしながら、地元に居ながらちく半さんのお名前は聞いたことがあるけれど実際にお店に伺うのはお初。
そもそもここのお店は鰻がメインなはずだ。
それなのに何故か海鮮カレーのファンも多いらしいという噂があったのだが、まさかそこを嗅ぎつける友人の鋭い嗅覚よ。天晴れ。
君、多分地元民より地元飯食べてるよね？という気持ちでカレーを待った。
さすがに昼もカレーを食べたので、海鮮カレーは一つ頼んで二人で食べる事にした。そしてカニコロッケと若鶏のザンギを頼んだ。
出てきたカレー、どでかい！
これはきっと一人では食べきれなかったかもしれない。二人で一つにして正解だった。
この日に入っていた具材はホタテ、エビ、イカ、ホタルイカ、たらこ、鮭、あさりか？これ蛤かな？とにかく貝、牡蠣、かまぼこ。
意外な発見だったのが、カレーにたらこって合うのね。おばさんびっくりよ。
日によっては、たちとか数の子とか入ってた事もあるらしい。ひぇ〜。（海の街に住んでるけれど、たち牡蠣数の子ウニいくら等苦手な人）
これクリームコロッケ……だと思ったでしょう？
ぱかっ、
開けてびっくり。正真正銘の「カニ」コロッケ！
中にクリーム成分無し。カニの身がごろごろ入ってるだけだと……けしからん！
と、半ば興奮しながらポイポイ口の中へ。
サクサクと蟹。サクサクと蟹。蟹とサクサク。カニサク。
これはちょっと、注文する時にちょっと高いと思ったけど納得。何だこれ。（褒め言葉）
若鳥のざんぎも外側カリッとして中ジューシー。レモンを絞って爽やかさをプラス。美味しく無いわけがない。
そう言えば釧路はザンギも有名らしい。なんだ、他人事か。実はザンギと唐揚げの違いが明確にわかってなくて……ごにょごにょ。後でヤフりますね。自分ググる派では無くて。
ちく半さんの夕食にまたも大満足の友人。
またあのカレー食べたい！と言っていた。そして違う料理も頼むんだ、と。店員さんの接客もとても温かく親切で、かなり好印象だった。
結局例え待ち時間長くても何かあっても、接客が良いと全てが丸く収まるよね。そしてリピーターになるよね。と再確認した。
蕎麦 くつざわ
翌朝。
朝には遅く昼には早い＝ブランチに、くつざわさんへ。ここもリクエスト。
釧路はお蕎麦も有名なのだが、え？有名だよね？あれ？合ってる？コホン、多分有名なのだ。
そこで最近特に話題のお店がくつざわさん。ここのお蕎麦は本当に美味しい。海老天もびっくりするくらいプリップリ。
ちなみに通は蕎麦屋ではかしわそばを食すらしい。私はかしわ抜きが大好きなのだが、どうやら釧路にしかないらしい。これ本当？？そば寿司も無量寿も無い？？
※かしわ抜きとは、かしわそばの麺抜きみたいな。ざっくり言うと汁物。ざるとかしわ抜きを頼むのもオツ。
※無量寿とは、薬味が乗った冷たいお蕎麦にごま油が効いたつゆをぶっかけるスタイル。中央には卵黄がとろり。友人のお気に入り。
ちなみにジリは海霧と書きます。
ジリさんも大人気。いつも小さな店内はお客さんで賑わっている。
私のお気に入りはシンプルなシュークリーム。ここのお店のクリームの美味しさがしみじみと感じられるからだ。
友人はロールケーキを。ここもリクエスト。お分かりの通り、リクエストを全て詰め込んだ。うっぷ。
散々食べた後、再び飛行場へと向かった。
今回の旅も満足していただけただろうか？
もうきっとあの人は釧路人としての知識、体験はじゅうぶんに得ているはず。そして次来る時は更なる釧路を求めてくるだろう。
それに応えるべく私も日々更なる釧路を探し、プレゼン出来るよう研鑽しなくては。なんて。
【おまけ 釧路の良いところ】
・夏の気温が他の場所のマイナス10度以上の時が多々ある。（帯広や東京38度の時、20度とか）けど湿気はすごい。
・夕日が綺麗（世界三代夕日のひとつらしい）
・でっかいイオンが2個ある（土日はどっちのイオン行くか迷う）
・基本ミーハーだけどすぐ飽きる（「一回食べたら良いかな」は決まり文句）
良いところ……？
いや、良いところなんですよ。我が地元。
過酷な暑さは苦手だけど湿気に強い方は是非。笑
以上、遠方から来た友人との旅話しでした！
読んでくださりありがとうございます。いつも感謝しております(^^)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？