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夜明けのすべて tanka

瀬尾まいこさんの小説「夜明けのすべて」がすごく好き。

だれかにやさしくされるより、だれかにやさしくする方が自分を癒してくれることがある。だれかの力になれるって、どちらを向いてもすごく希望だな。



かたちが多少いびつでも
きみを救うピースになり得た


鏡のなか 変な髪型みるたびに
自然と笑える 馬鹿だなあいつ


あきらめ慣れたふりをした君をほんとにあきらめられない


このつばさではもう飛べない けど
きみがくれたこの自転車でなら



わたしただ息をしたくて逃げただけ
どうしてそれが こんなに正しい


誰かの力になろうとできる
それに気づけてわたし まだまだ、


俺と君 前後でしずかに歩くより
となりでじたばた もがき合おうぜ


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