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◆どら焼き備忘録 25個目/畑田本舗(愛媛県) ~それは運命の出会い~

◆店名/畑田本舗
◆品名╱どら一 塩バター
◆価格╱184円
◆サイズ╱中

あれはもう、7~8年前になるだろうか。
何の気なしに入った北海道のセイコーマートで見かけたのだ。これを。
元々バターには目がなかったので、まず最初に「塩バター」の文字に惹かれた。
そのあとで「どら焼き?…ふぅん」くらいのノリだった。

思えば、四国の老舗・畑田本舗さんの、後の大ヒット商品が何故わざわざ海を超えてセイコーマートにあったんだろう。
セコマは今も時々【紫いもタルト】とか【ラグノオのアップルパイ】とかを期間限定で置くので、何かそういうイベントの一環だったのかも知れない。

何しろ、わたしは出会ってしまったのだ。
畑田本舗さんの【どら一】に!!

今でこそイオンの四国フェアとかでも見かけるが、その頃は畑田さん自体が北の大地から窺い知るにはあまりにも物理的に遠い存在だった。
だから、どら一と出会わせてくれたセコマには感謝している。
わたしはこれを初めて食べたとき、あまりの美味さにもう一度セコマに戻り、あった分を全部買い占め、それでは足りずに近隣のセコマというセコマを回って買い占めまくった女だ。
それほどまでに【どら一塩バター】はうまい。
もしもこれと出会っていなければ、わたしは多分ここまでどら焼きにはハマっていなかっただろう。
大袈裟に言えば、運命を変えたどら焼きなのだ。

さて、些か前置きが長くなったが、生地。
しっとりとふわふわの良いところを兼ね備えた繊細系。甘さは控えめである。
あんは粒感と豆の風味をしっかり残すあっさり目のとろり餡。
何より【どら一】を【どら一】たらしめているのは、伯方の塩を使用したという、絶妙な塩加減を宿すふんわりなめらかなバタークリームだ。
これがあんこと生地と合わさった時、何とも言えない笑いが込み上げてしまう。
とにかく生地・あん・クリームのマッチ具合がハンパないのだ。3つのパーツが渾然一体となっておくちに幸せを運んでくる。
食べたことがない人がまだいらっしゃるならば、ぜひ一度でいいから食べてみて欲しい。

伯方の塩使用のふわふわバタークリームが罪

ちなみに、こちらの【どら一 塩バター】はクリームの品質を保つために夏季は販売していない。
今年は5月15日でいったん販売を終了するのだそうだ。
そうするとまた秋口くらいまでは手に入らないので、興味を持たれた方は下記から今すぐお申し込みされた方がいいですよ!

公式オンラインショップはコチラ⬇️⬇️⬇️

実は畑田本舗さんのお取り寄せを利用するには、北海道からだと送料がバカにならないのだ。
なので、わたしは年に一回のお歳暮に畑田本舗さんを選ぶことによって、合法的に家庭の経費から送料無料になる1万円分を手配し、そこに自分ちの【どら一】を30個くらい潜り込ませる作戦を遂行し続けてきた。
近頃は思わぬところで【どら一】に出会うことが増えたので、見かけた時はすかさず大人買いするように心がけている。
わたしにとって【どら一】は、それまでのどら焼きの概念を覆した絶対的な存在なのだ。

余談だが、今回久しぶりに食べる前に一抹の不安を感じていた。
これだけたくさんのどら焼きを食べ歩いたのだから、もしかすると前より美味しく感じなくなっているのでは…?と。
しかしそんな心配は杞憂でしたね!
間違いない!いつ食べてもウマかったよ!

それでは、このたびはこの辺で!

◇生地
香ばしさ★★★★☆☆☆☆
しっとり☆☆☆☆★☆☆☆ふわふわ
ほろり    ☆☆☆☆★☆☆☆しっかり
甘め        ☆☆☆★☆☆☆☆甘さ控えめ
◇あんこ
豆の風味★★★★☆☆☆☆
つぶあり☆☆★☆☆☆☆☆つぶ弱
濃厚        ☆☆☆★☆☆☆☆あっさり
甘め        ☆☆☆☆★☆☆☆甘さ控えめ
塩味あり☆★☆☆☆☆☆☆塩味なし


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