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家族も仕事も大切に。アクティブママ長久保靖子さんの小田原ワークライフ!(ARUYO会員紹介No.3)

書道師範・デザイナー・小田原市移住サポーター「子供との時間を大切にしつつ、自分が好きで得意なことをやっていく」ARUYO会員さんに新スタッフがインタビュー!

こんにちは
以前👇こちらの記事ではじめましてさせてもらった、ARUYO新スタッフの佐藤萌々花です。

本日はARUYO会員さんをご紹介インタビュー、第3弾です!
さっそくですが、今回インタビューさせていただいたのは、書道家でデザイナー!アクティブなママの長久保靖子さんです。

お仕事以外にも多趣味で、ご家族との時間も大切にされている長久保さんに「様々なものと交差する書の道」「ARUYOと小田原暮らし」「仕事の価値観と就活」についてお話を伺っていきました。

ベビーカーを押す長久保さん

 インタビューの予定時間の少し前に、ベビーカーを押して颯爽と登場した長久保さん。ベビーカーの中では次男の景嗣くんがきゃらきゃらと可愛らしく笑っていました。事前に、堅苦しくない方が緊張しなくていいなあとおっしゃっていた長久保さんとのインタビューは、明るく軽やかな雰囲気でスタートしました。

  佐藤萌々花(以下もも):まず、長久保さんについて、自己紹介もかねて教えてください。 

長久保:現在、書道歴30年、書道師範として作品制作・セッション・レッスンをしたり、チラシやロゴなどのデザイン制作をしたりする、2歳児と0歳児のママ。前職は、IT企業の人事・広報で、独学でデザインを勉強して社内デザイナーの役割も12年経験した。3年前、小田原に移住し、その後、株式会社桃秀デザインを設立して、小田原移住支援起業家としても活動中。

様々なものと交差する書の「道」

もも:長久保さんは「桃秀」という雅号(書道家などが本名以外につける風雅な名のこと)を会社名にも使ってらっしゃいますが、どんな意味が込められているんですか?

長久保:雅号はある程度の段を取って、師範の免状を貰うときにつけてもらうもので、「桃秀」には「野山を彩る桃が秀麗に映える」という意味が込められている。素晴らしい名前を眠らせるのはもったいないと思った。「氏名は使命」というように、名前には力があると思う。名前に込められた想いに突き動かされている。

もも:長久保さんに素朴な質問ですが、なぜあんなにのびのびと文字が書けるんですか?

長久保:お手本を見て書くお習字と違って、書道になると芸術の世界に入ってく。いかにひとつの線に想いや気を込めるか、線を「練る」世界になってく。

今は書で様々なことに挑戦しつつ技術の鍛錬も怠らずやる段階に入ったところ。書道は80歳で第一線という世界だけど、奥が深くて終わりがないからおもしろい。日々鍛錬中

桃秀先生

もも:書道を極めるうえで、ライフスタイルを選択している?交差している? 

長久保:いろいろな経験が書に活きる。子育てと書道が交差する感覚がある。子育ても書道。書道のために生活をないがしろにするのは違うし、子育てで感じたことや味わったことを書に表現する。子育てによって、自分の書の奥行き、奥深さが広がっていく。 

 もも:デザインの「道」も書道と交差しているんですか?

 長久保:書道もデザインも、実は使っている頭は同じで、余白をどうするか、濃淡、線の細さ太さを考える。デザインでは書道ではつながらない人とつながれるからおもしろい。私は表現や創作が好きで得意。得意なことだけをずっとやっていたくて、会社を辞めることにした。  

もも:前の会社では得意なことだけではなかったんですか? 

長久保:人事・広報担当だったけど、実質何でも屋さん。創作だけに集中はできない。社内で作る制作物を任される中で、デザインを独学で磨いていった。創り出すとこだわりがでちゃうから、会社だと効率化やスピードと言われ、逆行しちゃう。

もっとどうしたいか考えたとき、制作に没頭したいな、と思った。第一子ができたのも退職のきっかけ。今後どう生きていきたいか考えたときに、会社を辞めて、自営業でやってみようと決めた。子供との時間を大切にしつつ、自分の得意なことをもっとやっていこうと思った。  

もも:今の自分をどうとらえていますか?好きなことが仕事になってますか? 

長久保:だんだんその道に来てる。まだまだ試行錯誤中だし、悩みながらだけど、ARUYOやイベントに行って、いろんな人に会う。そこで刺激をもらえるし、楽しみながらやっていけそうなイメージができる。小田原に来てからこういう道でいいんだな、楽しいな、と思える時間が増えた

次男の景嗣くん絶好調


ARUYOと小田原暮らし

もも:小田原移住のきっかけはなんでしたか?

長久保:夫の転職で、3年前に移住して、小田原に来たときはまだ会社員だった。その時、第一子を妊娠中で、しばらく新幹線通勤した後、コロナで在宅勤務になった。産休育休期間は、自分のことについて考える時間だった。どう在りたいか考えて、いろんな人に相談もした。そして、会社員を辞めて、起業しよう、と決断した。

考える時間がなかったら、ずっと会社員だったかも。小田原に来て環境が変わったのが大きい。満員電車は当たり前だったし、都会の煌びやかな感じが好きだと思っていた。だけど、小田原の自然と、ゆとりのある環境に身を置いてみたら「こっちの方が人間らしくて自然じゃん」ってなった。子供ができて子育てするなら、こういう暮らしがいい。自分の心にもゆとりができて、楽しいとか、幸せって思うことが増えた。

もも:ARUYOとの出会いは?

長久保:小田原で子育てをはじめるのが不安だったから、いろんな人に自分から会いに行こうと思って、BLEND、平澤珈琲店、Odawara Women Plus、mama’s hug、Tipy records inn、イベントにでかけた。

ARUYOができると聞いて子連れで見学に来たときも、入会する気はなかった。子連れでコワーキングはダメだろうと思って。でも、新しい場所に行くのが好きだから来てみたら、すごくいい雰囲気だった。思わず椿谷さんに「子連れで来ちゃだめですかね?」って聞いたら意外にも「あ、いいですよ」って。

もも:ARUYOをどんなふうに利用されてますか?

長久保:LIVINGで仕事をしたり、会議室を利用してOdawara Women Plusのイベントでデザイン講師をしたり、フリールームで会員さん親子に書道のレッスンもしている。子供が泣いちゃってもフリールームに駆け込めるし、利用者さんも、ピリピリされるような方々ではない。コアゼさんも「子どもと一緒ならフリールーム自由に使って~」と言ってくれた。
しかも、フリールームや会議室でウェブミーティングをしたらお仕事を受注した!「背景かっこいいですね、さすがデザイナーさんのお部屋」と言われた(笑)

もも:長久保さんにとってARUYOはどんな所ですか?

他のコワーキングも使ったことあるけど、ARUYOの明るい感じ、フランクな感じ、若手スタッフがいることがすごく刺激になるし、来やすい。ここに来れば誰かに会えるいい空間だなと思う。

私は子供と一緒だとしても自分が楽しめるかが重要で、ARUYOは自分も楽しめるし、子供を連れて行っても歓迎してくれるのでありがたい。「こんにちは」と声をかけてもらえるのが、子供と家にこもって一人で仕事するのとは違ってリフレッシュになる。そこが助かってる。
ラウンジも煮詰まったときに美味しいものを食べて、ほっとできる。

Odawara Women Plusのイベント


仕事の価値観と就職

もも:個人的な質問なんですが、今就活にびびっていて、やった方がいいこととかありますか?

長久保:なるようになる!そんな気構えなくていい。就活は色々考えるきっかけになる。いろんな人に話を聞いたとしても、結局自分の中に答えがある。
人のやり方をマネしても自分に合うか分からない。私の場合、とにかく創作が楽しくて好きで、自分に合ったスタイルで働きたいと考えた。でもこれは変化するから、常々考える。就活でも自己分析するけど、その先でも、自分と向き合って考えることは続く。経験によって見えてくるものは変わる。

学生の時は選択肢が広すぎて、変に夢を見て壮大なことを考えた。だけど苦しかった。自分の性格的には、家族とか身近な人のサポートをしながら、その人たちと楽しく仕事をして、遊べる方が合っていた。

いま感じる「やりたいこと」「自分はこうだ」はあってもいい。けど固定しなくていい。いろんな活動をする中で「これが自分の軸かも」「共通点はこれかも」と言葉にできたら強い。そこが得意につながる。ももちゃんは回すのが好き、運営が好きといってたから、かなり見えてそう。 

もも:得意なものが見えてきても、それが生かせる職業ってなんだろう、と考えてしまいます。

長久保:その職業って枠に、とらわれなくていいのかも。どこで得意が結びつくかわからないから、自分の在り方、スタンスが定まってることが大切。

もも:長久保さんのスタンスはなんですか?

長久保:家族、友達中心で自分も楽しんでいけること。あと、挑戦している人とつながって、自分も変化していきたいし、お互いに応援しあいたい、って感じ。
ARUYOにはそういう出会いがめちゃくちゃある。違う分野でも、どういう想いがあるのか気になる。すごく人に興味がある。

 もも:めっちゃ分かります。私もそうです。

長久保:これは私たちが持つ特殊能力。ももちゃんの得意なことだよ!

フリールームでの長久保さんと景嗣くんともも

  長久保さんへのインタビューはとてもリラックスして楽しくできたためか、次男の景嗣くんはインタビュー中に元気な泣き声を聞かせてくれて、最後は寝ちゃいました。

 今回、インタビューさせてもらった書道家でデザイナー!アクティブなママの長久保靖子さんは、「コワーキングスペース利用者」でイメージする層じゃないと思います。この記事が、今「コワーキングスペースいいなあ、でもなあ」と思ってる人が「行ってみよう」と思うきっかけになったら嬉しいです。

長久保靖子さんの活動は👇こちら
長久保さんに会いたい!という方は、ぜひARUYOにお越しください。

以上!2月20日から連続で「新スタッフによる会員インタビュー企画」を全3弾でお送りしました!
ARUYOをご存じの方も今回初めて知った方も、ぜひ現地に足を運んでいただいて、気になるARUYO会員さんと交流してみてください。みなさん優しくて楽しい方々です。もちろん、私たちスタッフ一同もお待ちしております!
ODAWARA ARUYOでお会いしましょう~


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