【満月レポート~3月編~】未来がどれだけ悲しくても子ども時代の笑った日を忘れないで。

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2024年初詣で引いた御神籤。
今年の幸運の鍵は「満月」と書かれていた。

満月の日に何があった?
きっといいことがある満月の日。

世界のどこで、誰と過ごそうか。

今回は、満月レポート3月編。

難波江の空にやどれる月を見て
またすみのぼる我が心かな

(難波江の空に月がでている、その月を見て私の心は今まで以上に澄み高揚してくることだ)

御神籤の和歌

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2024年3月25日(ワームムーン)
東京都世田谷区二子玉川にて

今日は、ボランティアの関係者が世界一周の送別会を開いてくれるとのことで東京に向かった。

私は、大学生の頃から、困難を抱える子どもを支援する世田谷区のボランティア団体で活動していた。入会して6年、会長になって5年。ついに、現役を引退する。

思い返せばこの6年色んなことがあった。

コロナ禍で会が潰れそうになっている時期に、前会長がほぼ蒸発し、急遽私が会長代理を務めることになった。

メンバー1人、活動ゼロ、世はコロナ禍。OBに助けてもらいながら、会の立て直しをした。

総会の開催、補助金の確保、ボランティア受け入れ先の開拓、新規会員の獲得...

正直卒論と並行しながらこれらの活動するのはしんどかった。社会人になってオンラインでやっていくのはもっとしんどかった笑

本音をいうと、会が負担になっていることもあった。特に社会人になってから。

東京にいるときは、まだ現場で活動できていたから楽しかった。オンライン会長しているときは、事務仕事100%で負担でしかなかった。

それでも今、この6年間で経験したことはかけがえのないものに感じる。

ボランティア活動を通して出会った人々。
起業しているような一連の流れを経験できたこと。

この出会いと経験は、私の財産だと思う。

…でも、私がボランティア活動を通して得た1番のものは1人の男の子の温もりだ。

私は、約半年間、事情があって親と暮らせない男の子たちが暮らすグループホームで活動していた。

私が忘れられないのは、男の子5人たちと里山で遊んだ日のこと。

4歳の男の子が、里山を登るときに「おんぶして!」とおねだりしてきた。

だから、私はおんぶして山を登った。

男の子はとても嬉しそうに私の背中ではしゃいでいた。そのときの、あなたの温もりを私はいまだに忘れることができない。

あなたがあまりにも楽しそうにするものだから、私はとっても幸せだった。

これからあなたの過ごす未来がとても苦しいものになるかもしれないけど、

今この瞬間の楽しい思い出が、
私とあなたを繋ぐ体温の温もりが、

少しでもあなたの心に残って、未来の苦しさを和らげてくれたら。

そんな思いだった。

いいことも悪いことも、色んな思い出があるボランティア団体を、私はついに引退する。

世代交代だ。

送別会ではじめて、次期会長候補と副会長候補にオフラインで会えた。

しっかりした2人で彼女たちなら、この団体を任せても大丈夫だと感じた。



今日の空は、雨が降っていて満月は雲に隠れていた。

でも、大丈夫。

雲の後ろにはちゃんと満月は輝いているから。

ボランティアを通して出会ったみんなの未来を照らす月だってちゃんと存在するから。

みんなの未来に光が差し込みますように。



2024年3月の満月は、
世田谷区二子玉川にて
所属するボランティア団体のメンバーとともに。

今年の満月チャンスはあと9回。
次は、世界のどこで誰と眺めようか。

https://note.com/arupakafire/n/n8d7856085641

(満月レポート1月編はこちら)

(満月レポート2月編はこちら)

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