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#1日目 ばいばい大阪、ばいばい日本。1年後にまた会おう。

2024年4月3日、私の世界一周は始まった。

といっても、船で韓国に向かうだけだから、この日は特に何もない。しかも、最初の韓国縦断旅は母を案内するから、隣には母もいる。

ぬるっとした世界一周スタートだ。

飛行機で行った方が早いし、楽だし、飛行機で行けばよかったじゃん!と時々思ったけど、結果的に船でよかったと思っている。

いきなり異国の地に到着!旅開始!だと刺激が強かったかも。世界一周は長い。ゆっくりスローペースでやっていこう。

当日は、4泊5日お世話になったshigeさん家から旅立った。最後の最後までPOOLOのみんなの温かさを感じながら日本での日々を過ごしていた。

この日記を書くためにメモを見返したらこんな文章をみつけた。

退職1日目(注:2024年4月1日)、胸に残っているのはPOOLOの仲間だった。今、1番私に大切なのはPOOLOの仲間なんだなって。

私のメモより引用

世界一周出発日、私はみんなと一緒に夢を追えたからここまでこれたんだよな〜ということを強く感じていた。

そして、Xにはこんな言葉を残していた。

「強くなりたくて世界一周に行く」

もう、行くしかない。確か、そんな思いで大阪港まで向かったんじゃないかな。

世界一周1ヶ国目に渡るチケット

港の最寄駅「コスモスクエア駅」で母と合流し、適当にカフェで時間をつぶしてから大阪港へ行く。

大阪港は、海の香りやキムチの香りが漂っていて、すでに韓国っぽかった。

ドキドキの出国審査は案外あっさり終わって、手荷物検査はなかった。

さあ、いよいよ出港だ。

大阪港にてPANSTAR DREAM号とともに

船はゆっくり陸から離れていく。

桜咲く2024年4月3日、ついに私は日本の大地としばらくのお別れをした。

甲板から小さくなりゆく大阪の街並みを最後まで眺めていた。

ばいばい、大阪。
ばいばい、日本。

次の桜咲く季節に、また会おう。


船が通ったあとの波は静かに元の海に同化していく。

もう前に進むしかないよって言っているように。

船は陸路から離れ、何もない大海原にただ一隻進む。

指し示すコンパスに従って迷わず、力強く。

船はただ一隻だけど、大丈夫。孤独ではない。船の周りには鳥が飛び交っている。

この空もこの海も世界のどこかに繋がっている。

そんなことを考えながら、私の世界一周は始まった。

#世界一周

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