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12月25日:今週のアーユルヴェーダ養生

クリスマスから始まる一週間です。

日本ではクリスマスイブのほうに注目が集まり、
25日のクリスマス当日はどちらかというと
普通の一日になりがちですね。

海外のキリスト教が主宗教になっている国々では
25日は休日で、クリスマスのメインはこの日。

家族や友人たちと過ごす穏やかな一日です。

今年もあと一週間になりましたが、
急にやってきた寒波のせいで
体調を崩しいている方も多いかもしれません。

折角の年末年始のお休みを
有意義に過ごすためにも
今週は特に体の声を聞きながらお過ごしください。

年末ぎりぎりまでお仕事の方も
すでに早目に休みに入った方も
気を付けて頂きたいのは3つです。
・適度に運動すること
・適度な休息をとること
・食べ過ぎなどによる胃腸の乱れに注意すること

これのどこがアーユルヴェーダ?と
思われるかもしれませんが、
これもアーユルヴェーダです。

まず、
・適度に運動すること
・適度な休息をとること

気温が低く、日が短い冬の時期には
主に水のエネルギーをもつカパが
強く働くようになります。

カパは免疫力強化をサポートしたりと
体に力を与えてくれる
縁の下の力持ちのような存在。

一方で、
カパが強くなりすぎると
体が重い、ダルい、ずーっと眠いなど
不活性な状態を引き起こしてしまいます。

このカパのエネルギーが
良い方向に働くためには
適度に運動することと同時に
適度に休息をとることが有効になります。

運動は、無理に何かを始めるのではなく
歩くことで大丈夫。
いつもより少し歩くことを意識して、
エスカレーターではなく階段を使ってみるとか、
少し家の周りを散歩してみるとか、
あるいは、家の中で、踏み台昇降的なことを
やってみるので良いのです。

寒いとじっとしていたくなりますが、
できるだけ動くを頭において。

同時に、休息も大事です。
日暮れが早く、夜の時間が長くなっていますが、
年末に向けてのイベントなどなど
ついつい夜の時間も活動に充ててしまいがちです。

でも、本来は、長くなった夜の時間は
休息のための時間。
できるだけ体を休める時間です。

特に、現代人は、一日中パソコンやスマホを眺めていて
目だけでなく、脳を酷使しています。
パソコンやスマホの発するブルーライトは
脳への刺激となっているので、
夜にこれを浴びると睡眠の質に影響するとも言われています。

少なくとも、パソコンやスマホは早めに閉じて
脳にとっても、目にとっても、そして、体にとっても
休息のための時間を作ってあげてください。

こうしたことを日々続けることが
冬に強く働くようになる
体内のカパのエネルギーが
過剰に働きすぎて悪影響を及ぼすことなく
適切に働いてもらうことができて
結果として、体力や免疫力など、
体の基盤を整えることにつながります。

次の食事。

お正月にはおせちをはじめ
ごちそうを食べる機会が多いはずですが、
すでにその前に、この時期
外食などで胃腸の状態が乱れてしまう方が
多いのではと思います。

折角のお正月を不調で過ごすのは避けたいもの。

胃腸の乱れの調整には、
一にお白湯
二にお白湯
がアーユルヴェーダです。

お茶でも紅茶でもコーヒーでもなく、
とにかく、お水を沸かした
素のお湯、お白湯です。

アーユルヴェーダ式お白湯の作り方と
いうものもありますが、
病気の治療ではないので、
それは、ちょっと置いておいて。
ポットのお湯で構いません。
あるいは、一度に沸かして、
保温ボトルに入れたものでも構いません。

ここでは、どんな風に作ったお白湯か?は気にせず、
水を沸かしてできたお湯を飲む
ただそれだけを目指して。

食べ過ぎで胃がもたれる。
いつも食べないようなものを食べて
消化不良な感じになっているなどなど
胃腸の不調を感じたら、
お白湯を飲んでみてください。

飲み方もあまり深く考えなくて大丈夫。
病気の治療ではないので。

食べ過ぎたと感じたなら、
次の食事を控え目にしてお白湯を飲む。

あるいは、
いつもはコーヒーや紅茶、お茶を飲むところを
一日だけ、すべてお白湯に置き換えてみる。
それだけでも、なんだか胃がすっきりするはずです。

お白湯は胃腸の乱れの調整装置、
リセットを手伝ってくれます。

年末年始を目前にラストスパートという方も
すでにホリデー気分の方も、
まだまだ夜の時間が長い冬のこの時期を
有意義に過ごすためにも、
運動、休息、そして、お白湯を
頭の隅のおいてお過ごしくだい。







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